2009年10月29日木曜日

【ホンヨミ!】話を聞かない男、地図が読めない女【金光】

『話を聞かない男、地図が読めない女』アラン・ピーズ バーバラ・ピーズ

少し前に話題になった本を初めて読んでみた。今週はジェンダー系の本を読んだ。
必ずしもこうじゃないでしょ!と思いながら読んだけれど、面白かったのはこの本が日本のものじゃないということ。あくまでも「平均的な」「傾向として」書かれているけれど、なんとなくわかるところもある。そしてそれは国や文化が違っても同感してしまうのは不思議だった。本当に脳に原因があるなら当たり前かもしれないけれど。

大まかにいうと、男と女は得意としてるものも苦手なものも違う作りになっているということ。
男は駐車場に車を入れるのは得意。話には解決策と結論を用意してあげたい。
女は話はただ聞いてほしくて、地図を読むのは苦手だけどわからないものをひとに聞くことに抵抗はない。
といったようなものが豊富な具体例とともに紹介されている。
女性として読んでも、当てはまらないところは多々あった。一方的に話すことはしないし、コミュニケ―ションの方が作業よりも好きな男性もいる。でも、これを知ることで、意識はしなくても相手に対して少し余裕を持って接することができたらそれは収穫だと思う。
男女で区切らなくても、人はみんな違うものだから、だから自分の考えが受け入れらなかったり理解してもらえず、互いに嫌な思いをするのはナンセンスだと思う。違うんだーってことが前提としてあれば、わかりあえた時は嬉しいし、カリカリすることもなくなる。相手の気持ちを考える、きっかけとして読める本だと思った。

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