ブランド 価値の創造 石井淳蔵
ブランドについての本は新しいものしか読んだことがなかった。これは今まで読んだような、最新の企業の例、データをどんどん挙げるタイプのものではなく、いろいろなデータ、文献をふまえての筆者の考察が中心だった。その分ちょっとかたかったけれど、新たな視点を得られたと思う。
ブランド価値の方向転換は誰が決めるのか、に対する答えは、結局「恣意的でしかない」というもの。時代の変化といいつつ時代をどう読むかは主観、意図的。考えてみればそのとおり。とても責任重大だけど、でもコカコーラが味を変えて世間からブーイングの嵐が来たように、だめならまた戻せばいいと思う。受け入れられるか、悪い評判か、その世間の反応を敏感に受信できることが必要だと思う。大企業はリスクを負うにしても、ブランドを大きく転換するにしても有利だと思う。
また、フィロソフィレベルより深いコンセプトが決まっているブランドは強いとあった。これはゼミで金先生が言っていた思考の深さと同じだと思った。より深く、どこまで根本まで考えられているか、でその人の価値、強さは大きく変わると思う。
2009年11月10日火曜日
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