2009年6月12日金曜日

本日のゼミの感想

 アクトビラのグルワがおもしろかっただけに、終わってしまったのは少しさみしい感があるのは僕だけじゃないはず。映像制作も頑張りましょう。

【市場を創る】
 9章の「特許という困惑」の議論の際に、発言しようと思ったけど、これは流れ的に違うってなってしまったので発言できなかったことがあった。3年にもなってなにやってんだって話なんですが、それをここに書かしていただきます。
 イノベーションを行うのは企業であり、オープンソーシャル的な考えを行い、イノベーションを外に頼り切ってしまうと、企業内でのイノベーションが途切れてしまうのではないのかということだったが、そもそもその企業が扱っているビジネスによって変わってくるのではないのかと思う。
 たとえば、mixiは、SNSとしては成功している企業だと思うが、mixiなどのSNSサイトはプラットフォーム、つまりひとを集める場であり、コンテンツはユーザーによる日記やレビュー、フォトアルバムや、新聞社や出版社が扱っているニュースなど、mixi自体は何も提供していない。
 しかし、mixiは、いかにして人を集めるのかという、「アイデア」ベースのイノベーションを行い続けている。それは、SNSがオープン化し、ある1つのアカウントで様々なSNSが利用可能になればさらに、イノベーションを続け、差別化を行わねばならない。ゆえに、mixiという企業内でのイノベーションは絶えないだろう。
 10章の外部性の話では、時間軸によって、外部性の性格、つまり正か負かということが変化してくるという話がおもしろかった。はじめは第3者にとっても利益をもたらしていたサービスでも、時間が経つと負になってしまう。自然開発などで、最初は住民が潤っても、後に公害に発展してしまうというのが1つの例だろう。

【アクトビラ】
 どの班もリモコンについて述べていた。せいしゅんぴんくでもほんの少し話題としては出たが、せいしゅんぴんくの「くらしの中心でiとつながる」というコンセプトでごり押しする点に入れる余地がなかったため断念した。
 どの班の発表もその班らしさがなんとなく見えており、おもしろかった。attractvila班の「creator's cafe」つまり、アクトビラのコンテンツをテレビ局以外の視聴者からも集めようという発想は、面白いとも思ったが、その登録料を1万円とるというのは参入障壁が高すぎるのではないか。たしかに、コンテストを毎月のように行って、提供者にインテンシブを与えるのは理解できるも、そのための初期投資が高すぎる。だとすれば、ニコニコ動画で行われている、ニコニコ映画祭(その時により賞金は違うが、100万を超えていた時もあった)などに投稿した方がいいと思ってしまうに違いない。
 他にもMcKimsey班の、リモコンをまず無償配布という案も、フリービジネスの成功例は、ソフトバンクのモデムを無償配布してシェアを増加させたという実績のある案からの裏付けのあるアイデアのように思えるが、そもそもアクトビラに加入しているテレビ自体がまだ100万台で、他にも対応していないテレビや、対応していても、回線を引かねばならないテレビの方が多いのだから、チューナーの無償配布や、低額で提供して、アクトビラにつながっているテレビを増やしてからの話ではないのかと感じた。
 あと、内容とは関係ないけど、どの班も時間を過大にオーバーしすぎな感がいなめなかった。まぁうちの班も1分ほどオーバーしてしまったが、全体として予定よりも大幅に押していた。自分たちが苦心して考え出したアイデアを伝えきるというのも重要だとは思うが、限られた時間内に伝えるということをもう少し念頭に置いてもいいのではないかと思ってしまう。

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