投稿が遅れ大変申し訳ありません。
NC CONDUCTOR LCO
NC担当者とコメンテーターの3人のプレゼンの順序と内容が大変分かりやすく、「広告業界の現状」→「Webマーケティング」→具体的事例としての「Conductor LCO」という流れを意識しながらプレゼンを聞くことができました。内容面では、小宮君の説明にあった①情報過多②AISASモデルへのシフト③クロスメディア/メディアミックスという広告の3つ変化と、広告におけるパワーバランスの変容の話が大変分かりやすかったです。また、菱木君が現在のWebマーケティング手法の具体例として挙げていた事例の中で、Twitterを用いたマツダの手法は気になりました。マツダの他にもTwitterをプロモーションの手段の一つとして利用する企業が増えているみたいですが、Twitterのようにユーザーの何気ない意見が集まって集合知としての価値を生むようなものは、Webの特性を多いに活かす手法として今後ますます広がりをみせるのではないかと個人的に感じます。NC後半のPlatformBusinessの話では、プラットフォームの定義や「3つの機能」をはじめ、Amazonの新旧ビジネスモデルの比較などを通してプラットフォームの特性を学ぶ事ができました。
レッシグ氏の講演
様々な事例を交えながら、20世紀までのRead Onlyのカルチャーと20世紀以降のRead Writeのカルチャーを対比させ、特に2008年以降はProfessional + Amateur、Commercial + Non-CommercialというHybridという概念に基づく"Sharing Economy"の時代であるという風に非常に説得的且つ明快にプレゼンが展開なされて、圧倒されました。また、ビジュアルに訴えかけるスライドや効果的な音楽の挿入、抑揚のある話し方など、パフォーマンスとしても大変に魅力のあるプレゼンで、圧巻でした。内容面、テクニック/スタイル面ともに、参考とすべき所が多く、今後意識的にとりいけていければいいなと感じました。
残念だったのは、語学力が至らず理解が及ばなかった部分も多かった事で、英語力がやはり自分にとっての大きな課題であることを痛感しました。
2009年5月4日月曜日
0501ゼミの感想
【ゼミ】
議論の時間が短かったことと上手く広がらなかった
点が残念だった。
4期生の質問は皆、自分自身思いが至らなかった
事をスパっと出してくれるのでありがたい。
去年1年間通しても強く感じたのだが、議論にならない。
ゼミの形式をとっている以上、扱うテーマに関して自分
なりに意見をもって臨まないと議論などできるわけはない。
3期生が中心になって、少しずつでも変えていきたい。
pptについても、多くの人が分かりやすいなどの感想もあった
が、残念だ。こちらも以前から感じていたことだが、pptの説明
は何のためにあるのか。を再考すべきなのだろう。目的は議論
の際、一助の功を担うことにある。そういった観点から見ると、
自分のpptは非常に不完全かつ消化不良なものであった。
問題点を認識するのは容易いが、それを修正するのは非常に
難しい。
【講演】
欧米の大学教授は、話がうまい。確かにその通りだった。
ppt、話の構成全てにおいて刺激的だった。しかし、内容
的にはCODE2.0とかぶる所が大きく、あまり目新しさを感
じなかった。
久しぶりに内から込み上げてくるものがあった。定期的に
このようなイベントに参加するのも良いなと思う。
ゼミと講演会を終えて
人生って大変ですね。村山です。
~ゼミについて~
先輩方の分かりやすい説明のおかげで、ほとんど知識のなかったWEBマーケティングに一定の理解を得ることができた。電車、バス、お店や道路で無数に見かける多様な広告にもともと関心があったため今回の議題は自分にとって有意義なものだった。特に広告モデルにおける、AIDMAモデルからAISASモデルへの変化という内容が興味深かった。言われてみればという感じで、確かに自分の購買行動を振り返ってみると、何か買いたいと思う商品があっても、すぐには購入せず、色んなサイトでユーザーの口コミや評判を確認し納得してから商品を購入していた。このような消費者の行動は当たり前のことなのかもしれないが、広告会社がその現状をいち早く察知し、単に広告を作るだけでなく「いかに消費者に興味を抱かせる広告を作るか、いかに消費者の広告への能動的な関与を促すか」ということに注力し、統計データを取っているという事実が面白かった。このような状況をもたらしたものはインターネットの登場だと思う。つまり、インターネットによって個人の持つ力が強くなったということです。例えば、インターネット以前は自分の考えを世の中に発表するのに出版社で本を出したり、テレビや新聞で取り上げられる位しか方法がなかったが、今ではブログやSNSを通して個人が自分の意見や感想を発信できるようになったというように。さらに、お店にご飯を食べに行くにしてもインターネットで評判を調べられるようになったことで、お店は今まで以上にお客へのサービスを充実させなければならなくなった。サービスが悪く、その情報を発信されたらお店の経営問題にも発展しかねないですからね。このように、情報を得る力と情報を発信する力を個人に持たせたインターネットによって広告の在り方も徐々に変わってきたのだと感じた。また、戸高代表がされたLPO(ランディングページ最適化)に関するプレゼンで、確かに便利だし、欲しい情報を素早く獲得できるとは思うけど、やはりプライバシーの問題は無視できないと思った。LPOに関しては以前から知っていたため、その時から利便性がある反面、プライバシーへの配慮をいかにすべきかということに関心があったので、もう少し深く皆で議論したかった。ただ、そこに時間を割けなかった分、金先生のおかげで、全く知らなかったプラットホームビジネスというとても魅力的なビジネスモデルのお話をして頂けたので、自分にとって意味のあるゼミだったと思う。
~講演会について~
まず第一に、もっとCCについて調べていけば良かった、次に語学力の大切さを改めて感じました。
講演の中でCCのコンセプトが「著作権者を保護しつつ、同時に著作物の流通を促す」ということは理解できましたが、細かい部分までは理解できませんでした。ただ、著作権を完璧に規制することなく、それを著作権者が許す範囲内で自由に使用できるという概念には共感できました。というのも、何人かの人も書いてましたが、プロが作成した作品(著作物)をアマチュアが(著作権者が許す範囲内で)使用することで、大衆の目に留まる確率が高まるだけでなく、アマチュアの作品に興味を持ったユーザーが、もともと作品を作ったプロにも興味を持ち、プロに対しても一定の利益還元が予想できるからです。そういう意味でCCの存在はとても魅力的だと思いました。
また、翻訳機を通さず英語での内容理解にも挑戦してみましたが、断片的にしか言っていることが分からず、語学の大切さを再認識するとともに、すごく悔しかったです。韓国合宿では英語でのディベートも控えているということで、何らかの準備を始めなければということを痛感しました。
遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
~ゼミについて~
先輩方の分かりやすい説明のおかげで、ほとんど知識のなかったWEBマーケティングに一定の理解を得ることができた。電車、バス、お店や道路で無数に見かける多様な広告にもともと関心があったため今回の議題は自分にとって有意義なものだった。特に広告モデルにおける、AIDMAモデルからAISASモデルへの変化という内容が興味深かった。言われてみればという感じで、確かに自分の購買行動を振り返ってみると、何か買いたいと思う商品があっても、すぐには購入せず、色んなサイトでユーザーの口コミや評判を確認し納得してから商品を購入していた。このような消費者の行動は当たり前のことなのかもしれないが、広告会社がその現状をいち早く察知し、単に広告を作るだけでなく「いかに消費者に興味を抱かせる広告を作るか、いかに消費者の広告への能動的な関与を促すか」ということに注力し、統計データを取っているという事実が面白かった。このような状況をもたらしたものはインターネットの登場だと思う。つまり、インターネットによって個人の持つ力が強くなったということです。例えば、インターネット以前は自分の考えを世の中に発表するのに出版社で本を出したり、テレビや新聞で取り上げられる位しか方法がなかったが、今ではブログやSNSを通して個人が自分の意見や感想を発信できるようになったというように。さらに、お店にご飯を食べに行くにしてもインターネットで評判を調べられるようになったことで、お店は今まで以上にお客へのサービスを充実させなければならなくなった。サービスが悪く、その情報を発信されたらお店の経営問題にも発展しかねないですからね。このように、情報を得る力と情報を発信する力を個人に持たせたインターネットによって広告の在り方も徐々に変わってきたのだと感じた。また、戸高代表がされたLPO(ランディングページ最適化)に関するプレゼンで、確かに便利だし、欲しい情報を素早く獲得できるとは思うけど、やはりプライバシーの問題は無視できないと思った。LPOに関しては以前から知っていたため、その時から利便性がある反面、プライバシーへの配慮をいかにすべきかということに関心があったので、もう少し深く皆で議論したかった。ただ、そこに時間を割けなかった分、金先生のおかげで、全く知らなかったプラットホームビジネスというとても魅力的なビジネスモデルのお話をして頂けたので、自分にとって意味のあるゼミだったと思う。
~講演会について~
まず第一に、もっとCCについて調べていけば良かった、次に語学力の大切さを改めて感じました。
講演の中でCCのコンセプトが「著作権者を保護しつつ、同時に著作物の流通を促す」ということは理解できましたが、細かい部分までは理解できませんでした。ただ、著作権を完璧に規制することなく、それを著作権者が許す範囲内で自由に使用できるという概念には共感できました。というのも、何人かの人も書いてましたが、プロが作成した作品(著作物)をアマチュアが(著作権者が許す範囲内で)使用することで、大衆の目に留まる確率が高まるだけでなく、アマチュアの作品に興味を持ったユーザーが、もともと作品を作ったプロにも興味を持ち、プロに対しても一定の利益還元が予想できるからです。そういう意味でCCの存在はとても魅力的だと思いました。
また、翻訳機を通さず英語での内容理解にも挑戦してみましたが、断片的にしか言っていることが分からず、語学の大切さを再認識するとともに、すごく悔しかったです。韓国合宿では英語でのディベートも控えているということで、何らかの準備を始めなければということを痛感しました。
遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
5月1日 ゼミ&レッシングの講演の感想
【ゼミ:NC 『Conductor LCO』】
今回はNCのコメンテーターの担当だった。
(1)準備、議論全体などのハードの面
(2)内容などのソフトの面
(3)自分のプレゼンについて
以上の3点から感想を述べる。
(1)準備、議論などハード面に関して
『セッションの成果』
今回は新たな試みとしてNCやコメンテーター間で会議(=セッション named by菱木)をしてから当日に望むことを提案して実行してみた。まだまだ改善点はあるが、やはり事前のセッションは必要であると思う。やや議論が出来レースというか、こちらの意図するほうに作りすぎた感はあったが、去年の終盤に見られた、意見/議論点がでないという状況よりはかなりの進歩であると思う。PPTの各自の役割分担は明確にできていたし、一人では出なかった意見をもとに議論設計ができたのではないだろうか。今後のNC、コメンテーターには事前にセッションするも、議論を作りすぎず、状況に応じた議論のストーリー設計をしていくよう試行錯誤していってもらうことを強く望む。そうやって金ゼミのNCが少しずつ進化していけばいいと思う。
なによりセッションは楽しかった。またやりたいと思う。
戸高、菱木お疲れさまでした!
