なんというか一年は早いですね。ものつくりの論文仕上げて所信表明したのが2か月くらい前のようです。
【論文発表】
- 美食
今まで漠然としていた各要素がきれいにハマるようにまとまっていて良かったと思います。
今回のプレゼン内容とも関連しますが、先日国立国会図書館の長尾館長が講演の中でGoogle Book Search問題について言及していました。
日本国内の反対していた権利者はGoogle Book Searchから外されることで喜ぶかもしれません。しかし、これは逆に日本独自の方法、例えばプラットホームの確立、あるいは各電子書籍市場との提携などを模索していかなければ確実に世界から取り残され、日本の著作の市場展開の機会を失うだけでなく、日本文化の輸出すらままならない事態に繋がりかねません。
こうしたこれからの日本の出版ビジネスの行く末に対する包括的な提言を期待しています。
- CP aka X班
詰んでいるなら詰んでいるで他のゼミ生に問題を投げても良かったのではないかと感じています。一応論文に対するディフェンスが今回の目的ですが、結果としてベストなカタチで論文を仕上げるのが大前提なので、フィードバック/ブラッシュアップの案が色々出てきたのではないでしょうか。
クレジットカードの例であれば実は『Catalyst Code』やら『キーストーン戦略』やらに幾つか事例が出ているので、もしかしたらヒントになるかもしれません。
ちなみに、TSUTAYAのポップはヴィレヴァン、タワレコと同じように「カリスマ店員」のような属人性がカギになると感じています。そのため、店舗ごとの匿名化→ランキングは意味をなさないのではないかと感じました。例えば、カリスマレビュアーみたいな人間を登場させるのが1つの案です。
また、お客の動きを見るのも重要なんじゃないでしょうか。自分なんかは下調べしたアルバム+棚を片っ端から見て借りる、しかも半額期間中に。てな感じの消費行動をしています。こうした客の購買行動を期間別、あるいは導線などのストーリーを描きながらプランを練ると従来とは異なったアプローチが試せると思います。
- ほっとけいき
美食班と同じように今までの下調べが活きたまとめだったと思います。これはうちの班でも意識したことですが、「具体的に何をすべきか」と「その結果どうなるか」ということを整理して提示すると相手に与えるインパクトは増大します。
ネットと政治はオバマの大統領選、Twitter、Ustreamの登場で再び脚光を集めています。個人的にも興味がすごくあるので楽しみにしています。
- 獺班
1つ1つのリサーチはすごくしっかりしているので、あとは各章なり、全体なりで、コンセプトの明示だけではなく、具体的なアクションとその効果、および具体的なケースの例示を添えると伝わる層が一気に広まるのかなと感じました。
各班とも大詰めですね。ダイナミックな全体像が立ち上ってくるこの時期が論文やってて一番楽しいときなのではないでしょうか。
【所信表明】
去年の所信表明とは趣が違って、前向きにこのゼミを辞めるかどうか迷っているという率直な考えを聞くことが出来て有意義だったと思いました。こうやって意見をまっすぐにぶつけてくれる場としての金ゼミがあるならば、ゼロベースであっても、いくらでもより良いものが生まれていくと信じています。
【音田さんの話】
普段ゼミでは余り扱わないような「数字」に着目したレクチャーで大変参考になりました。経済や経営はかじってますけど、今回のような会計や商学の分野は全くド素人だったので今後企業研究やニュースを見る際に気をつけたいと思います。
また、ゼミ初期の裏話(co-founderとして笑)など今後のゼミを考える中で、参考になる話もあったので、何らかの形で活かしていきたいです。
貴重な時間を割いてレクチャーしてくださった音田さんに感謝です。
岸本さん、
返信削除数字に興味を持っていただければ幸いです。
偉そうに裏話を喋ったかもしれませんが、私1人の力ではなく、他のゼミ生みんなのサポートがあっての、今の金ゼミだと思っています。
誰かにも言ったと思うんですが、私は、「0を1」にすることは比較的得意な人間なんですが、「1を100」だったり、「×を○」にすることは、どちらかというと苦手な人間です。
そういうのが得意な同期のお陰で、2年間代表をやっていけたと思っています。