2010年1月19日火曜日
0115ゼミの感想
自分が持っている考え方・意見を、ひとに披露するときがくるまで熟成させる作業はすごく大切です。しかし、それらの意見を積極的にひとと共有することも同じくらい大切なんだな、と今回のゼミで感じました。
文章であれ口頭であれ、考えをひとに伝えること(すなわち自分の意見を社会に放つこと)によって自分の頭のなかでこねていたときには気付け得なかったような論理矛盾を発見することが出来ます。何故なら、論理性を持たない意見は、外に出た瞬間論破され、抹殺されてしまうから。
日常発せられるひとつひとつの発言が積み重なって社会のなかの“自分”が形成されます。
そう考えると、たった一言のささいな言葉にも重みが増し、責任感が生まれます。
願わくば、あらゆる事象に対して自分なりの意見のだいたいの(柔軟性に富んだ)フレームを常にいくつか持ち合わせているようになりたいな、と最近思います。
最後に、あまりこの内容には関係ない話ですが、先日KBSの方とお話していたときに、
「就職活動において、面接官はあなたたちがしてきたことには興味を持っていない。大事なことは、あなたがどのような目標設定をし、その目標がどのような思考から生まれたのか、その目標に対してどのように行動してきたのか、そして最後に、どのようにそれらの体験を語るのかだ。」とおっしゃっていて、まさしく思考力・行動力・伝達力だなあと思いました。
2010年1月18日月曜日
もやもやの季節。
今までも何回かあった今後の話し合いでしたが、今回が一番エキサイティングでかつ体系的に具体的なところまで話せたのではないかと思います。
議論を踏まえた上でもう一度、私見を述べます。
- 目的は手段に容易にすり替わる
大目的、中目的、小目的と目的にはいくつか段階があります。大きくなればなるほど抽象的になり、組織にとっての大目的は「ビジョン」(ゼミ内では"ラスボス"と喩えました笑)であるのではないでしょうか。また中目的は大目的にとって手段に過ぎません。目的はより上の段階の目的にとっての手段になってしまうのでは?)
- このゼミのビジョンは「社会をより良くする人材を育てる」こと
「社会をより良くする」とは付加価値を生むことであったり、概念・フレームワークであれば相手の一歩先を行き、意義を生むということです。
社会をより良くする力は「創造力」と同義であると考えます。
あとは以下の図ベースの考えです。
- 「創造力」を支える3つの力
1. 思考力
2. 伝達力
3. 行動力
- 全ての起点:問題意識
- 全てをドライブさせるもの:当事者意識
- 問題意識・当事者意識を明確にする
これは日々のプレゼンであれば某社よろしく「Objective」(プレゼンの目的)と「Expectation」(聴衆に期待すること)をはっきりさせるなどが必要であると考えます。
- 互いをリスペクトし合いながら協力、切磋琢磨する
当事者意識を持ち、同じビジョンに向かって行動する、同じ目標に向かって行動することで、まとまりながら解決することが必要であると感じます。これは必ずしも必要とは限りませんが、必要な場合が圧倒的に多いように感じます。
今一度立ち止まってビジョンの段階から目的を考えていき、具体的なゼミのコンテンツや運営方法について話し合うのはとても有益だと思います。とにかくこれから先5期を迎える上で、(結論はさておき)いい環境が整いつつあるように感じました。
社会とつながるゼミ
今回のゼミは私にとって2010年初めてのゼミとのことで、ちょっぴりわくわくしながら参加しました。金光さん、田島さんを中心に4期生たちが真剣に話し合いを進めている姿に親心(?!)が芽生え心があったかくなりました。お疲れ様です!
「ゼミ」について真剣に考える場というのは、ことです。でも、とても大事なことです。それを「面倒くさい」と思わずに真っ先に実践することができ、有意義な時間をすごしました。金ゼミはいよいよ5年目に突入。思考錯誤の期間は終わり、「金ゼミ」としての根っこが生えてきた時期です。5年って、冷静に考えればすごいです。0歳の子が小学校入学する年ですから!