(2)内容などソフト面に関して
『認知させる、ただそれだけのこと。』
「認知」というのは非常に重要であると感じた議論であった。amazonなどのplatformに参画する企業は主に認知を目的とする(システム上の問題なども大きいが)。
最近、広告の役割などを考えるにあたっていろいろ難しく考えすぎていたようだ。学生団体の講演会の広報活動をするにあたって感じたのが、”ある物事を知らせされなければ、その人にとってそれは存在しないのと同じ”だということ。いくら魅力的なコンテンツや商品であっても、それが人々に認知されなければ何も始まらないのだ。そのための工夫がplatform businessであり、クロスメディア戦略なんだと思う。つまり、広告活動とは”認知させる活動”のこと。ただそれだけのことである。かなり個人的なことであるが、ずっともやもやしていたものがすっきりした(笑)
(3)自分のプレゼンについて
『まだまだ、これから』
内容、visualの2面から述べる。
<<内容>>
『ロジックにおける穴』
体調の優れない中のプレゼンだったが、そのようなことは言い訳にもならない。金先生がスポッチャの食事の際に「小宮のプレゼンはすべてが重要のように聞こえる。結局なにが一番重要なのかがわからない。」とおっしゃっていたが、まさにそのようなプレゼンだったように思う。プレゼン中に、それを痛切に感じた。説明が一つの大きなルートではなく、様々な小道によって構成されており、散漫になってしまっている。
ただ、自分の中で、客観的にその弱点が把握できたことは大きいことであると考えている。菱木のプレゼンは今後において多いに参考になると思う。彼のプレゼンは各パートにおいて、一度立ち止まって一番言いたいことを明示する。なにを言いたいのかが非常に明確であり、わかりやすいプレゼンターであると感じた。菱木に限らず、様々なプレゼンターのよいところを吸収していきたいと思う。
<<visual>>
『ある程度の収穫』
visual面ではある程度収穫があったのではないかと思う。
ゼミの2日前ほどの、商学部の授業でプレゼンをしていた人のvisualの使い方に衝撃を受けた。今まで見たどんなプレゼンよりもexitingで、わかりやすかった。こんなプレゼンが世の中に存在するのかと鳥肌がたった程である。インパクトはもちろんのこと、各スライドへの意向がすべて連動しており、オーディエンスの意識を途切れさせなかった。そのメソッドを急いで、少し真似をして作り替えてみた。時間がなく、まだまだ彼のメソッドの一部分しか真似できてはいなかったが、visualに関してはインパクト/わかりやすさともにまだまだ全然ではあるが、以前よりは改善されたように思う。
今回は文字の使いかたという点で彼の真似をしてみたが、今後は各スライドの連動性や”意識のしりとり”という点を重視してスライド作成をしていきたい。4期生の竹内先生もおっしゃっていたように、様々な人のよいスライドを参考にして、吸収して、真似して、レベルアップを図っていきたい。
【レッシング講演に関して】
『One slide:One word or One picture!!』
昨年から金ゼミやFreeBusinessの論文を通じて学んできたことなので、内容に関して特に斬新な部分があったというわけではないが、レッシングの講演を生で聞けるというのは非常に価値があったと思う。特にプレゼンテーションの進め方に関してはかなりの部分で学ぶ点が多かった。彼は「One slide:One word or One picture」の原則そのままのような非常に見事なプレゼンであった。話すwordに連動してスライドが繰り出され、pictureも非常にconceptualで効果的に伝えていた。
自分のプレゼンのスタイルとは多少スタイルが違うが、上記の話ではないがレッシングのプレゼンの吸収できるところは吸収していきたいと思う。先生やゼミ生から「レッシングの真似をしてくれ」との無茶ブリが来たので、次回なるべくできるよう努力してみたいと思います(笑)
2009年5月3日日曜日
ゼミ&レッシグ講演
こんばんは、菊池です。今祖父母の宅で、懐かしいダイヤルアップ接続にて更新。
【ゼミの感想】
ネット広告と潜在意識の喚起というテーマから始まり、プラットフォームビジネスの議論へと発展した。今回のゼミでは、広告全般の現状やプラットフォームビジネスの基本的な概念を学ぶことができた。また、先週のオープン化の話と共通している部分もあり、原理的部分を様々な議論にあてはめるという意味での訓練にもなったと思う。
もう一つ、ゼミの進め方にひとつ考えたことがあった。前回のゼミでも同じく、タイムスケジュールの意義はいかなるものか、ということに関して。時間に余裕のあるタイムスケジュールで、議論の時間を増やすのも良いのでは?と思ったが、あるいは何か意図があってこの形式にしているのかもしれないので、今後先輩方と話してみたい。
【レッシグ講演の感想】
「Youtubeで見ていたような、外人のすげぇプレゼンが見れた!」と感動。
それはさておき。講演の中で、「commercialとshareのhybrid」というフレーズが印象的だった。思い浮かべたのが、昨今動画共有サイトで無数に見かけるMAD動画(藤田さんが詳しく書いてます)。従来だと、このMADは保護された著作物を無断使用しているということで削除の対象となっていたが、それが最近広告として利用されはじめている。著作物の一部を無断使用しても、動画サイト運営者がそれを発見、権利者へ通知し、権利者は自らの広告をブラウザ上に表示させることができる。
例えば、角川グループの人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は、大量のMAD動画が出回っていて、アマチュアとは思えない完成度の高さを誇るものもいくつもある。それを広告としてうまく権利者へ利益還元できるシステムをYoutubeが開発し、実際に稼働している。(参照:http://www.atmarkit.co.jp/news/200902/23/youtube.html)
このように、ボランティアのアマチュアが宣伝をしてくれるというなんともおいしい状況は、「shareとcommercialがhybridする」というレッシグの理念や、講演中に挙げらていた様々な例(アマゾン、マイクロソフト、レディオヘッド・・・)とも共通し、今後大きな流れになっていくのだと感じられた。
ところで、帰りの電車で村山氏&竹内氏と英語力上げようって話をしていました(韓国合宿もあるため)。なにか、みんなでやっていけたらと思います。
【ゼミの感想】
ネット広告と潜在意識の喚起というテーマから始まり、プラットフォームビジネスの議論へと発展した。今回のゼミでは、広告全般の現状やプラットフォームビジネスの基本的な概念を学ぶことができた。また、先週のオープン化の話と共通している部分もあり、原理的部分を様々な議論にあてはめるという意味での訓練にもなったと思う。
もう一つ、ゼミの進め方にひとつ考えたことがあった。前回のゼミでも同じく、タイムスケジュールの意義はいかなるものか、ということに関して。時間に余裕のあるタイムスケジュールで、議論の時間を増やすのも良いのでは?と思ったが、あるいは何か意図があってこの形式にしているのかもしれないので、今後先輩方と話してみたい。
【レッシグ講演の感想】
「Youtubeで見ていたような、外人のすげぇプレゼンが見れた!」と感動。
それはさておき。講演の中で、「commercialとshareのhybrid」というフレーズが印象的だった。思い浮かべたのが、昨今動画共有サイトで無数に見かけるMAD動画(藤田さんが詳しく書いてます)。従来だと、このMADは保護された著作物を無断使用しているということで削除の対象となっていたが、それが最近広告として利用されはじめている。著作物の一部を無断使用しても、動画サイト運営者がそれを発見、権利者へ通知し、権利者は自らの広告をブラウザ上に表示させることができる。
例えば、角川グループの人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は、大量のMAD動画が出回っていて、アマチュアとは思えない完成度の高さを誇るものもいくつもある。それを広告としてうまく権利者へ利益還元できるシステムをYoutubeが開発し、実際に稼働している。(参照:http://www.atmarkit.co.jp/news/200902/23/youtube.html)
このように、ボランティアのアマチュアが宣伝をしてくれるというなんともおいしい状況は、「shareとcommercialがhybridする」というレッシグの理念や、講演中に挙げらていた様々な例(アマゾン、マイクロソフト、レディオヘッド・・・)とも共通し、今後大きな流れになっていくのだと感じられた。
ところで、帰りの電車で村山氏&竹内氏と英語力上げようって話をしていました(韓国合宿もあるため)。なにか、みんなでやっていけたらと思います。
ゼミと講演会の感想
こんばんは。山本です。
先輩方の上手なプレゼンのおかげで、現在のWEBマーケティングがどのようなものなのか理解を深めることができました。
今回話題にでた、LPO等に使う顧客情報の他企業との共有という新たなビジネスモデルとよく似た構造をもつシステムがplatformビジネスとして既に存在していることに驚きました。というか、amazonのように複数の企業がひとつの市場に集まり、共通認証・課金・決済機能を持ちその上顧客の購買記録をも公開しているplatformビジネスと、今回提案された顧客情報のオープン化という新たなビジネスモデルの決定的な違いが何なのか、まだ私は理解不足の状態です。
いずれにしても、顧客情報の共有・オープン化がこれから進んでいくと、関取さんの意見と似ていますが、消費者の行動パターンがネットによって作り出されていくようで怖いなというような気もします。一人あたりの顧客情報が多くなるにつれ、どんどん消費者は受動的にの消費行動をしていくようになるのではないかとも思います。本を買うときにいつもコーヒーを買う人が、永遠に本を買うときに紅茶を買わなくなってしまうような……。
またいつか、今後のWEBマーケティングについて議論したいなと思いました。
<レッシングの講演について>
youtubeやニコニコ動画などでの著作権違反物も実は権利者の利益に繋がっていることが多いというはなしを広告の授業でも少し習ったことがあります。商業目的のプロと非商業のアマによって利益を生み出すプロセスはとても興味深いです。
また、今回同時通訳への不慣れと前知識の乏しさのため、恥ずかしいことに私は内容の半分も理解できなかったです。同時通訳にうろたえる私と対照的に、英語のまますんなり聞いている金ゼミ生が結構いて、自分の英語力のなさに改めて焦りました。ので、きくりんの案に大賛成です。
先輩方の上手なプレゼンのおかげで、現在のWEBマーケティングがどのようなものなのか理解を深めることができました。
今回話題にでた、LPO等に使う顧客情報の他企業との共有という新たなビジネスモデルとよく似た構造をもつシステムがplatformビジネスとして既に存在していることに驚きました。というか、amazonのように複数の企業がひとつの市場に集まり、共通認証・課金・決済機能を持ちその上顧客の購買記録をも公開しているplatformビジネスと、今回提案された顧客情報のオープン化という新たなビジネスモデルの決定的な違いが何なのか、まだ私は理解不足の状態です。
