2009年11月13日金曜日

just for fun?


 ちょっと最近ブログアップをすっぽかしがちなので、反省しっぱなしです。

 気合い入れてがっつりいきます。


【はじめに】

 自分を含めたブログアップの停滞が全体のネガティブスパイラルの一因となっているのは確かであると感じています。

 自分が言うのもアレですが、「反省する」と言っても効果は疑わしいもので、それは何年も続いてるこのゼミのブログを見ても明らかです。

 

 今一番の対処法は甘えず、かつ個々人の間で呼びかけあう、といった方法でしょうか。もしくは形骸化しないように改めて目的意識をはっきりさせるか。


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 一応考えのバックボーンを述べておきます。自分の中ではとりあえず人間の行動を考える時、3つのインセンティブ(社会的・道徳的・経済的)、あるいはレッシグの規制の4区分(法・市場・アーキテクチャ・規範)に当てはめる(後者は特に)というクセが(良くも悪くも)あります。


 レッシグのフレームワークを使うと、現在のゼミの最低限のコミットであるブログアップをキープするには、法(X回サボったら放ゼミなど)、市場(一回サボったら罰金箱に100円など)、アーキテクチャ(ゼミブログupしないと他のサイトに行けない←非現実的)、規範(みんなで呼びかけなど)となります。

 

 大仰なフレームワークを持ち出した後にアレなもんで、大分私情が入りますが、1.むやみに「放ゼミ」という言葉を使いたくない(なんか恐怖政治みたいになりそう)、2.金銭的なペナルティは経験則的にあまり効果がない、ので規範ベースになってしまうのが自分の考えです。

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 現在のゼミではどうもゼミコミット周りに関する話題が、(ルールを見直すという話も含めて)タブーっぽくなってるところに個人的に違和感があります。

 今回の話し合いの様に急に噴出してくるのは、それはそれで良いことだと思いますが、普段から意見を交わせるような環境にするのも重要なことではないでしょうか。



【三田祭について】

 んでもって普段の話し合い問題はこっちにも絡んでくる訳で。

 これもただ4期を責めるだけではなく、ゼミ全体の問題になってくるのではないでしょうか。

 とはいえ、メーリスとかの議論の流れ方を見るに、かなり前向きに進んでいて細かい心配は杞憂に終わりそうです。



【論文中間発表】

- X班 

 別のネットワークが形成されていって最終的にはuser-centricなポイントエコノミー圏が出来るかもしれないという話は興味深かった。その一方で、棲み分けが上手く行くのか、長期的に見ると硬直してしまってマイナスになるのではないかという懸念も出てきます。例えば、T-point経済圏のユーザー層が徐々に富裕層向けのポイント経済圏に流れていくとしたら、T-point経済圏は目先の既存のユーザーを囲い込むのに精一杯で、経済圏全体はユーザーの流れに対応できずに結果的にポイント利用者の減少に陥るのではないかということです。

 また、T-point経済圏を抜けてライバル側に回ったローソンの様に、現状のポイント経済圏に満足していない企業がいるということは、顧客データの共有による売り上げの増加量が思ったより低いことを意味し、さらにこれはあまり顧客がポイント経済圏に囲い込まれていないことを意味するのではないでしょうか。そうなると顧客にとってより魅力的なポイント経済圏のバリュー提供が必然的に必要になってきます。ここら辺の問題とライフログによる今後の展望、硬直性の解消などが個人的に気になります。


- ほっとけいき班

 先生がreviewで仰っていた「声が政府に届くかが重要ではなく、行政がresourceを開放することで結果的にサービスの質がupする」ということが興味深い。ただ、ここでの「サービスの質」といったものの定義やupする限界がいくらかある気がする。現在とある所では全く別のネット直接民主制が議論されているけれども、この論文では民間主導のイノベーションを支えるGov 2.0の展望と限界を示してくれると個人的に嬉しいです。



【Presentation Kim】  

 (文字通り)「十人十色」となっていたプレゼン。自分のスタイルを身につけることが重要かなと。スライドが整っているだけでもスピーチが上手いだけでもダメで、(仮にジョブズとかレッシグとかピータースとかのスライド使っても魅力的にプレゼンできるとは思わないし)必ず自分の中で出てくる考えとスライド、スピーチが一体となって初めてプレゼンがまとまったものになると感じました。

 そのためには(手前味噌で恐縮ですが)ダーウィンの名言のような常に変化に対応していくこと、周りの変化を感じ取りながら自分で文脈を作り上げていくことがとにかく必要なんだと思いました。

 あとやっぱりスライドがかっちりしている人は制作に時間をかけているんだなと分かって安心しました。「just for fun」とは言い難いかもしれないですが、とにかく時間を忘れるほど集中して完成度、自己満足度の高いものアウトプットすることは見習いたいです。




 あと、遅くなりましたが、4期企画のしっかりしたレスポンスを!

【4期企画(091030)】

 まず、単純に去年より上手くいったと思います。役割分担も結構多くの人に振られていたし、時間も締まりがあった。そして何より盛り上がった。普段はブレストとかで、「相手のアイデアを否定せずに伸ばせ」とかやるけど、今回はその真逆で頭ごなしに相手をdisると。とにかく議論の切り口を切り替えていかなければならないのでロジックの組み立ての練習になりました。そして自分の頭の回らなさを痛感。

 で、これは去年3期企画の時に突っ込まれて、ものつくりのワークショップの時に改善した(つもりだ)けど、何か競い合ってやるものはちゃんと明確なルールを設定することが必要だと。今回のディベートならジャッジの判断基準を明確にした上で討論するともっともっとスポーツ性というかゲーム性みたいなものが際立って良いものになったんじゃないかと感じました。

 でも、4期の問題意識が活かされているように感じました。4期主導の5期のリクルーティングと来期のゼミがよりよいものになることを期待しています。

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