もうすぐ入ってくる5期生たちが、「金ゼミってこういうゼミなんだ」とわかるようなわかりやすくて的を得たコンセプトと、それに付随するような根っこの生えた活動ができるといいですね★
ついつい老婆心(?)で色々と口を出してしまったかな、と今更ながら反省しております…。今度からは控えめに、もうすぐ4年生になるのだから、自分の発言には気を配ります!
ゼミの感想
何かの本で、「本当に良いアイディアはその場にいる皆が盛り上がる。でも、そう簡単に皆が盛り上がる訳ではない。大事なのは、その反応を見逃さないこと。そこに企画を改善するヒントがるから。」って書いてあったのを覚えてます。
だからこそ、上手いこと話がまとまってきても、一人でも疑問に思う人がいれば、その人の意見を真摯に聞くことが重要だと考えます。前回の話し合いでは、自分自身、主体としての自分と、客体としての自分という、二人の自分を常に意識していました。主体の自分が「こうしたい」などと思っても、常に客体の自分が、主体の自分に対して、そのような発言をすることが適切なのかを問いかけてくるという様な感じで。この時、意識していたことは、主体としての自分がどうしたいかよりも、客体としての自分から洞察された主体としての自分が、どのように行動するかが・発言するかが全体の利益(話の流れの効率化)に繋がるか、でした。そのため、あまり自分の意見を発言するというよりも、割と受け身に回っていた気がします。そのことが必ずしも悪いことだとは思いませんが、それに終始することなく、話を振られたら常に自分の意見を表明出来るようにありたいと思いました。
2010年1月17日日曜日
ゼミの感想
今まで自分がなんらかのコンセプトに関われるという経験がなかったからです。
コンセプトはどこか別の場所で数人が考えているもの、伝統というしがらみもあるし、それは自分たちには閉ざされているもののように感じていました。「自分で好きに変えていい」これを許容する空気が金ゼミの素晴らしい部分だと私は思います。
全ての仕掛けを繋げるコンセプトの部分、ゼミ生みんなが合意に至れるように決めたいなと思います。
自分のゼミのコンセプトを自分で決めること、それが当事者意識の形成にもつながっていくような気がします。
2010年1月16日土曜日
金ゼミってなんやねん!!
0115ゼミの感想
個人的に、とても楽しかったです。いろんな意見が聞けたし、それを集約していく作業が論文まとめ期を彷彿とさせたので。
最近、とても話を聞いて議論を進めていくのが上手だと思う人に会いました。
話を聞くだけではなく、図示して、自分なりの見解を絡めていて、とても話しやすかったです。
そんな人に自分もなりたいと思っていたのですが、今回ひとつのコンセプトを決めるに当たって、岸本さんの進め方、戸高さんの発言の仕方が勉強になりました。
図に落とし込むのはわかりやすくて、今後どんどんやっていけるようになろうと思います。
最終的に浮かび上がったコンセプトは、社会を飲み込む力、創造力をつけるゼミ、ということ。
だいぶ大きく出たと思うし、今の自分にこれが出来るとは到底言えない。
でもヴィジョンとして、大きい目標を持つことは大事なのではないかと思います。そのための手段として、思考力−行動力−伝達力−問題意識−当事者意識−知識の深さ、を設定しているのも上手く段階づけられたのではないでしょうか。
ここから要になってくるのは、この6つの力を個人が磨いていくこと、ゼミ内で磨くことが出来る環境作りを行っていくことだと思います。今出来ないことを出来るように、という思いが一番重要なのではないでしょうか。
そのためのスキルアップをどんどん進んでやることが出来る人間でありたいです。
あと、このコンセプトをスマートなフレーズに落とし込まなきゃですね。ブレイクスルーが欲しい!
