2009年6月15日月曜日
ゼミの感想
ゼミの感想
最近、日常生活の中で言葉の意味を正確に把握しようとしている自分がいる気がする。例えば誰かが「~ってすごい」と言った時の「すごい」は何がどうその人にとってすごいのかということである。多くの人はこのようなものすごい抽象的な言葉を頻発するけど、日常生活でならまだしも、ディスカッションの中でのこの種の発言は許されない。絶対に突っ込まれる。でも、たぶん答えられない。この種の言葉を使うのは自分自身、言葉の意味を正確に理解できていないための一種の逃げと、考えるからである。それから、もう一つ意識しているのは、いかに短いセンテンスで自分の言いたいことを適格に相手に伝えるか。これも実に難しい。自分の言いたいことを少しの言葉で正確に伝えるのは想像以上に難しい。だからと言って、長い言葉で質問したから良い質問というのは違うと思うし、むしろ逆だと思う。長いと相手だけじゃなく、自分も説明の途中で何を言いたいのかが分からなくなり、その結果、同じ内容を何度も繰り返して核心に話がいくのは最後になる。この状況は個人的には一番避けたいことである。
アクトビラについて
初めてのグループワークでしたが、とても楽しかったです。本当に楽しかったです。自分では考えもつかなかったアイデアがどんどん出てくるは、チームメイトのやる気に触発されて自分も今まで以上のやる気が出てくるはで何層にも渡ってプラスのエネルギーが自分の中で構築されていきました。また機会があれば是非やってみたいです。チームのみんなありがとう!!
プレゼンの内容としては、内容自体は準備に時間をかけましたが、発表方法は直前に決めた感じだったので、その部分での準備不足は否めません。これがプレゼン時間オーバーにつながった最大の要因だと思います。個人的には、他の班のプレゼンで物凄く印象に残った人が三人いました。プレゼンの内容がどうこうと言うより、プレゼンの仕方がすばらしかったと思う。あれだけの人を前にして堂々と(声も大きく)、冷静で、そして自分の世界に僕たち視聴者を引っ張り込むような感じで。あんなプレゼンを自分もいつか出来るようになりたいです。ゼミ後の食事には三人のゲストスピーカーの方々が来て下さいましたが、特に山野さんには色んなお話をして頂きました。やはり、ビジネスパーソンとインフォーマルな場でお話をするのは楽しいですね。
0612ゼミの感想
市場を創る
9章・10章共に、自分の中では当たり前だと思っていた用語の意味が、色々な質問が出る中で、徐々に揺らぎ、本質が分からなくなるといった体験をした。
知的財産のオープン度合いを判断することは出来るのかという問題は面白かった。そもそも判断主体は政府主導による制度的なものと主に民間の特許ホルダーの2つがあること。そして前者は定量・定性分析を用いることで判断し、後者は産業ごとに判断の度合いが異なる。それでもどのくらい開放すべきかということはやってみないと分からない部分が多いのではないか。ネット上のβ版サービス等は、非営利で善意によって動いていた過去のLinuxのような恊働の仕組みを取り入れている。過去の例を定性的に分析し、その例に基づくことが必要では?
また、ディズニーの問題は興味深かった。ミッキーマウスの影響で著作権の保護期間が伸びるのならば、それは競争を阻害しないか?ただ、キャラクタービジネスを含む創作物を扱う産業にはこうした競争の度合いが可視化しづらく、またそもそも競争が必要かどうかも言い切りにくいという性質があるように思える。
正の外部性も「市場の失敗」、すなわち社会的に最適配分がなされていない状態に分類されるという部分が10章の中では気になった。この場合の社会とは何か。ネットワーク経済などでは何が過少供給なのか。語義を明確にする必要がある。
acTVila 2.0
組織を上手くワークさせるということがいかに難しいかが勉強になった。そもそも自分のチームでは(本番も含めて)タイムマネジメントが上手くいかなかった。それは最初に全員の目標を共有できていなかったという面もあるし、その目標を達成するには何をなすべきかという視点も欠けていた。まず始めに目標を設定し、逆算的に現状分析→提言と持っていけばよりスムーズに事は運んだだろう。個人的にはベストは尽くしたとは思うが、もっともっと良いもの、良いチームは作れたはずで、結局自分一人が暴走気味になって、チームのメンバーに迷惑をかけてしまった。メンバーそれぞれを活かしきれるような立ち回り方をするよう心がけたい。
他の班の発表はスライドもアイデアもすばらしいものだった。全体のアイデアをまとめて1つに落とし込んでいく作業とかやっても良いんじゃないか。更にこうしたアイデアが実現不可能な4つの理由(「権利処理」「光インフラ」「広告単価」「タイムスポンサー」)をどうしたら変えていけるかという所まで考える事もやる価値はあるのではないか。
ゼミの感想
●市場を創る
9章では、知的財産について。100年経っても価値のある著作物は、全体の1%以下。この1%以下のために、いわゆるミッキーマウス法が成立した。最初はどうせ業界団体とのしがらみや利権なのかな、と思ったが、よく考えるとミッキーがフリーになることによる世界経済への打撃は看過できないのではないか。だがやはり保護期間が長くなるほど、不自由も多くなるようにも思う。特に、フェアユースなどがまだない日本においては、大陸法の弊害とも言える新たなイノベーションへの壁となってしまう可能性がある。ただすでに保護期間が50年もあるのだから、根本的にはほとんど状況は変わらないとは考えられるが。いずれにせよ、新技術が出るたびに法改正の必要が出てくる状況は、先進国としていかがなものかと思う。
