2009年10月11日日曜日

人生は十人十色

・NC

 今までのNCの規格を取り去るような革命的なプレゼンだったと思う。その上、指示が出たからやるのではなく、自主的に自分たちが良いと思うプレゼンについて考え、実行している点を見習うべきだと思った。今まではコメンテーターの位置づけは、なんとなく補助的な情報提供者という感じがあったが、今回は全くそのような感じはなく、3つの側面を見ているようだった。それでいてプレゼンの構造には一本の筋が通っていた。最近、みなさんも言っているように、4期生のプレゼン能力がとても高くなってきてると思う。特に、プレゼンの本などを読んで積極的に向上しようとしている人は、秋学期になって一皮剥けたような感じがする。自分はまだ皮が剥けていない。
 セカイカメラについては以前に聞いたことはあった。その時は何か娯楽のようなものにしか感じられず、どのような議論になるのかと思っていたら、このセカイカメラの議論には、金ゼミでこれまで扱ってきたいろいろな新しいビジネスについて考えるべき要素がたくさん含まれていたことに気づいた。はっきりしているのは主に2点で、まず、群衆の知について。プラットフォームを提供して、コンテンツはユーザーベースで集める形をとるビジネスは、巨大なブレストを行っているようなもので、可能性も無限大に広がるとも考えられるが、一方では衆愚に陥ってしまう危険性がある。群衆の知を利用しつつも、そこにはやはり統一的なフィルターリングのような機能が不可欠になる。しかし、その基準をどうするかも考えなければならないし、まずは普及のために万人に門戸を開いておくべきなのか。そしてダブルスタンダードについて。全ての人に上手く適合するような仕組みは存在しない。ある人に対して有利であれば、必ず不利益を被る人がいる。訴えに対してイタチごっこをするのではなく、基準を2本柱にした方が上手くいく場合もあるのではないか。セカイカメラに関しても、子供やお年寄りのためにセグメント分けをしたらどうか、という話が出た。

・4年生のプレゼン

 このような機会を設けてくださり、本当にありがとうございました。就職活動について漠然とした不安を抱いていたのですが(わからないものが一番恐ろしいです!)、具体的な数字から心構えまでわかりやすくプレゼンしてくださったおかげで、一番の恐怖「わからない」が解消されてきた気がします。プレゼンしてくださった5人の方はそれぞれ本当に魅力的な方なのだと思った。その魅力とは金先生が秋学期初めのゼミで仰っていた内なる力。それははじめから潜在しているものではなく、自分自身の問題意識や関心に基づいて、行動して努力をして初めて得られるものだ。自分にはまだ内なる力がないので、つけていきたい。また、何か一つのことについて一晩中でも語れるような興味深い人間になりたい。自分はまだ白地図のようだと思った。また、一番心に残った言葉は、銭谷さんが仰っていた「過去に目線がいっている人は答えが見つからない」。しっかりと胸に刻んでおきたい。「前みたいにがんばらなくちゃ!」と思うことすら、時に前に進み新しい答えを見つける妨げになるのかもしれない。

・4分プレゼン

 自分の調べたテーマや、議論を通して痛感したことは、普段疎い分野は説明するのも意見を言うのも難しいということ。普段関心がなければ、事実を調べたり聞いたりすることで終わってしまい、問題意識を持つに至らなくなってしまう。その場で聞いて、ぱっと考えられる能力ももちろん大切だが、もっと普段からアンテナを張っておくことが必要だと思った。私は機能ホットラインのメディアコムの歴史という記事を書かなければならなかったのだが、いざ書くとなると自分のボキャブラリーのなさに愕然とし、ここでもまた「普段から」の大切さを痛感した。


今日、私は高校の陸上部の先輩の結婚式の二次会に行ってきました。数年前まで一緒に走っていた先輩が新しい人生のスタートを切りました。こうして私たちがプレゼンをやったり、論文作成したり、就活のことを考えている一方で、全く別の人生を歩んでいる人もいます。その先輩はとても幸せそうでした。人生は十人十色。私も自分らしい人生を生きていきたいです。

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