2009年10月20日火曜日

【書評】プレゼンテーションzen【栫井】

プレゼンテーションzen/Garr Reynolds

この本を読んで痛感したのは、自分が今までプレゼンに関して考えていたのは、小手先の技術に偏りすぎていたということです。スライドのテクニックや見せ方しか考えられていなかったような気がします。プレゼンテーションで大切なのは、単純なスライドのテクニックだけでなく、プレゼン全体をデザインすることにあると感じました。デザインということばも、今まで誤った認識をしていたようで、スライドを飾ることではなく、コミュニケーションをわかり易くすることなのだと気づきました。
プレゼンにおいて、視覚的なもののほかに大切なものとして、物語性を持つことがある。プレゼンには、事前に内容を考えて決めるという作業が当たり前だが必要だ。そして決めた内容を、どうすれば聞き手にとってわかりやすく、興味深く受け取ってもらえるか、ストーリー立てて綿密に準備することも必要なのである。スティーブ・ジョブスの魅力的なプレゼンも、緻密な準備あってこそである。
今の自分に欠けていることがいくつも見つかって、反省することが多かった。次回からはこの内容を活かして、自分らしいプレゼンを向上させたいと思う。

この本には、何人かのすばらしいプレゼンターのスタイルが紹介されていたが、なかでも私が好きなのは高橋征義のスライドである。シンプルでわかりやすいし、テンポが良いプレゼンが出来そうだ。ワンフレーズ、ワンスライドの形が好きなので、こういった形を自分のプレゼンに採りいれられたら、と思う。
http://www.rubycolor.org/takahashi/xmldevday8/img0.html

プレゼンの達人が書いた本だけあって、レイアウトも見やすくて、写真が多くてイメージしやすい。得られるものの多い本だった。

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