インタラクティブな広告について、書かれている。
最近の風潮として、広告コミュニケーションはwebに集約されるべきという意見が多くあるよう思う。しかし、本書ではwebに依存しすぎないインタラクティブコミュニケーションの形が示されていた。ADKのインタラクティブコミュニケーションの特徴として、リアルとウェブを組み合わせ、最後にCtoCの間でバズを起こすというのが挙げられる。しかも、リアルでのコミュニケーションがウェブへのトリガーとしてあっさり使われるのではなく、かなり多くの部分をリアルなコミュニケーションに費やしているのが、興味深かった。BMWのARGなどもその例である。
最近はメディアを先に設定してSNSでバズを起こすとかメディアありきのコミュニケーションが多いように感じていた。これでは独りよがりだ。メディアニュートラルとかクロスメディアといった言葉がよく言われているが、本書ではクロスコミュニケーションが大事という。消費者との深いエンゲージメントを得るコミュニケーションのシナリオを考えて、最終的にメディアを選定する。これが、広告コミュニケーションの本質という。
前にどこかのクリエーターが言っていたこれからのクリエーターは、新しいメディアを作るか最大限既存メディアの面白さを引き出すかの2つの道しかないと言っていたのを思い出した。
2009年12月13日日曜日
2009年12月9日水曜日
【ホンヨミ!1211】ジャパンプレゼンテーション【小宮】
「ジャパンプレゼンテーション」
杉山恒太郎著
確かAISASモデル作った人も杉山氏だったはず。
日本の広告はなぜ世界で通用しないのか。
なぜ世界に誇る技術力を持つ日本製品は、世界で売れず日本はガラパゴス化しているのか。
それは本書でも言及されていた、
「日本は特殊なマーケットだから。」とか、「日本人は特殊な人間たちだから。」
という自己弁護の精神、逃げの精神だと思う。
どこにでも日本のように国ごとの特性はある。
それを言い訳にドメスティックに守り続けるのではなく、それをなんとしてもグローバルスタンダードにしていく。そのような姿勢が必要ではないだろうか。
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