2009年10月30日金曜日

【ホンヨミ!】広告【山本】

 
 佐藤可士和氏のデザインの話が非常に興味深かった。私はいままで、さまざまな本や授業内でしばしば耳にする“デザイン”という言葉に対して何か釈然としない印象を持っていた。しかし、佐藤氏の文章を読んで、“デザイン”という言葉が持つ多様な働きのうちのひとつを知ることができた。また、佐藤氏のようなメディア・ニュートラルの視点で(もっというと、メディアという概念の中だけでなく、社会全体の中で)、商品のコンセプト・メイキングを設計する発想はすごく面白いなと思った。

 また、他の章で“広告はメーカー企業のサービスのひとつ”という話が興味深かった。確かに、テレビCMやインターネット広告など、ただ単に商品を紹介するだけでは生活者の購買意欲を掻き立てることはできない。もしかしたら、広告製作者が最も提供すべきものは、商品情報プラスアルファの部分なのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