11章では、外部性について。プラスでもマイナスでも外部性の発生は、市場の失敗を意味するという点は、かなり面白かった。今まで、負の外部性に関してはよく耳にしたから良かったが、プラスの外部性がなぜ失敗なのかまだまだ理解が甘いので、今このブログを書きながら猛烈に勉強している。最近、自分の中で経済がアツい。
●アクトビラ発表
金ゼミに入って本当に良かったと思うのは、こうした外の世界と触れる機会がかなり多いということだ。ただ、今回は時間に限りがあり、もっとfeedbackをいただきたかったのが心残りだ。タイムマネジメントにも問題があるが、むしろ8時に学校が閉まるのは早すぎると思うのは私だけ?
このようなグループワークはやっていて本当に楽しいと思う。やはり評価が伴うとなると、モチベーションは一気に上がるものだと実感した。そして大賀さんのストイックさには脱帽。色々と学ばせてもらいました。私は結果が出ないと気が済まないタイプだが、結果以上のものが得られているということを謙虚に受け止めよう。
食事会も大いに盛り上がって楽しかった。私は電通の渋川さんや韓国からの留学生2人と同じテーブルだったが、やはり男同士の会話は肩書も世代も国境も超えるものだと感じさせられた。冗談は置いておき、教養深い人がいると話がはずむのだなと改めて思った。
0612ゼミの感想
今回、大賀さんのおっしゃる通り、私は著しく予習が足りなかったと猛省している。知的財産権については、ゼミに入ってからこれまでCreativeCommonsなどで何度も議論したトピックなのに、基本的な特許・著作権・商標の違いが自分は曖昧だったことに気づかされた。また、外部性の話では、正の外部性が働くときは過少供給、負の外部性が働くときは過剰供給が起こるという話はとても興味深かった。正負どちらの場合も外部性が起こると市場の失敗につながるという話が出たが、私は正の外部性について具体例が想像できなかった。そもそも正・負とはどうやって判断するのだろうか。毎週思うことだが、深い議論をしようと思っても、その前の前提知識の部分で躓いてしまう自分が悔しい。もっと勉強します。それにしても、最初は苦痛でしかなかった「市場を創る」ですが、経済の話って少しだけ面白いですね。
・アクトビラ
今回のグループワークは、私にとって反省点が盛りだくさん残った。まず、私たちのチームをぐいぐい引っ張って下さった銭谷さんには、感謝の気持ちと、申し訳なさと、尊敬の念でいっぱいです。今回の私たちのプレゼンは銭谷さんなしでは成し得なかったと思う。プレゼン面でも、ブレストに始まりチームでのディスカッションの面でも、まだまだ自分にはもっとできたこと(というかするべきこと)があるはずだと思う。今回の反省を次回のグループワークに活かしていきたい。最後のゲストの方からのフィードバックで「現実と未来の目標がつながらないのは何故だろうか。それは、実現にいろんな問題を孕んでいるからだ。」
という話があった。若干言い訳のように聞こえなくもないが、それだけ実行手段の部分がアクトビラ2.0のようなプレゼンにおいては重要なのだろう。
0612ゼミの感想
よかったところは、NCのときよりも声量が大きかったところ。改善すべきは、やはり司会者としての議論の運び方。あれだけ外部性について理解するのに苦労したんだから、聞いているみんなも同じはず。自分がわかっているからといって、次に進んでいいはずがない。もっと聞いている側に落とし込んで議論を進めたい。こんかいの議論で感じたことは、まとめのときにも言ったが、言葉の定義をきちんと定めてからでないと、いくら議論をしても堂々めぐりになってしまい、時間の無駄になってしまうということ。個々が、その時々の議論の場で、言葉がどのような意味を持っているかを理解した上での方が、議論の効率は上がる。これから議論の前に、言葉の定義づけをはっきりした上で始めてもいいのではないか、と思った。
・アクトビラ
とにかく自分が無力であることを実感した。達成感はあった?と聞かれたら、答えはノーだ。まだまだできたはずである。3年生に圧倒された、というのは言い訳にすぎない。もういっそためしに4期生だけで班を組んでみてもいいのではないだろうか。寄りかかってしまうような存在がないときの方が、そのプレゼンの結果はどうであれ、成長できると思う。なにはともあれ、グループワークは楽しい。これからももっとこういう機会があったら嬉しい。
アクトビラ製作の裏側が聞けてためになった。けれども、どれもなんとなく言い訳に聞こえてしまったような。現状を変えられないとイノベーションは起こらない。アクトビラをどうにかしたいなら、現状に立ち向かっていくしかないのではないか。わたしたち学生の弱点で、強みなのは、自由に理想を描けるという点にある。そのメリットを生かしつつ、現状を知り、それでも諦めない強い心がほしいなと思った。
グルワ、どの班もおつかれさまでした!わたしは今回、とにかく先輩たちのすごさを実感しました。追いつきたいです!
