2009年10月2日金曜日

大学時代出会わなければならない50人【村山】

タイトルの通り、大学時代に一度は会っておきたい(著者からすると出会わなければならない)色々なタイプの人間について書かれている。
例えば、なれなれしく話しかけてくる見ず知らずの人や、ビリの学生・トップの学生、評価してくれる友達など。 最も印象的だったのは、「成長する人間は、吸収力のある人間だ」ということ。そのためには、自分の価値観に縛られたり偏見を持つことなく、世の中には色んな人間がいるのだと言うことを理解して、相手の考えや価値観も認める姿勢が大事。意見や価値観が違うのは悪いことではない。いけないのは「君の考えは間違ってる」とか「考えを変えろ」みたいに、相手の考えを理解することなく、相手を批判すること。こんな状況では、自分の考えや価値観で凝り固まった人間になってしまう。 それだけでなく、逆に周りもその人の話を聞いてくれなくなるだろう。自分が他者に対して取った行動(良い行いも、悪い行いも)は、そのまま自分に返ってくる。そのため、自分とは異なる考えを持った人間の話もじっくり聞き、「今の自分は、これまで出会った全ての人が混ざり合って出来ている」ということを冷静に受け入れることが重要なのではないだろうか。本書は すらすら読めるので、じっくり読むというよりは、「こういう人間もいるんだ、へぇ~」といった程度に読めば良いのではないだろうか。

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