いずれにしても、顧客情報の共有・オープン化がこれから進んでいくと、関取さんの意見と似ていますが、消費者の行動パターンがネットによって作り出されていくようで怖いなというような気もします。一人あたりの顧客情報が多くなるにつれ、どんどん消費者は受動的にの消費行動をしていくようになるのではないかとも思います。本を買うときにいつもコーヒーを買う人が、永遠に本を買うときに紅茶を買わなくなってしまうような……。
またいつか、今後のWEBマーケティングについて議論したいなと思いました。
<レッシングの講演について>
youtubeやニコニコ動画などでの著作権違反物も実は権利者の利益に繋がっていることが多いというはなしを広告の授業でも少し習ったことがあります。商業目的のプロと非商業のアマによって利益を生み出すプロセスはとても興味深いです。
また、今回同時通訳への不慣れと前知識の乏しさのため、恥ずかしいことに私は内容の半分も理解できなかったです。同時通訳にうろたえる私と対照的に、英語のまますんなり聞いている金ゼミ生が結構いて、自分の英語力のなさに改めて焦りました。ので、きくりんの案に大賛成です。
ゼミと講演会
こんばんは、四期生の金光です。
【NC】
NCの担当とコメンテータの三人は打ち合わせなどをするものだと思っていたので、今回の先輩方のやり方は新たな取り組みと聞いて驚きました。でも発表の順など、三人で一チームのような一体感を感じました。
Web広告について、私は普段、画面に現れた情報をただただ受け流していました。その広告に発信側の戦略があるとは考えていませんでした。「消費者自らが入力した情報をもとに、ターゲットに合わせた広告が提供されている」ことに驚きました。どれくらいのネット利用者がこの事実を自覚しているのかわかりません。少なくとも私は全く考えていませんでした。広告の受け取り手が、この企業の努力や意図を知って広告を目にすれば、抽象的ですがもっと何かが変わるのでは、と思いました。
「自分の購入履歴や入力情報はHPの管理先に把握されている」ことを前提に話が進んでいたので、この感覚はずれているもしれませんが、自分の行動を先読みされて情報を提供されるのにはまだ抵抗があります。でも、そこで考えを止めてしまうのではなく、どうすれば使いやすいかを考えなければいけない、と前回のゼミで感じたばかりです…。
法律の授業で「自分が知られたくないことを知られていないと思っている、そのことがプライバシー」と習いました。どこまで自分のことを分析されているのか、明示されていれば良いのにと思いました。
【講演会】
正直、内容を理解するというよりも、その場の雰囲気を感じて表面的なことを観察することしかできなかったと思います。
本の内容全文をネットで無料公開し、そのまま書籍化したものを販売すると公開前よりも売り上げが伸びたという事例など、『市場を創る』と内容がつながっていたところも多くありました。
「プラットフォームビジネス」については、「AmazonもAppleもMicrosoftも、commercialだけでなくsharingの側面を持っていて、sharingの場がその提供側にとってはお金になる」と理解しました。NCが講演会の予習になってよかったです。
他のゼミ員も言っているようなレッシングさんの「1画面1ワードプレゼン」は、今回の講演会が日本人向けだから単語がわかりやすいように用意されたのかと思いましたが、そうではないようです。
彼の頭の中がそのまま画面に現われているかのように、口も画面も滑らかに進行されていました。pptに進行を振り回されず、常に聴衆を見ているところが印象的でした。
時々、画面の色を黒→白に変化させるのも、シンプルながらわかりやすいアクセントでした。
今日は憲法記念日です。日吉J11教室での憲法シンポジウムに行って来ました。内容も大変興味深いものでしたが、金ゼミの影響で、パネリストの政治家の「話し方」にも注目して参加しました。そのおかげか、話の内容もすんなりと頭に入りやすたかったです。
【NC】
NCの担当とコメンテータの三人は打ち合わせなどをするものだと思っていたので、今回の先輩方のやり方は新たな取り組みと聞いて驚きました。でも発表の順など、三人で一チームのような一体感を感じました。
Web広告について、私は普段、画面に現れた情報をただただ受け流していました。その広告に発信側の戦略があるとは考えていませんでした。「消費者自らが入力した情報をもとに、ターゲットに合わせた広告が提供されている」ことに驚きました。どれくらいのネット利用者がこの事実を自覚しているのかわかりません。少なくとも私は全く考えていませんでした。広告の受け取り手が、この企業の努力や意図を知って広告を目にすれば、抽象的ですがもっと何かが変わるのでは、と思いました。
「自分の購入履歴や入力情報はHPの管理先に把握されている」ことを前提に話が進んでいたので、この感覚はずれているもしれませんが、自分の行動を先読みされて情報を提供されるのにはまだ抵抗があります。でも、そこで考えを止めてしまうのではなく、どうすれば使いやすいかを考えなければいけない、と前回のゼミで感じたばかりです…。
法律の授業で「自分が知られたくないことを知られていないと思っている、そのことがプライバシー」と習いました。どこまで自分のことを分析されているのか、明示されていれば良いのにと思いました。
【講演会】
正直、内容を理解するというよりも、その場の雰囲気を感じて表面的なことを観察することしかできなかったと思います。
本の内容全文をネットで無料公開し、そのまま書籍化したものを販売すると公開前よりも売り上げが伸びたという事例など、『市場を創る』と内容がつながっていたところも多くありました。
「プラットフォームビジネス」については、「AmazonもAppleもMicrosoftも、commercialだけでなくsharingの側面を持っていて、sharingの場がその提供側にとってはお金になる」と理解しました。NCが講演会の予習になってよかったです。
他のゼミ員も言っているようなレッシングさんの「1画面1ワードプレゼン」は、今回の講演会が日本人向けだから単語がわかりやすいように用意されたのかと思いましたが、そうではないようです。
彼の頭の中がそのまま画面に現われているかのように、口も画面も滑らかに進行されていました。pptに進行を振り回されず、常に聴衆を見ているところが印象的でした。
時々、画面の色を黒→白に変化させるのも、シンプルながらわかりやすいアクセントでした。
今日は憲法記念日です。日吉J11教室での憲法シンポジウムに行って来ました。内容も大変興味深いものでしたが、金ゼミの影響で、パネリストの政治家の「話し方」にも注目して参加しました。そのおかげか、話の内容もすんなりと頭に入りやすたかったです。
0501ゼミの感想
NC Conductor LCO
議論の中では主にプラットホームの話になったが、改めてプラットホームの定義、その概念を確認できたと思う。4期生の鋭い、かつ素朴な疑問とそれに対する先生の答えを聞いているうちに、いかに自分がプラットホームについて「知っているふり」をしていたかということが分かった。プラットホームの成功の可否は①コストの最小化、②顧客基盤の強化、③マッチング、の3つをより上手くワークさせることが重要であるという考えは、今後の「市場を創る」輪読の際に意識すべきだと思う。
その分もったいないと思ったのがマーケティングのプレゼン。3名共にWebマーケティングの現状、およびその問題点を上手くまとめていたと思う。しかし、議論の時間がプラットホームに大きく割かれてしまったため、そのプラットホームが割拠する今現在の状況を踏まえた上でのマーケティングのあり方みたいなものを議論する時間が無かったのは惜しい。
また、最後に少し出たプラットホームとオークションの違いが興味深かった。前者はプラットホームを束ねるキーストーンに1番有益なものが1番目立ち(Googleの広告など)、後者では消費者に一番有益なもの(すなわち、安いもの)が1番目立つという対比は今後に活かしたい。
--
レッシグ講演会
テンポの良さ。これを多くのスライドを用いて実現できるところにレッシグのプレゼンの凄さがある。(一部ではアカデミック版ヒップホップとか呼ばれているみたいだが)「お金を媒介とする経済・商業的・プロ・RO文化」と「共有を媒介にする経済・非商業的・アマチュア・RW文化」という二項対立を示した上で、この2つが背反しないことを説明し、そのハイブリッドモデルが多くのプラットホーム上でなされているというまとめ方は、鮮やかの一言に尽きる。ハイブリット文化をsustainableな形で実現するには、RO文化のみを支援する現在の法体系を変えなければならない。そのためにはコピー=利用となってしまう情報財の特性を上手く汲んだCCなどの効果的な法体系が必要である。という要点はそれなりに飲み込めたとは思うが、言いくるめられてしまい、上手く噛み付くこと(質問)が出来なかったのが悔やまれる。
議論の中では主にプラットホームの話になったが、改めてプラットホームの定義、その概念を確認できたと思う。4期生の鋭い、かつ素朴な疑問とそれに対する先生の答えを聞いているうちに、いかに自分がプラットホームについて「知っているふり」をしていたかということが分かった。プラットホームの成功の可否は①コストの最小化、②顧客基盤の強化、③マッチング、の3つをより上手くワークさせることが重要であるという考えは、今後の「市場を創る」輪読の際に意識すべきだと思う。
その分もったいないと思ったのがマーケティングのプレゼン。3名共にWebマーケティングの現状、およびその問題点を上手くまとめていたと思う。しかし、議論の時間がプラットホームに大きく割かれてしまったため、そのプラットホームが割拠する今現在の状況を踏まえた上でのマーケティングのあり方みたいなものを議論する時間が無かったのは惜しい。
また、最後に少し出たプラットホームとオークションの違いが興味深かった。前者はプラットホームを束ねるキーストーンに1番有益なものが1番目立ち(Googleの広告など)、後者では消費者に一番有益なもの(すなわち、安いもの)が1番目立つという対比は今後に活かしたい。
--
レッシグ講演会
テンポの良さ。これを多くのスライドを用いて実現できるところにレッシグのプレゼンの凄さがある。(一部ではアカデミック版ヒップホップとか呼ばれているみたいだが)「お金を媒介とする経済・商業的・プロ・RO文化」と「共有を媒介にする経済・非商業的・アマチュア・RW文化」という二項対立を示した上で、この2つが背反しないことを説明し、そのハイブリッドモデルが多くのプラットホーム上でなされているというまとめ方は、鮮やかの一言に尽きる。ハイブリット文化をsustainableな形で実現するには、RO文化のみを支援する現在の法体系を変えなければならない。そのためにはコピー=利用となってしまう情報財の特性を上手く汲んだCCなどの効果的な法体系が必要である。という要点はそれなりに飲み込めたとは思うが、言いくるめられてしまい、上手く噛み付くこと(質問)が出来なかったのが悔やまれる。
ゼミの感想、レッシグ講演会
おはようございます、栫井です。
ゼミの感想・・・
プレゼンが広告の基礎知識の紹介、Webマーケティングについて、そして本題、という流れで、とてもわかりやすかったです。用語1つをとっても事例をもって説明されていて、頭の中の知識が整理されて、うまく本題まで飲み込むことができたと思います。