0612ゼミの感想
◎市場を創る
9章「特許という困惑」は、市場にインセンティブを与える「所有権」を、「知的財産権」に具体化して解説している章。これまでのゼミでも、著作権についての議論はたびたび出てきた。この章を読んで知的財産権と市場インセンティブとの関係への理解が深まったことによって、何故「著作権」議論が重要であるかについてもより理解できたように感じる。知的財産権の保障は「国の決定」と「企業の特許権の使い方」にレベルわけされていると先生はおっしゃっていたが、私が先日総務省でヒアリングをした「情報通信法」は前者のレベルだ。「国の決定」はコンテンツの多様性に対してあまりに固定的だと言われているようだが、この「情報通信法」など、日本の政府も少しずつそこから脱却しようとしている。従来の通信/放送の二分法を、コンテンツの持つ社会影響力のレイヤーに分けたこの法律が、日本の市場にどれだけインセンティブを与えるか注目していきたいと思う。
10章について。ご指摘があったように、内容について予習不足であったと反省している。もっと本を読んでる時点で自分が「外部性」を理解しきれていないことを自覚して、ちゃんと調べてくるべきだった。最近の自分の読書が「とりあえずノルマをこなす」薄いものになっていることを痛感した。特にタスクが多い週にはそれが顕著になる。みなさんどのように時間を作っているのだろう。自分の現状に甘えず、常に周りを見習って向上していきたい。
◎アクトビラプレゼン
最初に、宮村さん、亀ちゃん、村山くんのてんむすメンバーには本当にありがとうと言いたいです。
正直言って、私は今までグループワークってあんまり好きじゃありませんでした。お互いに気を遣ってぐだぐだぐずぐずしてしまうことが多くて、一人でやる方がずっと楽だしいいものが出来るとか協調性のかけらもないことを考えていました。けれどこのてんむすチームでは、それぞれのアイディアや発言がどんどんつながって前進しているという実感がありました。今回のプレゼンは、4人の誰が欠けても決してできなかったと自信を持って言えます。二週間本当に楽しかったです。なんでこんなに楽しかったのかなあと考えたら、4人全員が同じレベル、方向性で「発表をいいものにしたい」という前向きな気持ちを共有していたからかな、と思います。とっても「シリアス」でいいチームだったと思います。
もちろん反省点も多々あります。多くの方が指摘しているタイムマネジメントは大いに反省すべきポイントです。プレゼンのみならずその前の準備段階においてもでした。私たちの班が時間を大幅にオーバーしてしまったのは、調査、アイディア、スライド準備すべての初動が遅く、プレゼン練習を全くできなかったからだと思います。私たちのアイディアはじっくり議論を重ねて生まれたものですが、もっとタイムマネジメントをしながら準備を行っていけばもっと総合的によくなれた気がします。「青春ぴんく」班はチームメンバーがよく団結しクリエイティブでありながら、タイムマネジメントをし、全体を見通そうとする「理性」を感じました。よくまとまったスライドにもそれが表れていたと思います。私は目の前のことを考えるだけで、しっかり全体を見通すことができていなかった気がします。時間だけでなく、精神的に先輩に頼ってしまったことも反省点です。チーム内で協力することはもちろんながら、そのなかでも自立した人間でいられるよう、もっともっともっとがんばらなくてはいけないと痛切に感じました。
総評について。「日本では~」「日本は~」そういった言葉を何度も聞いた。未来を考えようとすればするほど、日本とはなんて硬直的な環境であるか認識する。金ゼミに入って、私は学部のときよりずっと政治の重要性を認識している。
食事会では山下様、山野様のお話を聞くことができた。「好きという気持ちが大事。」私も同じ意見です。
今回のグループワークは春期最大の思い出になるかもしれない。本当に楽しかったです。
2009年6月14日日曜日
0621ゼミの感想
【市場を創る】
まず、自分は今回ゼミでもよく扱われた知的財産権についてプレゼンを行った。議論点を上手く提示することができなく、結局金先生やほかのゼミ生のみなさんからディズニーという具体例がでてきて、そこから議論が発展していった。本来なら自分からこのような議論の余地のあるテーマを提供しなければならない。それができなかったのは私自身、知的財産権について具体例まで落とし込んで考えていなかったことが問題だと思った。抽象的な概念だけをだらだらと語りつづけていても、人に興味を持たせることはできない。それにタイムマネージメントにも影響がでてしまう。抽象的なことは、ポイントをしぼって、そこから発展性のある具体例を考えだす訓練が必要だ。
