著者によると、感動を生み出す意欲が人間の脳の大きな役割だとしている。
そしてその意欲とは“生きるうえで避けることができない不確実性への適応戦略”のことをいう。人間は、生きて行くうちに経験や知識が増えていくため、この不確実性が少なくなり、意欲がなくなってしまう。なので、意欲がなくならないために、私たちは日常の中に常に新しさを見つけなくてはならない。
アインシュタインの言葉で、『感度することをやめた人は、生きていないのと同じである。』というものがあるが、これは上記のように脳科学でも証明されていることなのだ。
私は、人生の中でたびたび遭遇する不確実性とは全くのマイナスであり、学生である私たちは、経験や勉強を通してこれらに慣れていかなければならないと今まで考えていた。
しかし、脳科学の見地から見ると、この不確実性こそが非常に重要であると知ってとても驚いた。
肝心なのは、不確実性に慣れることではなく、不確実性に遭遇したときの自分の捉え方にあるのかもしれない。
2010年1月5日火曜日
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