プラットフォームビジネスのオープン化、そして顧客情報の共有。 アマゾンが提供している「この商品を買った人はこんな商品も買っています」的な情報が、さまざまなプラットフォーム間でオープン化したら、すごくおもしろそうだと思いますが、実際ビジネスにするとなると、収益化の面などで難しいのかなとも思いました。
オープン化、というものに関しては、今後もっといろいろ議論していきたいところです。自分が理解できているかが不安な面もあり、個々の差異化であったりメリット・デメリットがあいまいなので、もっと具体的な例を出しながら考えていきたいです。
レッシグの講演会・・・
話に追いつけなかった、というのが正直な感想です。本当に漠然としたアウトラインしか拾えなかったんじゃないかと思います。
クリエイティブ・コモンズという概念自体は今回初めて聞きました。
著作権、知的財産権を柔軟に扱って、Read&Writeを推奨する。
今、自分が輪読で担当している章も特許(知的財産権)に関して触れているので、少し重なる部分もありました。
これをふまえて、次回の輪読のプレゼンに挑みたいと思います。
最近自分には批判精神が欠けていると思いました。物事を楽観的にみてしまうところがあり、なんでもそのまま吸収してしまおうとして、なかなか自分の意見をもって批判的に見られていません。吸収する前によく吟味して、自分の持っているものと対比させられるようにしたいです。そうでないと、なかなか議論に参加できないので。
ゼミの感想・・・
プレゼンが広告の基礎知識の紹介、Webマーケティングについて、そして本題、という流れで、とてもわかりやすかったです。用語1つをとっても事例をもって説明されていて、頭の中の知識が整理されて、うまく本題まで飲み込むことができたと思います。
プラットフォームビジネスのオープン化、そして顧客情報の共有。 アマゾンが提供している「この商品を買った人はこんな商品も買っています」的な情報が、さまざまなプラットフォーム間でオープン化したら、すごくおもしろそうだと思いますが、実際ビジネスにするとなると、収益化の面などで難しいのかなとも思いました。
オープン化、というものに関しては、今後もっといろいろ議論していきたいところです。自分が理解できているかが不安な面もあり、個々の差異化であったりメリット・デメリットがあいまいなので、もっと具体的な例を出しながら考えていきたいです。
レッシグの講演会・・・
話に追いつけなかった、というのが正直な感想です。本当に漠然としたアウトラインしか拾えなかったんじゃないかと思います。
クリエイティブ・コモンズという概念自体は今回初めて聞きました。
著作権、知的財産権を柔軟に扱って、Read&Writeを推奨する。
今、自分が輪読で担当している章も特許(知的財産権)に関して触れているので、少し重なる部分もありました。
これをふまえて、次回の輪読のプレゼンに挑みたいと思います。
最近自分には批判精神が欠けていると思いました。物事を楽観的にみてしまうところがあり、なんでもそのまま吸収してしまおうとして、なかなか自分の意見をもって批判的に見られていません。吸収する前によく吟味して、自分の持っているものと対比させられるようにしたいです。そうでないと、なかなか議論に参加できないので。
2009年5月2日土曜日
ゼミ、講演の感想
こんばんは、竹内です。
[ゼミの感想]
先輩方のとてもわかりやすいプレゼンのおかげで、ウェブマーケティングと広告の基礎を学ぶことができました。この2つはもともと僕自身とても興味を持っている分野だったので、今後も自分で勉強していきたいと思います。
この議論の中で、顧客の使用時のデータを集めることで、ウェブマーケティングの効率が上がるという話がありましたが、僕はこれは可能だと考えています。
皆さんもご存知のとおり、POSシステムによって販売時の顧客データ(年齢、購入商品など)を得ることが可能です。さらに今の時代はPOU (Point of Use)の情報が可能になってます。ICカードによって駅の改札を通ったときの情報や投資家がいつ株式情報を閲覧したかがわかるようになったことが良い例です。
このシステムをうまく応用し、プラットフォームが(コンサルティング的な立場で)ウェブマーケティングを担うようになれば、また違った形のプラットフォームビジネスが展開されるのではないかとも感じました。
[講演]
RemixなどRead and Writeが可能な時代において、特許、著作権の緩和が求められていると感じました。プロの作品をアマチュアが加工し、さらにプロの作品が注目されという循環は最終的にはプロも恩恵を得ることが出来ます。一流のアーティスト、クリエイターは得をしないモデルかもしれませんが、うまく折り合いを付けて、プロもアマチュアも損をしない、かつ創造活動のインセンティブになるような知的財産権のありかたを考えていかねばならないと感じました。
一方で、知的財産権などの知識が浅く、また英語での講演ということもあり、議論についていけないことが多々ありました。これらの知識やスキルを向上させるためのいいきっかけになりました。
[ゼミの感想]
先輩方のとてもわかりやすいプレゼンのおかげで、ウェブマーケティングと広告の基礎を学ぶことができました。この2つはもともと僕自身とても興味を持っている分野だったので、今後も自分で勉強していきたいと思います。
この議論の中で、顧客の使用時のデータを集めることで、ウェブマーケティングの効率が上がるという話がありましたが、僕はこれは可能だと考えています。
皆さんもご存知のとおり、POSシステムによって販売時の顧客データ(年齢、購入商品など)を得ることが可能です。さらに今の時代はPOU (Point of Use)の情報が可能になってます。ICカードによって駅の改札を通ったときの情報や投資家がいつ株式情報を閲覧したかがわかるようになったことが良い例です。
このシステムをうまく応用し、プラットフォームが(コンサルティング的な立場で)ウェブマーケティングを担うようになれば、また違った形のプラットフォームビジネスが展開されるのではないかとも感じました。
[講演]
RemixなどRead and Writeが可能な時代において、特許、著作権の緩和が求められていると感じました。プロの作品をアマチュアが加工し、さらにプロの作品が注目されという循環は最終的にはプロも恩恵を得ることが出来ます。一流のアーティスト、クリエイターは得をしないモデルかもしれませんが、うまく折り合いを付けて、プロもアマチュアも損をしない、かつ創造活動のインセンティブになるような知的財産権のありかたを考えていかねばならないと感じました。
一方で、知的財産権などの知識が浅く、また英語での講演ということもあり、議論についていけないことが多々ありました。これらの知識やスキルを向上させるためのいいきっかけになりました。
0501ゼミ&講演会の感想
GW初日、髪を切りすぎました。関取です。5月1日のゼミとレッシグ氏の講演の感想、アップしたいと思います。
①ゼミの感想(News Clipping)
今回は19:00までに講演会のある六本木に移動ということで時間が押した感は否めず、もう少し議論を深めたかったというのが正直なところでしたが、やはり多くの示唆に富むものだったと思います。
特に、議論から派生したPlatform Businessに関する先生のお話は、漠然としてつかみどころの無かった「Web2.0以降」の企業…Googleやamazonといった企業のビジネスモデルに対する理解をより深めさせてくれました。Platform Businessの例えとしてデパートや商店街が出されていましたが、これも百貨店のテナントでアルバイトをしていた僕としては笑、非常に分かりやすかったです。
あと、以下は今回のテーマに関連して僕が個人的に考えていることです。
NC担当者・コメンテーターのプレゼンや議論の中でも挙がったように、Webマーケティングの真髄とは「いかに消費者が能動的に取得したくなるような商品情報を提供するか」というところにあるのだと思います。そしてその為には「いかにして消費者のシコウ(嗜好・志向・思考)を読み取るか」が重要になってきます。Googleの検索連動型広告をはじめ、インターネット広告に関する技術の革新はかなり正確に消費者のシコウを読み取ることを可能にしています。NCで取り上げられた「CONDUCTOR LCO」も、その一つと言えるのでしょう。
こうした技術革新が進むことには、僕は基本的に大賛成です。人は誰しも自分の志向性というものが何処にあるのか、ということを捜し求めていると思うし、こうした広告によってもたらされる情報は、それを知る為の一つの手がかりになり得ると思うからです。だから、企業にはこれらの技術を「自社の製品を消費者に売りつけるための道具」として捉えるのではなく、「消費者が商品と出会うことで自分の志向性や可能性に気づき、新しいビジネスや社会貢献を生み出すきっかけとなる技術」として捉えることを徹底してほしいと思います。
一方、この技術革新は「人間性」のあり方に大きな変化をもたらすのではないか、という懸念もあったりします(「基本的に」大賛成、と留保をつけたのはこのためです)。
Googleの検索連動型広告やamazonのレコメンデーション機能は、リンクページへのクリック数や検索ワードなどの個人情報をデータ化して、そのデータを基にコンピュータが自動的に「おすすめ」を提示しているわけですが、表層だけ見れば
「コンピュータが人間の行動を決定している」
ということになりますよね!?それは極端な話だとしても、リンクページへのクリック数や検索ワードといったネット上での行動の「結果」だけを見て、「あなたはこういう志向性の人間ですよ」と機械的に判を押す・・・よく考えてみると、おそろしいことが起こっている気がします。
先に書いたように良い面もあるので、消費者の側がコンピュータの決定を絶対視しない、ということがとにかく重要になってくると思うのですが・・・普段意識している消費者がどれだけいるのか;
ゼミの時間に持ち込む内容ではないのかもしれませんが笑、こういったトピック(技術の進展がもたらす「人間観」や「倫理観」の変化?)に関してもいつか皆さんと議論してみたいです。
②講演会の感想(by Lawrence Lessig)
「クリエイティブ・コモンズ」の提唱者である、ローレンス・レッシグ氏の講演。一言で言うなら、非常に「わくわくさせる」内容だったと思います。
映像や音楽をふんだんに用い、必殺のワンフレーズを随所に散りばめたプレゼンテーションは、聴衆を惹き付ける匠の技、といった感じでした。
何より良いなと思ったのは、その構成です。前半で様々な規制と闘ってきた人間たちの歴史をエピソードとして紹介し、後半でそれらのエピソードと対比させる形で、著作権法という規制と闘う自らの活動を紹介する。これによって、僕たち聴衆の一人ひとりに、自分たちが重要な歴史の転換点にいるということを認識させ、彼の「闘い」への自発的な賛同を促すことに成功していたと思います。
内容について。
普段から動画共有サイトなどでプロ-アマの壁を超えた面白い作品を目にする機会が多い僕としては、「Remix」などの概念に目新しさは感じませんでしたが、そうした作品の制作を積極的に奨励することで「Remix」元の作品の価値も高めていこう、という氏の発想には、大きく頷けるものがありました。
講演の内容を踏まえての、来週の議論が楽しみです。
ブログを更新するというのは楽しいですね、つい長く書きすぎてしまいます・・・笑
まとめるのも一つの技術、次の投稿からは気をつけたいと思います。
それでは皆さん、良いGWをお過ごしください!!
