2009年12月13日日曜日

【ホンヨミ!1218①】次世代広告コミュニケーション【竹内】

インタラクティブな広告について、書かれている。
最近の風潮として、広告コミュニケーションはwebに集約されるべきという意見が多くあるよう思う。しかし、本書ではwebに依存しすぎないインタラクティブコミュニケーションの形が示されていた。ADKのインタラクティブコミュニケーションの特徴として、リアルとウェブを組み合わせ、最後にCtoCの間でバズを起こすというのが挙げられる。しかも、リアルでのコミュニケーションがウェブへのトリガーとしてあっさり使われるのではなく、かなり多くの部分をリアルなコミュニケーションに費やしているのが、興味深かった。BMWのARGなどもその例である。

最近はメディアを先に設定してSNSでバズを起こすとかメディアありきのコミュニケーションが多いように感じていた。これでは独りよがりだ。メディアニュートラルとかクロスメディアといった言葉がよく言われているが、本書ではクロスコミュニケーションが大事という。消費者との深いエンゲージメントを得るコミュニケーションのシナリオを考えて、最終的にメディアを選定する。これが、広告コミュニケーションの本質という。

前にどこかのクリエーターが言っていたこれからのクリエーターは、新しいメディアを作るか最大限既存メディアの面白さを引き出すかの2つの道しかないと言っていたのを思い出した。

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