2009年6月15日月曜日

ゼミの感想

●市場を創る

9章では、知的財産について。100年経っても価値のある著作物は、全体の1%以下。この1%以下のために、いわゆるミッキーマウス法が成立した。最初はどうせ業界団体とのしがらみや利権なのかな、と思ったが、よく考えるとミッキーがフリーになることによる世界経済への打撃は看過できないのではないか。だがやはり保護期間が長くなるほど、不自由も多くなるようにも思う。特に、フェアユースなどがまだない日本においては、大陸法の弊害とも言える新たなイノベーションへの壁となってしまう可能性がある。ただすでに保護期間が50年もあるのだから、根本的にはほとんど状況は変わらないとは考えられるが。いずれにせよ、新技術が出るたびに法改正の必要が出てくる状況は、先進国としていかがなものかと思う。

11章では、外部性について。プラスでもマイナスでも外部性の発生は、市場の失敗を意味するという点は、かなり面白かった。今まで、負の外部性に関してはよく耳にしたから良かったが、プラスの外部性がなぜ失敗なのかまだまだ理解が甘いので、今このブログを書きながら猛烈に勉強している。最近、自分の中で経済がアツい。

●アクトビラ発表

 金ゼミに入って本当に良かったと思うのは、こうした外の世界と触れる機会がかなり多いということだ。ただ、今回は時間に限りがあり、もっとfeedbackをいただきたかったのが心残りだ。タイムマネジメントにも問題があるが、むしろ8時に学校が閉まるのは早すぎると思うのは私だけ?

 このようなグループワークはやっていて本当に楽しいと思う。やはり評価が伴うとなると、モチベーションは一気に上がるものだと実感した。そして大賀さんのストイックさには脱帽。色々と学ばせてもらいました。私は結果が出ないと気が済まないタイプだが、結果以上のものが得られているということを謙虚に受け止めよう。

 食事会も大いに盛り上がって楽しかった。私は電通の渋川さんや韓国からの留学生2人と同じテーブルだったが、やはり男同士の会話は肩書も世代も国境も超えるものだと感じさせられた。冗談は置いておき、教養深い人がいると話がはずむのだなと改めて思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