戸高さんにお借りした(そして長い間返せていない)本。とても面白かった。
中でも特に印象的だったのが比較優位について。A君とB君が登場する。A君とB君を比べると、営業と資料作成において両方ともA君の能力の方がB君よりも勝っているという。これだけ見ると、営業も資料作成もA君がやり、B君はいなくてもいいように思われる。しかし、比較優位を考えると、A君B君それぞれが営業・資料作成のどちらかを選んだときの機会費用を考えたとき(本書では具体的な数値を挙げてそれぞれの機会費用が算出されていた)、A君は営業において比較優位を持ち、B君は資料作成において比較優位を持つことがわかる。
このエピソードから伺えることは、誰もがかならず何らかの比較優位を持っているということだ。
自分の比較優位はなんだろうか。きっと世の中で自分の比較優位が何であるか気付けている人間はごくわずかしか存在しないと思う。それほど自分の比較優位を見いだすことは困難であり、だからこそ今目の前にある仕事に打ち込むことの大切さを痛感する。
2009年12月11日金曜日
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