①ゼミの感想(News Clipping)
今回は19:00までに講演会のある六本木に移動ということで時間が押した感は否めず、もう少し議論を深めたかったというのが正直なところでしたが、やはり多くの示唆に富むものだったと思います。
特に、議論から派生したPlatform Businessに関する先生のお話は、漠然としてつかみどころの無かった「Web2.0以降」の企業…Googleやamazonといった企業のビジネスモデルに対する理解をより深めさせてくれました。Platform Businessの例えとしてデパートや商店街が出されていましたが、これも百貨店のテナントでアルバイトをしていた僕としては笑、非常に分かりやすかったです。
あと、以下は今回のテーマに関連して僕が個人的に考えていることです。
NC担当者・コメンテーターのプレゼンや議論の中でも挙がったように、Webマーケティングの真髄とは「いかに消費者が能動的に取得したくなるような商品情報を提供するか」というところにあるのだと思います。そしてその為には「いかにして消費者のシコウ(嗜好・志向・思考)を読み取るか」が重要になってきます。Googleの検索連動型広告をはじめ、インターネット広告に関する技術の革新はかなり正確に消費者のシコウを読み取ることを可能にしています。NCで取り上げられた「CONDUCTOR LCO」も、その一つと言えるのでしょう。
こうした技術革新が進むことには、僕は基本的に大賛成です。人は誰しも自分の志向性というものが何処にあるのか、ということを捜し求めていると思うし、こうした広告によってもたらされる情報は、それを知る為の一つの手がかりになり得ると思うからです。だから、企業にはこれらの技術を「自社の製品を消費者に売りつけるための道具」として捉えるのではなく、「消費者が商品と出会うことで自分の志向性や可能性に気づき、新しいビジネスや社会貢献を生み出すきっかけとなる技術」として捉えることを徹底してほしいと思います。
一方、この技術革新は「人間性」のあり方に大きな変化をもたらすのではないか、という懸念もあったりします(「基本的に」大賛成、と留保をつけたのはこのためです)。
Googleの検索連動型広告やamazonのレコメンデーション機能は、リンクページへのクリック数や検索ワードなどの個人情報をデータ化して、そのデータを基にコンピュータが自動的に「おすすめ」を提示しているわけですが、表層だけ見れば
「コンピュータが人間の行動を決定している」
ということになりますよね!?それは極端な話だとしても、リンクページへのクリック数や検索ワードといったネット上での行動の「結果」だけを見て、「あなたはこういう志向性の人間ですよ」と機械的に判を押す・・・よく考えてみると、おそろしいことが起こっている気がします。
先に書いたように良い面もあるので、消費者の側がコンピュータの決定を絶対視しない、ということがとにかく重要になってくると思うのですが・・・普段意識している消費者がどれだけいるのか;
ゼミの時間に持ち込む内容ではないのかもしれませんが笑、こういったトピック(技術の進展がもたらす「人間観」や「倫理観」の変化?)に関してもいつか皆さんと議論してみたいです。
②講演会の感想(by Lawrence Lessig)
「クリエイティブ・コモンズ」の提唱者である、ローレンス・レッシグ氏の講演。一言で言うなら、非常に「わくわくさせる」内容だったと思います。
映像や音楽をふんだんに用い、必殺のワンフレーズを随所に散りばめたプレゼンテーションは、聴衆を惹き付ける匠の技、といった感じでした。
何より良いなと思ったのは、その構成です。前半で様々な規制と闘ってきた人間たちの歴史をエピソードとして紹介し、後半でそれらのエピソードと対比させる形で、著作権法という規制と闘う自らの活動を紹介する。これによって、僕たち聴衆の一人ひとりに、自分たちが重要な歴史の転換点にいるということを認識させ、彼の「闘い」への自発的な賛同を促すことに成功していたと思います。
内容について。
普段から動画共有サイトなどでプロ-アマの壁を超えた面白い作品を目にする機会が多い僕としては、「Remix」などの概念に目新しさは感じませんでしたが、そうした作品の制作を積極的に奨励することで「Remix」元の作品の価値も高めていこう、という氏の発想には、大きく頷けるものがありました。
講演の内容を踏まえての、来週の議論が楽しみです。
ブログを更新するというのは楽しいですね、つい長く書きすぎてしまいます・・・笑
まとめるのも一つの技術、次の投稿からは気をつけたいと思います。
それでは皆さん、良いGWをお過ごしください!!
ゼミとレッシグ
こんばんは、小山です。
まずはゼミの感想から。
ゼミのプレゼンは基本的に良くできていたと思うが、やはり時間を考えていないプレゼンを感じる。これは今回だけでなく私のするプレゼンでもよくしてしまうことだが。タイムマネージメントを上手くできるように、これからのプレゼンのシステムを変えていかなければならないのだろうか。少なからず、その必要性を感じた。
議論そのものは司会によってコントロールされていたと思う。ただ、議論を皆で発展、というより、ある求めている答えに向かっていった感を受けたことは否めない。
面白いNCとは、有意義なNCとは何なのか、自分のNC担当までに考えておきたい。
まとめとしての金先生の話はプラットフォームについてのことだった。自分が去年の三田論で扱ったことであるので、もちろん、その内容についての理解はあったが、今回の議論から、そこに自分で導いていくことができなかったことが歯がゆい。GW中に軽くcatalyst codeを読み直そうかと思う。
次にレッシグの講演について。
レッシグの講演は、多少、理解が遅れた部分があるとはいえ、大方満足できた。特に禁酒法を持ち出しての現在の著作権についての考え方は非常にユニークで面白かった。私にとっての問題は、やはり聞き取りが遅れた部分があることも事実なので、少々悔しいこと。また、理解しようとすることに精一杯で、批判的な視点から講演を聴くことができなかったことである。
プレゼンそのものも、先生に指摘された私の弱点と比較しながら聞いてみると、自分のプレゼンがまだまだであることを実感した。
今回のプレゼンから学べることは多く、次回の私のプレゼンに取り入れてみたい技術的なポイントも見つかった。吸収できるものは貪欲に吸収していこう。
余談だが、三田から六本木の会場への移動が思ったより大変だった。韓国合宿に活かせる反省点もあったので、積極的に活かしていきたい。
合宿班、頑張っていきましょう。
まずはゼミの感想から。
ゼミのプレゼンは基本的に良くできていたと思うが、やはり時間を考えていないプレゼンを感じる。これは今回だけでなく私のするプレゼンでもよくしてしまうことだが。タイムマネージメントを上手くできるように、これからのプレゼンのシステムを変えていかなければならないのだろうか。少なからず、その必要性を感じた。
議論そのものは司会によってコントロールされていたと思う。ただ、議論を皆で発展、というより、ある求めている答えに向かっていった感を受けたことは否めない。
面白いNCとは、有意義なNCとは何なのか、自分のNC担当までに考えておきたい。
まとめとしての金先生の話はプラットフォームについてのことだった。自分が去年の三田論で扱ったことであるので、もちろん、その内容についての理解はあったが、今回の議論から、そこに自分で導いていくことができなかったことが歯がゆい。GW中に軽くcatalyst codeを読み直そうかと思う。
次にレッシグの講演について。
レッシグの講演は、多少、理解が遅れた部分があるとはいえ、大方満足できた。特に禁酒法を持ち出しての現在の著作権についての考え方は非常にユニークで面白かった。私にとっての問題は、やはり聞き取りが遅れた部分があることも事実なので、少々悔しいこと。また、理解しようとすることに精一杯で、批判的な視点から講演を聴くことができなかったことである。
プレゼンそのものも、先生に指摘された私の弱点と比較しながら聞いてみると、自分のプレゼンがまだまだであることを実感した。
今回のプレゼンから学べることは多く、次回の私のプレゼンに取り入れてみたい技術的なポイントも見つかった。吸収できるものは貪欲に吸収していこう。
余談だが、三田から六本木の会場への移動が思ったより大変だった。韓国合宿に活かせる反省点もあったので、積極的に活かしていきたい。
合宿班、頑張っていきましょう。
ゼミ&レッシング氏演会
こんにちは、斉藤です! 昨日改めて感じたのですが睡眠は絶対大切だと思います! 睡眠時間が少ないと完全にマイナス思考になります。。。夜に寝て日中の活動時間を有意義にしたいです。
・ゼミについて
まずプレゼンについて。いつもながらわかりやすかったです。何がわかりやすかったかというと、内容をしっかり自分の言葉によって噛み砕いていて、さらに具体的な企業のWEB広告のモデルが紹介されていた点が特にわかりやすかったです。具体的な企業について説明できるということは、「原理を理解して、さまざまなケースに当てはめて考える」という、先週金先生が仰っていたことができている、ということだと思いました。 個人的には無印良品の「無想空間」が魅力的でした。サイトにユーザーが集まって新たな商品を構想していくというのは正にユーザー参加型の広告で、なんてクリエイティブなんだ!と思いました。ですがその反面、やはり自分だったらそのサイトを見ても参加しないだろうと思いました。このように、魅力を感じているけれど何となく敬遠してしまう腰の重いユーザーはたくさんいると思うので、まだまだユーザー参加型、能動的、といってもそれを普及させるのは難しいのではないでしょうか。 そして議論ですが、WEB広告は費用対効果が高く、より深く商品について伝えられるので、顧客の高い満足度を得ることで、口コミでも広がっていく可能性もあり、有望な広告メディアになる、そしてさらに顧客をそのページから逃がさないための工夫LCOについてでしたが、やはりWEB自体がユーザーの能動的な行動を要するものなのでユーザーの潜在意識の喚起に欠けるのではないか、という流れであったと自分は理解しています。 そこで「情報の共有化」という話が出ましたが、確かにLPOのシステムでは人間をキーワードのみで分析している、ということになり、その点で本当に個々のユーザーに対して最適な広告活動をしようというなら少しあさはかであると思いました。だからもっと個々人の行動の伏線まで分析するために情報の共有化をすることに意義を感じました。しかし、「情報の共有化」といっても(私の知識不足のせいなのですが)どの部分の共有化なのか、具体的なイメージがよくわかりませんでした。というか、もうサービスの提供元がぼやけていてはっきりとした構造が私には見えてきませんでした。そんな感じで今日は意見というより先生に質問することしかできませんでした。 それと、「情報の共有化」という個人情報流出のリスクや共有するにあたってのデータを整理する、という負担を背負い込んで、果たして従来のキーワードによる分析とどれだけの差が期待できるのか、ということが疑問でした。