今回、知的財産権と外部性について議論したが、この2つに共通していることは、これといった答えがなく、解決策も絶対のものが存在しないということだ。また、視点を反転させて考えることが重要だ。一方に対してはプラスだが、もう一方にとってはマイナスになる。常に二者間の関係によって事は成り立っていると思った。商標、特許、外部性。これらの言葉を自分ではなんとなく知っているつもりだった。しかし、自分で具体例が思いついたり自分の言葉で説明できないのは知らないことと同じだ、と感じた。
【アクトビラ】
前で発表していて、とても頭があがるものではなかった。具体的には班のメーリスで流したが、今回のグループワークで、自分はしっかりと自分の班での役割を果たせなかった。それに、何となく先輩に頼ってしまい、責任感もなかったと反省している。自分の班は、徹底的に実現可能なビジネスモデルについて議論した。そのような考え方はあまりしたことがなかったので、先輩方から吸収できることが多く、その点は有意義だと思う。しかし、少し木を見て森を見ず、の状態になってしまった。自分の班の案と、他の班のコンセプトを組み合わせたらよりよいものができると思った。
恥ずかしながら、自分の班の発表をひきずってしまい、今回他の班のアイディアやゲストスピーカーの方々のお話をあまり集中して聞くことができなかった。どの班も自分には思いつかないようなアイディアやプレゼンをしているのだから、次に生かすために誰よりもしっかり聞かなければならないのに、こんなことでは精神が弱すぎると思った。
自分のことばかりを書いてしまったが、今回のゼミは自分にとって内容というより、徹底的に叩かれた、という点でよい経験になった。最近金ゼミでの自分の位置について悩むことが多い。今回の経験を次回からのゼミや、映像制作に生かしていきたい。
0612ゼミの感想
市場や経済といった話はたしかにむずしいのですが、それをちがった例に置き換えてみることで、だいぶ理解しやすくなります。事前に本を読んでくるだけではなく、自分でその内容を例に置き換えてみるなどして理解を深め、当日の全体の議論に臨んでいきたいと思います。
【アクトビラ】
本当に充実したグループワークでした。アクトビラのサービスについて、ソフト面とハード面から、そして、ユーザー視点とアクトビラやTV局、広告会社の視点からというように、あらゆる角度からみんなで考えに考え抜きました。「みんなで」といっても、他のメンバーの創造力と論理的思考にはまさに脱帽といった感じで、本当に学ぶことが多かったです。
今回、自分一人では到底たどりつくことのなかったであろう提案を作り上げることができ、この内容自体にはとても満足しています。ただし、プレゼンはかなり時間をオーバーし、全体の進行に迷惑をかけてしました。今後の課題として、プレゼンの内容はもちろんのこと、限られた時間の中で何を一番伝えたいかということをふまえ、伝える内容を取捨選択するということにももっと注意してに取り組んでいきたいと思います。
次は韓国映像制作ということで、またこのグループで活動できるのがすごく楽しみです。楽しい作品になるといいです。
6月12日ゼミの感想
特許、商標、著作権の話を再度整理できてよかった。
制度は一律で様々ある状況を一般化したにすぎないため、一概にあてはまらないケースもよくあると思う。さらに、これからはよりコンテンツが増え、一般化するのは難しくなる。制度が改訂されるスパンが短くなることが予想されるので、自分の中の情報を常にアップデートしていかねばならないと感じた。
また、外部性の話は新鮮だった。ネットワークの外部性は学部ではおなじみであった。しかし、個人的には正の外部性しか認識していなかった。今回の議論では、何事にも二面性があって良い点、悪い点を認識した上で、正当性などを議論せねばならないと改めて認識した。
アクトビラ
皆さんお疲れさまでした。
今回のプレゼンはどのチームもとても興味深く、自分の未熟さも痛感した時間になった。てんむすチームのデモまでもっていく姿勢を見習いたい。学生に足りないの力はやる気や創造力ではなく、実現力だと思う。しかし、デモを行うことによって実現可能性への説得力が圧倒的に増す。どんなに言葉で論理武装しても、デモの実演にはかなわない。
前にも出ていたが、タイムマネジメントにはもっと気をつけないと行けないだろう。僕が所属している学部ゼミでは、時間を1秒でもオーバーするとプレゼンの評価が大幅に落ちる。エレベーターピッチなどで時間と表現の感覚を磨いていく必要があると感じた。
また、ゲストの皆様のコメントは非常に参考になった。これは、自分たちがしっかり準備したからこそ得るものも多かったのだと思う。これからも1つ1つのことを丁寧にこなしていきたい。
2009年6月13日土曜日
1+1+1…+1=∞
商標は独占しても周囲に損失はないから、更新によって事実上永遠に得られる。
