2009年11月20日金曜日

【書評】大学時代しなければならない50のこと【村山】

大学生に限定した上で、世の中には2通りの人間しかいないとしている。
夢を実現する大学生と、
ただの大学生である。
夢を実現した人のほとんどは、大学時代にチャンスをつかんでいる。そのチャンスとは「出会い」である。本書は、これを前提とし、大学時代にしなければならい50の事柄を紹介している。
その中の一つに、とても共感できた内容があった。「コイツは凄いと思える人に出会う」ということである。このような人間に出会うことが出来れば、同時に必ず「このままではヤバイぞ」と、感じるはずだからである。大事なことは、「ヤバイ」と感じられるかどうかだと思う。一般的に、日本の大学は入学するのが大変で、アメリカの大学は卒業するのが難しいと言われている。例えば、アメリカの学生は宿題の量がものすごいらしい。分厚いテキストを渡されて、来週までに読んでレーポートを提出ということが日常茶飯事らしい。そのため毎日がテストの様なもので、及第点に満たなければ、どんどん落第らしい。一方で、日本の学生は自主的に勉強しなくても、授業に出席してテストさえ受ければ卒業できてしまう。つまり、自分の意思で勉強しなければならないのである。そのような意味で、勉強する学生と、勉強しない学生の差は激しいと言えるだろう。実際に、アメリカから慶應大学に留学に来た私の友人に、「周りの日本人は何で、こんなに勉強しないのか」と聞かれたことがある。私は理由を答えられなかった。それと同時に、もっと勉強(大事なこと。もちろん勉強だけではないが)をしなくてはと痛感させられた。「大事なこと」をしなかった人は、する努力を怠ったのではなく、「大事なこと」が何であるか知らないだけなのだと思う。「今」の自分にとって大事なことは何なのかを気づかせてくれたのは、もちろん留学生の友人だけではない。大学生活を通して関わった(主にゼミ)多くの人のお陰である。そんな出会いに感謝して、一日を一時間を、少しも無駄にすることなく歩んでいきたい。

余談ですが、出会いに関してこんなことが書いてありました。カッコいいと思ったので紹介させて頂きます。
「出会いとは、あらゆる偶然が重なり合って起こる奇跡であり、その時にしかその出会いは起こりえない」。
今、自分が関わっている全ての人との出会いは奇跡なのかもしれないですね。

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