ゼミが終わってメモをとったことを見返した今になってやっと疑問がわいてきたりするので、議論中にもっと頭を回転させなければいけない、と感じました。漠然とですが、やっぱりメディアは「一本化」という方向に進んでいるのだと思いました。
・講演会について
私も今回の講演会はあまり有意義なものにできなかった、と反省しています。自分の体調不良を理由に集中できなかったり能動的に聞く姿勢が足りなかったのが一番の反省点ですが、しかしやはりあのような場所で一人の講演者が大多数の聴講者に向かって講演する、ということはトップダウンのようなものに感じます。プレゼンもとても流れがよく迫力のあるものでしたが、もう少し考える「間」が欲しかったと思いました。私は最後まで内容をあまり理解できず、言葉が左から右へ流れている状態でしたが、ひとつだけとても印象に残っている内容があります。「Read&Write Museam」。 作品が文化のプラットフォームとなって、見る人がシェアしてリミックスする。その過程を通して作品を学んで対話する。という概念です。私は以前から、ただ「見て頷くだけ」しか許さない美術館やその他の文化施設につまらなさと疑問を感じていました。そしてそれを上手く言い当てていたレッシング氏にとても共感しました。現在はまだ参加型の美術館」や文化施設は実現していないけれど、これから模索していけたらとおもっています。
長くなりましてすみません。。。 90分かかりました。。。
・ゼミについて
まずプレゼンについて。いつもながらわかりやすかったです。何がわかりやすかったかというと、内容をしっかり自分の言葉によって噛み砕いていて、さらに具体的な企業のWEB広告のモデルが紹介されていた点が特にわかりやすかったです。具体的な企業について説明できるということは、「原理を理解して、さまざまなケースに当てはめて考える」という、先週金先生が仰っていたことができている、ということだと思いました。 個人的には無印良品の「無想空間」が魅力的でした。サイトにユーザーが集まって新たな商品を構想していくというのは正にユーザー参加型の広告で、なんてクリエイティブなんだ!と思いました。ですがその反面、やはり自分だったらそのサイトを見ても参加しないだろうと思いました。このように、魅力を感じているけれど何となく敬遠してしまう腰の重いユーザーはたくさんいると思うので、まだまだユーザー参加型、能動的、といってもそれを普及させるのは難しいのではないでしょうか。 そして議論ですが、WEB広告は費用対効果が高く、より深く商品について伝えられるので、顧客の高い満足度を得ることで、口コミでも広がっていく可能性もあり、有望な広告メディアになる、そしてさらに顧客をそのページから逃がさないための工夫LCOについてでしたが、やはりWEB自体がユーザーの能動的な行動を要するものなのでユーザーの潜在意識の喚起に欠けるのではないか、という流れであったと自分は理解しています。 そこで「情報の共有化」という話が出ましたが、確かにLPOのシステムでは人間をキーワードのみで分析している、ということになり、その点で本当に個々のユーザーに対して最適な広告活動をしようというなら少しあさはかであると思いました。だからもっと個々人の行動の伏線まで分析するために情報の共有化をすることに意義を感じました。しかし、「情報の共有化」といっても(私の知識不足のせいなのですが)どの部分の共有化なのか、具体的なイメージがよくわかりませんでした。というか、もうサービスの提供元がぼやけていてはっきりとした構造が私には見えてきませんでした。そんな感じで今日は意見というより先生に質問することしかできませんでした。 それと、「情報の共有化」という個人情報流出のリスクや共有するにあたってのデータを整理する、という負担を背負い込んで、果たして従来のキーワードによる分析とどれだけの差が期待できるのか、ということが疑問でした。
ゼミが終わってメモをとったことを見返した今になってやっと疑問がわいてきたりするので、議論中にもっと頭を回転させなければいけない、と感じました。漠然とですが、やっぱりメディアは「一本化」という方向に進んでいるのだと思いました。
・講演会について
私も今回の講演会はあまり有意義なものにできなかった、と反省しています。自分の体調不良を理由に集中できなかったり能動的に聞く姿勢が足りなかったのが一番の反省点ですが、しかしやはりあのような場所で一人の講演者が大多数の聴講者に向かって講演する、ということはトップダウンのようなものに感じます。プレゼンもとても流れがよく迫力のあるものでしたが、もう少し考える「間」が欲しかったと思いました。私は最後まで内容をあまり理解できず、言葉が左から右へ流れている状態でしたが、ひとつだけとても印象に残っている内容があります。「Read&Write Museam」。 作品が文化のプラットフォームとなって、見る人がシェアしてリミックスする。その過程を通して作品を学んで対話する。という概念です。私は以前から、ただ「見て頷くだけ」しか許さない美術館やその他の文化施設につまらなさと疑問を感じていました。そしてそれを上手く言い当てていたレッシング氏にとても共感しました。現在はまだ参加型の美術館」や文化施設は実現していないけれど、これから模索していけたらとおもっています。
長くなりましてすみません。。。 90分かかりました。。。
21.5.1ゼミの感想
こんにちは!勝部です。
【ゼミ】
まず最初に、みなさんプレゼンに向かって非常に準備しているなと感じました。
Webマーケティングについては、Amazonを中心に議論ができて非常に面白かったです。
あと、議論の途中で「Googlezon」というビジネスモデルを思い出しました。
議論とどうにか結び付けようと思いましたが、ちょっと難しかったのでここで紹介させていただきます。
「過去記録(購入履歴から)を持つAmazonと未来記録(検索ワードから)を持つGoogleが情報を共有することによって、マスメディアは終焉し、次世代のメディアが生まれる。」「ネット企業の二極化-(個人の趣味嗜好を掴んだ)Googlezon型の企業と(Googlezon型企業にサービスを提供する)Enabler(イネーブラー)型の企業-が進む。」といった内容の話です。
すでに4年以上も前のことなのですが、先見性に富んでおり、読む価値はあると思います。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/06/news099.html
ただ、現実との相違点は、GoogleとAmazonが統合せずとも独立して「Googlezon」型のビジネスモデルを構築できたという点でしょうか。
【講演】
率直に言って、あまり有意義なものではありませんでした。
しかし、それはレッシグ(の話し)自体が魅力的でないというわけではなく、「英語リスニングの不得意」「事前の調査不足」「話の途中から入った」というように私(たち)に原因があると思います。そもそも僕は不特定多数での講演という形式が嫌いなのですが。内容は断片的にしか理解できなかったので、理解が出来た優秀な人は助けてください(笑)
ちなみに、僕は他人のプレゼンのときにメモを全く取らなかったり、ケータイをいじったりするので、「あいつつまんなそうにしてるな」とよく思われるのですが、それは誤解です。僕は暗記目的以外ではメモを取りません。それは「ガチで話を聞いて、それでも頭に残らない部分は自分には吸収できない」と考えているからです。あと、わからないワードとか興味のあるワードは、忘れないようにその場でケータイ調べるようにしています。だから、その辺は多めに見てください(笑)
【ゼミ】
まず最初に、みなさんプレゼンに向かって非常に準備しているなと感じました。
Webマーケティングについては、Amazonを中心に議論ができて非常に面白かったです。
あと、議論の途中で「Googlezon」というビジネスモデルを思い出しました。
議論とどうにか結び付けようと思いましたが、ちょっと難しかったのでここで紹介させていただきます。
「過去記録(購入履歴から)を持つAmazonと未来記録(検索ワードから)を持つGoogleが情報を共有することによって、マスメディアは終焉し、次世代のメディアが生まれる。」「ネット企業の二極化-(個人の趣味嗜好を掴んだ)Googlezon型の企業と(Googlezon型企業にサービスを提供する)Enabler(イネーブラー)型の企業-が進む。」といった内容の話です。
すでに4年以上も前のことなのですが、先見性に富んでおり、読む価値はあると思います。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/06/news099.html
ただ、現実との相違点は、GoogleとAmazonが統合せずとも独立して「Googlezon」型のビジネスモデルを構築できたという点でしょうか。
【講演】
率直に言って、あまり有意義なものではありませんでした。
しかし、それはレッシグ(の話し)自体が魅力的でないというわけではなく、「英語リスニングの不得意」「事前の調査不足」「話の途中から入った」というように私(たち)に原因があると思います。そもそも僕は不特定多数での講演という形式が嫌いなのですが。内容は断片的にしか理解できなかったので、理解が出来た優秀な人は助けてください(笑)
ちなみに、僕は他人のプレゼンのときにメモを全く取らなかったり、ケータイをいじったりするので、「あいつつまんなそうにしてるな」とよく思われるのですが、それは誤解です。僕は暗記目的以外ではメモを取りません。それは「ガチで話を聞いて、それでも頭に残らない部分は自分には吸収できない」と考えているからです。あと、わからないワードとか興味のあるワードは、忘れないようにその場でケータイ調べるようにしています。だから、その辺は多めに見てください(笑)