著作権は制限がある。独占することによる不利益もある。
先日Creative Commonsで著作権について勉強したばかりなのに、商標との違いを聞かれてわからなくなってしまった。著作権が永遠になることで利益を得る権利者は1%程度だとしても、残り99%の作品になすすべはなく法律は動かされてしまう。しかし、どの結果が良いのか、見る視点によって評価は異なる。99%の作品は著作権が切れることで誰かに発掘されて無料公開され、未来の人のインスピレーションを刺激するかもしれない。1%の作品は著作権切れによって、独占していたキャラクターが自由の身になり、多くの人を巻き込む社会問題を生むかもしれない。
何かを起こしたらそれがどういう影響があるのか?を考えるステップだ大切。
視点をずらすというのは「市場」という言葉も同じ。社会や時間、見る切り口によって変わってくる。
「外部性」は当事者以外に及んだ取引の影響。正でも負でも、社会の最適よりも多かったり少なかったりすることで、市場の失敗と呼ばれる。この意味は忘れないようにしよう。
【アクトビラ発表】
待ちに待った各班の発表。他の班の動向も気になるけれど、自分たちはベストを尽くせるように準備する。ゼミで、団結力とわくわくする感じと緊張感を味わったのは初めてだった。
実は「せいしゅんぴんく」は直前にきて大幅な改定をした。それまでは順調に決めていて余裕もあったなか、当日になって変更を加え、それに伴っていろいろな不具合が出てきて…でも、ベストと思えるまで多少リスクがあっても妥協しないことは大切だと思った。先輩はこんなふうにプレゼンの喋りの練習をしているんだな、と吸収できたり、実際にもっと~して話した方がいいよ、と直接アドバイスをいただいたり、本番前の時間はとても有意義なものだった。不安要素をできるだけ取り除くために努力して、でもある程度やったら、「大丈夫!」というこのチームの雰囲気とそれでうまくいくバランスが好きだな、と思った。
他の班を見るのもすごく楽しくかった。自分たちも同じ題で議論したからこそ、「こう来たか!」と思わされたり、「もっと~なんじゃないか」と考えながら見ることができた。偶然、全体がリモコンに注目していた。今回いらっしゃったアクトビラの方にとっては傾向がわかりやすい結果だったのかもしれない。そんな中せいしゅんぴんくだけ少し異色だった。私たちはほとんど自分たちの頭と机で答えを出した。他の班を見ていると、実際に企業訪問をしたり電機屋で体験したりと行動している班が多かった。今回、私たちはデータは揃えた上で、考え抜くことで答えを出し、結果的には他との差別化ができた。けれど「行動する」ことも選択肢にあるんだな、と気付かされた。
発表は終えてみるとすごくあっという間だった。発表したからには他の班に質問したり、自分たちの班への指摘を聞きたかった。そう思えたのも、頑張って取り組んだからだと思う。
この日のゼミで思ったのは、いろんな学部生がいることの良さ。
普段違う分野を勉強しているからこそ、互いに専門分野を生かして、一人とか同じような集まりじゃできなかったことができる。1+1+1=∞ってほんとなんだな!!と思った。
プレゼンは他のチームがいるからこそ、まさに切磋琢磨できた。次は映像制作。長期取組だが、また、楽しみながらやりぬきたい。
6月12日ゼミの感想
【市場を創る】
市場を創る、今回は2章だけすすんだ。
まずは特許について。
今回は特許、著作権だけでなく商標もでてきて少々複雑だったかもしれない。
具体例のディズニーランドだが、議論中に中国の某遊園地にいたあの偽ミッキーを思い浮かべた。
あのようなまがい物が氾濫するのはディズニーが提供する夢の消費者としてはいただけないものだ。
次に外部性について。
経済の概念というのは私が思った以上に皆にとって分かりにくいのだろうか。
今度経済学の基本に関する勉強会でも開いてみようか。
自分の理解を高める助けになるし、実行してみる価値はあるかもしれない。
私が習ってきた経済学では不の外部性(いわゆる外部不経済)に注目することが多かったので、正の外部性についてはもっと具体例として多く知っておいたほうがいいかもしれない。
外部不経済について、全てを経済活動に取り込むという資本主義の性質も議論してみたら面白いかもしれない。
【アクトビラ】
このプレゼンに対して、集まったゲストがとても多かったのは驚いた。
それぞれの班に対しての質問が最低1つ、最高5つもあったので、質問の時間がなかったのは残念でたまらない。
タイムマネジメントについてはうちの班はちょうどに収める努力をしていたが、それでもオーバーしてしまった。これは純粋に反省点だ。それでも、他の班よりもまだ短かったのは、ゼミとしてタイムマネジメントの習慣が根付いていない証拠だろう。今後は絶対に改善しなければいけない。というわけで、このブログを書いてすぐにメーリングリストにタイムマネジメント改善についての提案を投げる。
