NC Conductor LCO
議論の中では主にプラットホームの話になったが、改めてプラットホームの定義、その概念を確認できたと思う。4期生の鋭い、かつ素朴な疑問とそれに対する先生の答えを聞いているうちに、いかに自分がプラットホームについて「知っているふり」をしていたかということが分かった。プラットホームの成功の可否は①コストの最小化、②顧客基盤の強化、③マッチング、の3つをより上手くワークさせることが重要であるという考えは、今後の「市場を創る」輪読の際に意識すべきだと思う。
その分もったいないと思ったのがマーケティングのプレゼン。3名共にWebマーケティングの現状、およびその問題点を上手くまとめていたと思う。しかし、議論の時間がプラットホームに大きく割かれてしまったため、そのプラットホームが割拠する今現在の状況を踏まえた上でのマーケティングのあり方みたいなものを議論する時間が無かったのは惜しい。
また、最後に少し出たプラットホームとオークションの違いが興味深かった。前者はプラットホームを束ねるキーストーンに1番有益なものが1番目立ち(Googleの広告など)、後者では消費者に一番有益なもの(すなわち、安いもの)が1番目立つという対比は今後に活かしたい。
--
レッシグ講演会
テンポの良さ。これを多くのスライドを用いて実現できるところにレッシグのプレゼンの凄さがある。(一部ではアカデミック版ヒップホップとか呼ばれているみたいだが)「お金を媒介とする経済・商業的・プロ・RO文化」と「共有を媒介にする経済・非商業的・アマチュア・RW文化」という二項対立を示した上で、この2つが背反しないことを説明し、そのハイブリッドモデルが多くのプラットホーム上でなされているというまとめ方は、鮮やかの一言に尽きる。ハイブリット文化をsustainableな形で実現するには、RO文化のみを支援する現在の法体系を変えなければならない。そのためにはコピー=利用となってしまう情報財の特性を上手く汲んだCCなどの効果的な法体系が必要である。という要点はそれなりに飲み込めたとは思うが、言いくるめられてしまい、上手く噛み付くこと(質問)が出来なかったのが悔やまれる。
0 件のコメント:
コメントを投稿