0501ゼミの感想&レッシグ講演会
六本木から家までなぜか1時間半以上かかりました。大賀です。
●NC「Webマーケティング」
今回、コメンテータによる現状説明→具体的な事例と議論点、という流れにしていたのが非常にわかりやすかったです。3人で打ち合わせを行って考えたというだけあって、それぞれのプレゼンが身のあるものになっていました。新しいNCの方法として今後は見習っていきたいと思います。ただ残念だったのは、(戸高君も書いている通り)少し議論の「道筋」が作られすぎていたかな?という点です。
私の個人的な意見を言わせて頂くと、私はWEB広告=検索ありき、というふうには考えていませんもちろん、リスティング(検索連動型)広告が多いのはわかりますが、それ以外のWEB広告も十分ユーザーの注意を喚起する媒体となり得るのではないでしょうか。たとえば、Yahoo!JAPANのトップページ。検索バーの横には常に動画広告が貼られています。私の母はあまり自分では検索をしませんが、常にインターネットを開くとトップに表示されるようになっているYahoo!のトップページには目を通しています。そのトップに「スターバックスコーヒー」など気になるお店の広告が貼られているとついついクリックをすると言っていました。このように、インターネット利用に対して能動的な意思がないユーザーの注意を引くために、大手企業のホームページのトップに広告を張る手法もあると思います。また、大手SNSのmixi。プロフィールの上には常に広告が表示されていますが、あの広告、実はプロフィールの年齢や性別によって異なる広告が表示されるようになっています。以前試しに「50歳」「男性」と偽って自分のプロフィールを登録してみたところ・・何やら若者向けではない広告がたくさん出てきて驚きました(笑)このように、「検索ありき」で無くとも、WEB広告は色々な手を尽してユーザーの注意喚起に試みています。WEB広告を見るためにはユーザーの能動的行動が必要とされている、というわけではないと思います。
議論点にもなっていた「潜在的意識の喚起」の方法ですが、私は、amazon.comが現在行っているような「関連商品の紹介」システムがそれに当たると思います。購入意欲が無かったのに、「あなたにはこんな商品がオススメだよ」と言われると気になって、結果的に購入してしまった、ということは(店頭でも)よくあることです。よって、今後のWEBマーケティングにおいては、消費者の購買行動を把握し予想したうえで、「その人が求める」商品を広告することが成功の秘訣になるのではないでしょうか。
また、今回先生によって説明があったPlatformのお話。先生の講義を聞いてようやく理解できたような気がします。小売店から商店街へ。こうした「商店街」に店を出した方がコストもかからずに利益が得られるとわかれば、PlatformビジネスはBuyerにとって魅力的なものです。インターネットが発達し多くの人々がBuyerとなり得る今後の時代において、Platformビジネスはより大きな力を持つような気がします。
●レッシグ講演会
同時通訳と相性が合わず、途中からイヤフォンを外したりつけたりしてました。が、レッシグ氏の英語は聞き取りやすくて、コンセプトもはっきりしているので楽しくリスニングできました。とにかくプレゼンがすごい!の一言です。金ゼミでよく言われる「ワンスライド、ワンフレーズ」とはこういうことか・・と実感しました。比喩表現や例えを巧妙に使って人々を惹きつける手法にも魅了されました。あんなプレゼンができるようになってみたいです。
一般の人々(アマチュア)がArtistとなって新しいもの(あるいはRemixなど)を創り出している時代になっている、というレッシグ氏の考察には同感です。例えば、私の好きな動画で次のようなものがあります。ある人が歌を作って、別の人が実際に歌ってみて、更に別の人がその歌からイメージした情景をイラストにして・・最終的には3つが融合した、という動画です。「歌を作るのが得意な人」「歌うのが得意な人」「絵を描くのが得意な人」-それぞれ異なる特性を持っていて、それらを上手く融合させることを可能にするインターネットという「場」は素晴らしいものだと思います。本来ならば出会うことすら難しかった人々が、それぞれの特性や特技を生かして何かをCreativeしていく・・まさに「共同知」が可能になった時代と言えるのではないでしょうか。
私がひとつ疑問に思った点は、「Artistたちの成功の定義とは何か?」ということです。Youtubeやニコニコ動画といった動画共有サービスには現状において数多くのアマチュアArtistたちが作品を提供しています。こうした作品類の中には「プロを超えている」と思える程に素晴らしいものもあります。彼らがこうした「神動画」を利用して収益モデルを作り上げることは可能なのか(それが成功とされるのか)、あるいは、ただ単に「神動画」によって多くのユーザーを惹きつけることが成功とされるのか。その点については来週のゼミで議論できたら良いな、なんて思ってます!
最後時間がありそうだったのでちょっと質問してみるか~なんて軽い気持ちで手をあげてみたら完全に出遅れてしまいました^^;やはり金先生が仰っていたように質問する場合は最初に手をあげるに限りますね・・今度は頑張ります!
●NC「Webマーケティング」
今回、コメンテータによる現状説明→具体的な事例と議論点、という流れにしていたのが非常にわかりやすかったです。3人で打ち合わせを行って考えたというだけあって、それぞれのプレゼンが身のあるものになっていました。新しいNCの方法として今後は見習っていきたいと思います。ただ残念だったのは、(戸高君も書いている通り)少し議論の「道筋」が作られすぎていたかな?という点です。
私の個人的な意見を言わせて頂くと、私はWEB広告=検索ありき、というふうには考えていませんもちろん、リスティング(検索連動型)広告が多いのはわかりますが、それ以外のWEB広告も十分ユーザーの注意を喚起する媒体となり得るのではないでしょうか。たとえば、Yahoo!JAPANのトップページ。検索バーの横には常に動画広告が貼られています。私の母はあまり自分では検索をしませんが、常にインターネットを開くとトップに表示されるようになっているYahoo!のトップページには目を通しています。そのトップに「スターバックスコーヒー」など気になるお店の広告が貼られているとついついクリックをすると言っていました。このように、インターネット利用に対して能動的な意思がないユーザーの注意を引くために、大手企業のホームページのトップに広告を張る手法もあると思います。また、大手SNSのmixi。プロフィールの上には常に広告が表示されていますが、あの広告、実はプロフィールの年齢や性別によって異なる広告が表示されるようになっています。以前試しに「50歳」「男性」と偽って自分のプロフィールを登録してみたところ・・何やら若者向けではない広告がたくさん出てきて驚きました(笑)このように、「検索ありき」で無くとも、WEB広告は色々な手を尽してユーザーの注意喚起に試みています。WEB広告を見るためにはユーザーの能動的行動が必要とされている、というわけではないと思います。
議論点にもなっていた「潜在的意識の喚起」の方法ですが、私は、amazon.comが現在行っているような「関連商品の紹介」システムがそれに当たると思います。購入意欲が無かったのに、「あなたにはこんな商品がオススメだよ」と言われると気になって、結果的に購入してしまった、ということは(店頭でも)よくあることです。よって、今後のWEBマーケティングにおいては、消費者の購買行動を把握し予想したうえで、「その人が求める」商品を広告することが成功の秘訣になるのではないでしょうか。
また、今回先生によって説明があったPlatformのお話。先生の講義を聞いてようやく理解できたような気がします。小売店から商店街へ。こうした「商店街」に店を出した方がコストもかからずに利益が得られるとわかれば、PlatformビジネスはBuyerにとって魅力的なものです。インターネットが発達し多くの人々がBuyerとなり得る今後の時代において、Platformビジネスはより大きな力を持つような気がします。
●レッシグ講演会
同時通訳と相性が合わず、途中からイヤフォンを外したりつけたりしてました。が、レッシグ氏の英語は聞き取りやすくて、コンセプトもはっきりしているので楽しくリスニングできました。とにかくプレゼンがすごい!の一言です。金ゼミでよく言われる「ワンスライド、ワンフレーズ」とはこういうことか・・と実感しました。比喩表現や例えを巧妙に使って人々を惹きつける手法にも魅了されました。あんなプレゼンができるようになってみたいです。
一般の人々(アマチュア)がArtistとなって新しいもの(あるいはRemixなど)を創り出している時代になっている、というレッシグ氏の考察には同感です。例えば、私の好きな動画で次のようなものがあります。ある人が歌を作って、別の人が実際に歌ってみて、更に別の人がその歌からイメージした情景をイラストにして・・最終的には3つが融合した、という動画です。「歌を作るのが得意な人」「歌うのが得意な人」「絵を描くのが得意な人」-それぞれ異なる特性を持っていて、それらを上手く融合させることを可能にするインターネットという「場」は素晴らしいものだと思います。本来ならば出会うことすら難しかった人々が、それぞれの特性や特技を生かして何かをCreativeしていく・・まさに「共同知」が可能になった時代と言えるのではないでしょうか。
私がひとつ疑問に思った点は、「Artistたちの成功の定義とは何か?」ということです。Youtubeやニコニコ動画といった動画共有サービスには現状において数多くのアマチュアArtistたちが作品を提供しています。こうした作品類の中には「プロを超えている」と思える程に素晴らしいものもあります。彼らがこうした「神動画」を利用して収益モデルを作り上げることは可能なのか(それが成功とされるのか)、あるいは、ただ単に「神動画」によって多くのユーザーを惹きつけることが成功とされるのか。その点については来週のゼミで議論できたら良いな、なんて思ってます!