21.6.12 ゼミの感想
【市場を創る】
残念ながらプレゼンの流れをつかむことが出来なかったが、議論は盛り上がれてよかった。ミッキーは延命させるべきか、否かの問題だが、個別の例だけを見れば延命させるべきだと私は思った。著作権を失うことによってディズニーは莫大な額の損失を出す、あるいは逸失利益を失う。それによってディズニーの株価は暴落する。ディズニーはダウの構成銘柄であるからダウも下がる。ダウが下がるとアメリカ市場全体が下がる。そうすると日本は当然全世界のマーケットが冷え込む。それに比して、誰が利益を得るのだろうか。確かにミッキーが安く買えるとなると一時的に消費者は喜ぶが、ダンピングがおきると品質は下がり、ブランド力も低下する。ディズニーランドは閉鎖され従業員は失業する。消費も減退し、夢もなくなる。結局みんなが不幸になって終わるのではないか?ただし、個別の事情のためにルール全体が変わる必要はないとも思える。そんなことを思ったが、テクニカルな面ではまだ知識不足が否めないので、もっと知識を増やしたい。
【アクトビラその他】
デクスターはほんとうによくやったと思う。他班は時間が長すぎるように思われた。言い方は悪いが誰だって2倍の時間をかけたら2倍のことが言える。その分内容に対する評価も高くなるのは当然だと思う。一番最初というのも、いろんな意味でかなりきつかった。そう言ってもこれは厳密なプレゼンコンテストではないし、勝つことだけが目的じゃない。そういう意味で、私たちは目的を達成できたと思う。自分たちに自信が持てたので、どんな結果がきても満足だ。
食事では、電通の渋川さん、韓国からの留学生の方々とお話しが出来て本当に素晴らしかった。皆さん本当にユーモアのセンスと知識に富んでいていつまでも飽きなかった。韓国の留学生の方には北朝鮮政治からサブカルチャーまで見識が非常に深く、非常に有意義なお話が聞けた。渋川さんもデジタルだけでなく、国際政治にも通じていて人としての深みを感じさせられた。渋川さんは「今のデジタルは本当に儲からない。このままでは未来はない。アダルトを除いて。」とおっしゃっていたが、そのとおりだと思う。だから変えなければならない。それはこれからも考えなければならない課題だ。
ゼミの感想
今度は韓国映像製作、がんばりましょう!!
・市場を創る
今回一番自分の中で印象に残ったワードは「市場の失敗」である。「外部性」というものを理解するとき、私はなかなか腑に落ちない感覚が抜けなかった。でもそれは、社会の面から問題を見ることが出来ていなかったからである。個人や企業単位でものを見てしまって、全体を俯瞰することが出来ていなかった。
しかし、その社会そのものについて、一つ一つの利害関係はどんどん連鎖していくから、どこに「社会」が存在するのか?ということについてはもっと深く考えてみたい。
私は社会学専攻であるけれど、なにが社会と呼ばれるものなのか、上手く言葉にならない。単純な言葉をしっかりと自分の言葉で説明できるようにならなければ。
・グルプワーク:アクトビラ2.0
私の所属班であるチーム「DEXTER」は、主にケータイに付くアクトビラアプリについてだったのだが、シンプルだがまとまった案になっていて自分では良い出来だったと思う。
他の班のプレゼンは、調べ方や根拠の求め方・向かう方向性もそれぞれ違っていて、リモコンのアイデアが多かったがその使い方・普及の仕方・目的もそれぞれ異なっているのが面白かった。
たとえば、アクトビラをよりネットとして見ているところが多いと感じた。ウィジェットや視聴者参加システムなどの提案がそうである。一方自分のチームではどちらかというとテレビとしてのアクトビラをなるべく崩さないようにしていた。このあたりも含め、さまざまなアイデアの違いを議論していけたらおもしろかっただろうと思う。
しかし、それには時間があまりにも足りなかった。というのは戸高さんもおっしゃっていた通り、タイムマネジメントが上手くできていないところが多かったからもある。自分たちが練り上げたアイデアを提示された時間内に表現しきる。とても難しいことだが、時間内に収めるために推敲していくなかでよりシェイプアップされた案が出てくるのではないかとも思う。
プレゼンの形では、特にせいしゅんぴんくのやり方が勉強になった。1つのコンセプトを定めて、それを軸に進めていくから一貫性があって、なにが言いたいのかがわかりやすかった。
限られた期間の中で密度の濃いグループワークができ、他のグループの自分にはない発想に触れることもできて、とても有意義な2週間だった。
来週はNCのプレゼンターなので、みなさんにとってプラスになるものが出来るようにがんばります!
