2009年10月18日日曜日

かけぬけて秋

 1週間ははやいものです。もはや夏休みがとても昔のことのように思えます。

【論文発表】
 ぱぴこ☆ぱぴこ班は意外にも1位でした。ぱぴこ☆ぱぴこのチーム名の由来から話していきます、まだ話していなかったと思いますし。
 世の中にはパピコというそれはそれはおいしいアイスがあります。パピコは2本セットで販売されており、その性質故なかなか1人では買うことをためらってしまいます。
 我々のチームは4人で1つです。パピコは2本で1つ。じゃあパピコを2つにすれば4人で1つだという意味を込めてぱぴこ☆ぱぴことなりました。
 そんなぱぴこ☆ぱぴこが当初考えていたテーマは前回の論文発表の時点で捨て、新たに3つの案を持って挑んだ面談。1つは先生が考えていたテーマと一致していたのですが、結局今回の「角川のYouTube戦略から見るUGCウェブマーケティング」となりました。
 1週間と少しで0からここまで持ってきたのはよくやったと思いますが、この次が大変です。もっともっと全員の知恵を結集させてさらに上を目指していかねばなりません。
 池亀さんがブログに書いてくださっていた、「研究対象を角川の例だけでなく、このwebマーケティングスタイル参考に他の企業にも提言するというかたちで、テーマに広がりがを持たせているのも良いなと思いました」というのも、今後論文の方向性を考える上では頭の片隅においておかねばならないことだと思います。
 大賀さんが書いてくださっていた「ひとつ思ったのは、例えばMAD動画などで、特定の歌手の歌を用いている場合、その歌手に対しての使用料はどのように払うのだろう?という仕組みについてです。(いわゆる、コンテンツの『著作隣接権』ですね)BeeTVのGoodShare形式のような明確な体制が必要だと思います。」という点は、YouTubeやニコニコ動画など、動画共有サイトが基本はJASRACと提携しているはずなのですが、角川の事例をとってみますと、角川からクリエイターに対して広告料の一部が還元されるのは、角川が保有する素材を使ったMAD(つまり他のサンライズとかの素材を使わないだとか)と、ユーザーが出演する動画(踊ってみたとか)に限られていました。その場合、他のUGC(例えばavexチャンネル)にあてはめると、もしavexが権利を保持するコンテンツを他のMADや自分が歌ってみたなどに利用して投稿した場合の利害関係は整理しとかなければいけないと思います。
 他にもみなさんからもらったフィードバックを活かしていきたいです。どうもありがとうございました。

 次に他の班についてですが、まず獺班は、ブログとかを読んでいてもわかるのですが、現状分析の進展具合はたぶん1番だと思います。ただクラウドという広くとても深い分野をあつかっているのでなかなかアウトプットの部分で苦しんでいる段階なんだと思います。でも現状分析の量が多ければ多いほど、これから論文をいかに進めていくのかはわかりませんが、企業へのヒアリングへ行った時に困らないと思います。実際去年の論文でそれは感じましたので。そしてヒアリングから得た知識を組み立てていく際にも新たな視点が見つかって爆発的に進むと思います。
 美食倶楽部は個人的に出版という分野に果てしなく興味があるので、美食倶楽部とも論文をしてみたいと思ってしまうほどの出来だったと思います。僕も僭越ながら意見というか提案というかをさせていただいたのですが、google book searchがある中、いかに出版社が付き合っていくのかということを考える際に、出版社がいかにウェブとの親和性を持ったコンテンツを出していくのかといったことも重要になってくると思います。
 ほっとけーき班はプレゼンのスタイルが変わっていていいなと思ったのですが、「絵+文字」で勝負した方がもっとわかりやすかったと思います。1つのスライドを使ってる時間が長いし、その絵で伝えたかったことを最後に文字として1スライドはさんでいればもっと理解につながったのではないかなーと。
 たけうちの発表は相変わらず分析もしっかりしていてさすがだなと思いましたが、3人の能力が全て結集した時の爆発力に期待です。

【民主党プレゼン】
 農業も奥深いんだなって感じました。補助金が無ければ価格を下げるインセンティブが働き、価格競争が起きる。しかし補助金があるために売れ残ってもその差分が補填されるので価格を下げずに高いままになってしまう恐れがある。よって、補助金を出すならばコスト削減や改良品種の開発にのみ使えるようにし、農家と消費者にwin-winな関係を築けるようにしなければならない。
 でも政府が農家に持っている情報と、農家がもっている知識には雲泥の差があり、そこでの情報の非対称性(取引間の情報格差が大きく、正しい取引が行われないこと)が問題になっているためなかなかうまく進まないのが現状だ。よく大臣が現場視察に赴いているのをテレビで見る機会があるけど、あんなのパフォーマンスじゃなかろうかって斜に構えてみていた自分が恥ずかしい。情報の非対称性を解消するためでもあったんだろうな。

【最後に】
 今回、ゼミの最初にかこいさんとうちやまさんが代表として30日の企画について話し合う機会を設けてくれた。すごくありがたかったし、30日が楽しみになった。
 ただそれを決めるための集まりに寝坊やらなんやらであまり人が集まらなかったのも聞いたので、その辺はもうちょっと協力的に個々が動いても良いんじゃないかなって思ったりもしました。日吉と三田で難しい所はあるだろうけどね。

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