今年度最後のゼミ
「社会を飲み込む力」=創造力をつけること、が大きな目標でありコンセプトになる、と自分は解釈しました。社会をに見込むとは、社会で解決済みの問題や、また権威ある人の主義主張に追従するのではなく、自分たちなりに新たな観点、切り口を見つけ出し、独自の意見を持つこと。こうすることにより何かを言われたときに、新しい価値をつけて言い返すことができる。そのためには、「行動力・伝達力・思考力」をきたえなければならない。それはゼミの普段の活動であるプレゼンや読書を通して個人が身につけていくものであり、またそこにグループワークや議論というゼミとして人が集まることで可能となる活動が加わることで鍛えられる。しかし、それを行うには原動力が必要だ。この原動力が「問題意識」だ。問題意識を持たなければ、何を議論すべきなのか、何を考えればいいにのか、何を伝えればいいのかもわからない。私は問題意識を持つことは、すごく難しいと思う。事実、私が1年間、ゼミで学んで、自分なりのしっかりした問題意識を持てたとは言えない。論文など通して思ったことは、やはり問題意識を持つためには知識や情報は本当に必要だと思った。今回の話し合いで、来年のゼミの内容をどうするべきかと考える際に、結構その辺を改善すべきではないかと思っている人が多かったと思う。(というか私はそう思う。)この1年間で、ゼミを通して本当に多くのことをやったと思うが、自分のなかでそれらを通して学べたことは割と断片化している。正直、もっとひとつのテーマについて深められたら、と思うことが多かった。確かに、やっていることはみな、「社会で未解決なこと」、「社会の新しい動き」、「思考力・行動力・伝達力」を高められるもの」、という点で一貫性はあったと思う。でも、やはり社会に出たときに、飲み込まれるのではなく、飲み込むための意見を示すには、もっと確固たるバックグラウンドが必要なのではないかと思った。それは、「社会で未解決なこと」、「社会の新しい動き」、「思考力・行動力・伝達力」を高められるもの」などのコンセプチュアルなことに加え、もう少し実質性がほしいと思った。言い換えれば、学問的な専門性。でもこれは別にこのゼミでやるべきことなのではなく、個人個人が学部ゼミなどでやるべきなのかな、とも思いますが、まだ自分なりに結論が出ません。
今日ある授業で聞いた話なのですが、ある分野(学問)を究めた人は、その分野を通して理屈をこねたり結論づけたりすることができる。その分野を通して社会を見ることができるから。その分野が自分が社会を見る定規になる。
要するに学生のうちに、経済、法律、憲法、など(割と専門的で確固たる分野?)を学んでおくと強いよ、ということらしいのですが、金ゼミにもこのような、社会を見る定規となるような分野をしっかり学ぶという要素も必要なのでは、と思っています。
2010年1月15日金曜日
ゼミって何やねん!
何事もまずはスピードがモットーです。4年になっても続けていけたらと思います、戸高です。
ゼミって何やねん。まさしくそんなゼミでした。09年度のゼミは今日で終わりですが、今回のゼミは終わりではなく本当に10年度の始まりにつながるゼミだったと思います。
ゼミって何やねんという問いはまさしくそこにいる人って何やねんという問いに変わってくると思います。
今日で少しコンセプトは固まり始めたと思います。しかし、そこにいる人次第でコンセプトが変わってしまうこともあると思います。
少し話がズレるんですが、上手いプレゼン(就職活動をする上でいろんな企業のを聞いていて)って、ちゃんと最初に今日のゴールを決めてるんですよね、前提として。今日はみんなにこういうことわかってもらうよーって言うことを先に示しておけば、聞き手は途中説明がわからなくなるとそこに戻ればいいし、話し手もそこを意識してそこだけをとりあえず伝えればいい。
だからスタートとゴールをしっかりと共有しておけばいつもそこに戻ることができるので、そこだけはしっかりしておけば大丈夫だと思います。
ゼミにいる人が迷った時に、盲目になった時に帰ってくることができるコンセプト。そういうものが作れたらいいですね。
p.s
僕ができてなかったこと全部なんで、そこを改善しようとしてくれている4期生はすでに立派です。僕は反省して次の人生に活かしていかんといかん。