0612ゼミの感想
●輪読「市場を創る」9章~10章
今回の発表及び議論は予定時間よりも大幅にオーバーしました。私のタイムマネージメントが悪いといえばそうなのかもしれません。ですが私が、時間が非常に押してしまったことの一番の理由として今回特に感じたのは「皆の予習が足りないのではないか?」ということです。たとえば10章で話に出た「外部性」について。本を読んだ段階で、ある程度自分で調べられる言葉だったのではないでしょうか。私自身、「外部性」という言葉は全く知りませんでした。ですが、自分で調べ、ある程度理解し自らの言葉で説明できるようにしてからゼミに挑みました。勿論適切な具体例が思い浮かばなかったという至らなさはあります。しかし、たとえ不完全なものであっても、「しっかりと予習しよう」「わからない言葉をある程度わかるようにしておこう」という心がけは何よりも必要なものだと私は考えています。今後はゼミ生それぞれが責任感を持ち、自分の担当でないNCであれ輪読であれ、しっかりと予習を進めてきてほしいと思います。私自身もこのことを肝に銘じてこれからもがんばります!
「正の外部性」と「負の外部性」の話は非常に面白かったです。自分の中で漠然としていた内容でしたが、イメージとして固まったような気がします。とりわけ興味深かったのが、時間の流れによって「正」であるか「負」であるかが決まるという点について。戸高君が言っていたエコバックを例にとると、ShortTermでは、ビニール袋に代わるものとして環境に優しいと見られており「正の外部性」があるように見えますが、LongTermでは、結局はエコバックを生産するためにその他資源が無駄遣いされてしまい「負の外部性」が生じてしまうということが起こり得るかもしれません。結局のところ、何が「正」を生み出し何が「負」を生み出すかということは予想がつかないと思います。また、そもそも外部性を生み出さない「完全な社会」など存在し得ないのではないでしょうか。
また知的財産権の話では、ミッキーマウスというわかりやすい具体例を用いた議論展開ができて良かったと思います。ミッキーマウスの著作権がディズニーのものでなくなったら、ミッキーマウス2.0として新たなミッキーが生まれるかもしれませんが・・その一方でミッキーが至るところに存在するようにもなってしまうわけで、そう考えると何だか微妙な気持です。権利を保護すべきか、放棄すべきかは、その保護対象の種類に大きく作用されると思います。・・正直なところ、権利問題については金ゼミで散々扱っているにもかかわらず、なかなか理解するのが難しいです・・。もっと勉強しなければ駄目だなと痛切に感じました。
●acTVila2.0
自分のグループの発表がうまくいくかどうか、他のグループがどんな発表をするのか、聴衆からの反応はどうだろうか・・。とにかく不安でいっぱいでした。発表する直前は心臓が口から出そうなほど緊張してしまいました。ですが、前に立つと不思議と緊張は無くなって、自分らしく楽しみながら発表をすることができました。まだまだ至らない点は多かったと思いますが、現段階では満足しています。
私たちDEXTER班では、acTVilaアプリという携帯電話との連動サービスを提言させていただきました。携帯電話という、多くの人々にとって身近な電信機器と連動させることで、acTVilaの認知度は上がり、それが将来的な顧客の獲得に繋がると考えです。当初は、「acTVilaをパソコン化する」というサービスモデルを考えていました。しかし企業訪問の際に、山下様より「acTVilaはあくまでもテレビである」というお話を聞き、考えを変え、あくまでも「TV」であるというスタンスを崩さないようなサービスを提言することとしました。総評の中にもありましたが、やはりテレビが「お茶の間に置かれるオープンなメディア」である限り、それを完全にパソコン化してしまうことは難しいと思います。(権利的な問題や広告主との関係などによって)その一方で、デジタルTVと携帯電話というハード面での連動は実現可能性も高く、ユーザー側に対しても、手軽で面白いacTVilaの在り方を実現していると考えています。具体的な収益モデルについて落とし込んで発表することができていなかったのは反省しなければならない点ですが、シンプルでありながら良いサービスが提言できたのではないかと思います。
その他グループの発表はどれもクオリティが高くて、また、アイディアも豊富なものばかりだったのでとても楽しめました。同じものを調べていても、視点はここまで違うものなんだなあと驚きました。特に面白いと思ったのはせいしゅんぴんく班の、「acTVilaを家電にする」という考え。私たちのグループとは異なり、そもそものTVの在り方を新しいものにしている点が非常にユニークだと思いました。紙芝居を使った発表方式も素敵でした!戸高君のイラストの上手さにびっくりしました。隠れた才能ってやつですね。
また最後に時間配分についてですが、どのグループも時間オーバーしていた点はやはり気になりました。1、2分ならまだしも、5分以上時間をオーバーしているグループがいくつかあったのは残念でした。今後はもっと時間にも気を使って発表していきたいですね!