最後時間がありそうだったのでちょっと質問してみるか~なんて軽い気持ちで手をあげてみたら完全に出遅れてしまいました^^;やはり金先生が仰っていたように質問する場合は最初に手をあげるに限りますね・・今度は頑張ります!
プレゼン力
というものを改めて痛感した。
【NC】
広告、Webマーケティングという広告全般を扱った広いテーマを選択した。今回のNCはコメンテータの小宮、菱木と3人で打ち合わせ(セッション)までして、だいたいどういった流れにするかも打ち合わせを先週に行っていた。
この打ち合わせをすることで互いの足並みをそろえることができ、小宮も提示していた、「4期生に広告業界の現状を把握してもらう」といった小目標はクリアできたと思うし、今後NCを行う際には各自取り入れてみても面白い試みだとは個人的に思う。
ただ、打ち合わせと、自分で考えた流れを念頭に置きすぎて融通がきかなくなってしまっていたのも確かだった。
さらには進行中に自分の考えをまとめることができず自分で何を言っているのかわからなくなったこともあった。これは事前に自分でconceptを見抜けているつもりであってもそれを整理しきれていなかったからだろう。
個人的には反省の絶えないNCであったが、プラットフォームビジネスにつながったのはけがの功名といったところだろうか。
ちょうどいま、輪読で『市場を創る』を読んでいるが、Amazonは市場やデパートであるといった例えはものすごくわかりやすかった。Amazonがプラットフォームとしての場を提供し、その中で「cost minimizer」「audience builder」「match making」の3つの機能を他の同サービスを提供する企業と上手く差別化を図り利益を得ている。
Amazonが作り出した共通認証、課金、決済機能を提供することで様々なレイヤーを呼び込み、売買を活性化する。
個人的に、今回議論に上ったAmazonや価格.comが顧客がどのような時にどういった商品を購入しているのかというデータをオープン化するのかどうかということは、確かにAmazonや価格.comといったプラットフォームが決めるのではなく、各レイヤーが決めることだとは思うが、もしオープン化する場合はさらには各SNSのレビュー機能や日記などとも絡めればより詳しく、どういった状況でどのような商品をユーザーが購入したのか、またどういった商品に興味があるのかということがわかっていいのかもしれないと思った。
ちなみにAmazonで本を1冊売った時、企業がAmazonに払う額はわかりませんでしたが、個人がAmazonに本を出品した際にかかるコストは、(1) 成約料 (一律100円)(2) 手数料 (販売価格の15%)(3) 配送料から一定額の料金 (本の場合80円)らしいです。
【Lawrence Lessigの講演】
まず圧倒的プレゼン能力に感動した。
プレゼンの基本、one slide one messageがこれでもかというくらいに徹底されていて、使用している画像も一見関連なさそうには見えるがわかりやすくてイメージに残る。
さらにはしゃべり方も抑揚があって、わかりやすい。オバマ大統領やスティーヴ・ジョブズの講演などを見てみても思うが話し方に一定の人を惹きつける威圧感がある(矛盾する表現かもしれないが)。こんな話し方をするには自分が話す内容を完璧に理解し、自分の言葉に置き換える作業を徹底しなければならず、それは並大抵の労力では成し遂げられるものではないと思うが、人前でのプレゼンが得意ではない自分も事前準備の努力を惜しむことなく少しでも成長しなくてはと再認識した。
講演の内容は、過去の禁酒法などの、どんどん変わっていく風習や手段に対して、法の解釈も変えていくべきであるといった例をあげながら、現在のWeb上のデジタルコンテンツにおける著作権法解釈も変えていくべきであるというのが大まかなものであった。
著作権というものは必要であるが、過保護になりすぎてはいけない。プロには保護を与え、アマチュアには自由を与え、自分のcreativityを発揮する機会を与える。その点ではYouTubeといった自己表現とその反応を得ることができるプラットフォームで見られる、アマチュアによるremixやmash upは、情報の共有、creativityを広める貴重な財産であり、例えば日本では角川が自社の素材を使った優秀な動画には角川自体が許可を与えているようにもっと著作権フリーな方向へ行った方が企業としては広告になるし、アマチュアにとっては自己表現の場になり、win-winな関係を築くことができるだろう。
最後にフェアユースの考え方については、「今の子供は法に逆らうことによってのみcreativityを高めていくことができる。そういった状況はおかしい。」とレッシグ氏は言っていた。今、日本でもネット権や、日本版フェアユースの導入が急務とされているが、国の対応よりも早く先ほどの角川の例や、ニコニコ動画における独自のニコニコモンズといった著作権フリーを部分的に認める動きは出始めている。レッシグ氏は「Read Writeの美術館」になってきていると言っていたが、既存の素材を用いてユーザーによる味付けを行い、それを視聴者が楽しむといったスタイルはまさにそうだろう。
いずれにしろ、講演の内容、プレゼン両方において学ぶところが多い講演会で会った。
【NC】
広告、Webマーケティングという広告全般を扱った広いテーマを選択した。今回のNCはコメンテータの小宮、菱木と3人で打ち合わせ(セッション)までして、だいたいどういった流れにするかも打ち合わせを先週に行っていた。
この打ち合わせをすることで互いの足並みをそろえることができ、小宮も提示していた、「4期生に広告業界の現状を把握してもらう」といった小目標はクリアできたと思うし、今後NCを行う際には各自取り入れてみても面白い試みだとは個人的に思う。
ただ、打ち合わせと、自分で考えた流れを念頭に置きすぎて融通がきかなくなってしまっていたのも確かだった。
さらには進行中に自分の考えをまとめることができず自分で何を言っているのかわからなくなったこともあった。これは事前に自分でconceptを見抜けているつもりであってもそれを整理しきれていなかったからだろう。
個人的には反省の絶えないNCであったが、プラットフォームビジネスにつながったのはけがの功名といったところだろうか。
ちょうどいま、輪読で『市場を創る』を読んでいるが、Amazonは市場やデパートであるといった例えはものすごくわかりやすかった。Amazonがプラットフォームとしての場を提供し、その中で「cost minimizer」「audience builder」「match making」の3つの機能を他の同サービスを提供する企業と上手く差別化を図り利益を得ている。
Amazonが作り出した共通認証、課金、決済機能を提供することで様々なレイヤーを呼び込み、売買を活性化する。
個人的に、今回議論に上ったAmazonや価格.comが顧客がどのような時にどういった商品を購入しているのかというデータをオープン化するのかどうかということは、確かにAmazonや価格.comといったプラットフォームが決めるのではなく、各レイヤーが決めることだとは思うが、もしオープン化する場合はさらには各SNSのレビュー機能や日記などとも絡めればより詳しく、どういった状況でどのような商品をユーザーが購入したのか、またどういった商品に興味があるのかということがわかっていいのかもしれないと思った。
ちなみにAmazonで本を1冊売った時、企業がAmazonに払う額はわかりませんでしたが、個人がAmazonに本を出品した際にかかるコストは、(1) 成約料 (一律100円)(2) 手数料 (販売価格の15%)(3) 配送料から一定額の料金 (本の場合80円)らしいです。
【Lawrence Lessigの講演】
まず圧倒的プレゼン能力に感動した。
プレゼンの基本、one slide one messageがこれでもかというくらいに徹底されていて、使用している画像も一見関連なさそうには見えるがわかりやすくてイメージに残る。
さらにはしゃべり方も抑揚があって、わかりやすい。オバマ大統領やスティーヴ・ジョブズの講演などを見てみても思うが話し方に一定の人を惹きつける威圧感がある(矛盾する表現かもしれないが)。こんな話し方をするには自分が話す内容を完璧に理解し、自分の言葉に置き換える作業を徹底しなければならず、それは並大抵の労力では成し遂げられるものではないと思うが、人前でのプレゼンが得意ではない自分も事前準備の努力を惜しむことなく少しでも成長しなくてはと再認識した。
講演の内容は、過去の禁酒法などの、どんどん変わっていく風習や手段に対して、法の解釈も変えていくべきであるといった例をあげながら、現在のWeb上のデジタルコンテンツにおける著作権法解釈も変えていくべきであるというのが大まかなものであった。
著作権というものは必要であるが、過保護になりすぎてはいけない。プロには保護を与え、アマチュアには自由を与え、自分のcreativityを発揮する機会を与える。その点ではYouTubeといった自己表現とその反応を得ることができるプラットフォームで見られる、アマチュアによるremixやmash upは、情報の共有、creativityを広める貴重な財産であり、例えば日本では角川が自社の素材を使った優秀な動画には角川自体が許可を与えているようにもっと著作権フリーな方向へ行った方が企業としては広告になるし、アマチュアにとっては自己表現の場になり、win-winな関係を築くことができるだろう。
最後にフェアユースの考え方については、「今の子供は法に逆らうことによってのみcreativityを高めていくことができる。そういった状況はおかしい。」とレッシグ氏は言っていた。今、日本でもネット権や、日本版フェアユースの導入が急務とされているが、国の対応よりも早く先ほどの角川の例や、ニコニコ動画における独自のニコニコモンズといった著作権フリーを部分的に認める動きは出始めている。レッシグ氏は「Read Writeの美術館」になってきていると言っていたが、既存の素材を用いてユーザーによる味付けを行い、それを視聴者が楽しむといったスタイルはまさにそうだろう。
いずれにしろ、講演の内容、プレゼン両方において学ぶところが多い講演会で会った。
登録:
投稿 (Atom)