余談ですが、アフターの食事会で山下様及び山野様とたくさんお話させていただくことができ楽しかったです。やはり社会を広く知っている方は違うなあと感じました。刺激を受けました!
2009年6月12日金曜日
本日のゼミの感想
【市場を創る】
9章の「特許という困惑」の議論の際に、発言しようと思ったけど、これは流れ的に違うってなってしまったので発言できなかったことがあった。3年にもなってなにやってんだって話なんですが、それをここに書かしていただきます。
イノベーションを行うのは企業であり、オープンソーシャル的な考えを行い、イノベーションを外に頼り切ってしまうと、企業内でのイノベーションが途切れてしまうのではないのかということだったが、そもそもその企業が扱っているビジネスによって変わってくるのではないのかと思う。
たとえば、mixiは、SNSとしては成功している企業だと思うが、mixiなどのSNSサイトはプラットフォーム、つまりひとを集める場であり、コンテンツはユーザーによる日記やレビュー、フォトアルバムや、新聞社や出版社が扱っているニュースなど、mixi自体は何も提供していない。
しかし、mixiは、いかにして人を集めるのかという、「アイデア」ベースのイノベーションを行い続けている。それは、SNSがオープン化し、ある1つのアカウントで様々なSNSが利用可能になればさらに、イノベーションを続け、差別化を行わねばならない。ゆえに、mixiという企業内でのイノベーションは絶えないだろう。
10章の外部性の話では、時間軸によって、外部性の性格、つまり正か負かということが変化してくるという話がおもしろかった。はじめは第3者にとっても利益をもたらしていたサービスでも、時間が経つと負になってしまう。自然開発などで、最初は住民が潤っても、後に公害に発展してしまうというのが1つの例だろう。
【アクトビラ】
どの班もリモコンについて述べていた。せいしゅんぴんくでもほんの少し話題としては出たが、せいしゅんぴんくの「くらしの中心でiとつながる」というコンセプトでごり押しする点に入れる余地がなかったため断念した。
どの班の発表もその班らしさがなんとなく見えており、おもしろかった。attractvila班の「creator's cafe」つまり、アクトビラのコンテンツをテレビ局以外の視聴者からも集めようという発想は、面白いとも思ったが、その登録料を1万円とるというのは参入障壁が高すぎるのではないか。たしかに、コンテストを毎月のように行って、提供者にインテンシブを与えるのは理解できるも、そのための初期投資が高すぎる。だとすれば、ニコニコ動画で行われている、ニコニコ映画祭(その時により賞金は違うが、100万を超えていた時もあった)などに投稿した方がいいと思ってしまうに違いない。
他にもMcKimsey班の、リモコンをまず無償配布という案も、フリービジネスの成功例は、ソフトバンクのモデムを無償配布してシェアを増加させたという実績のある案からの裏付けのあるアイデアのように思えるが、そもそもアクトビラに加入しているテレビ自体がまだ100万台で、他にも対応していないテレビや、対応していても、回線を引かねばならないテレビの方が多いのだから、チューナーの無償配布や、低額で提供して、アクトビラにつながっているテレビを増やしてからの話ではないのかと感じた。
あと、内容とは関係ないけど、どの班も時間を過大にオーバーしすぎな感がいなめなかった。まぁうちの班も1分ほどオーバーしてしまったが、全体として予定よりも大幅に押していた。自分たちが苦心して考え出したアイデアを伝えきるというのも重要だとは思うが、限られた時間内に伝えるということをもう少し念頭に置いてもいいのではないかと思ってしまう。