2009年9月27日日曜日

出社が楽しい経済学

出社が楽しい経済学/吉本佳生、NHK「出社が楽しい経済学」制作班 編

夏休み中に、戸高さんにお借りした本です。とても読みやすくておもしろかったです。ありがとうございました!

経済学の単語12個を、日常に落とし込んで、わかりやすく解説してくれる本。正直、初めて経済の本がおもしろく読めました。囚人のジレンマやネットワーク外部性など、やっとちゃんと理解できた気がします。
おもしろいな、と思ったのは、今まで自分と距離を置いたところで理解しようとしていた経済学のワードが実は自分の身近なところで説明できることに気づいたことです。機会費用は良い例でした。その時間でどうすれば利益(単におカネのことだけではなくて)が得られるか、考えて行動する癖をつけたら実りの多い時間をたくさん過ごせそうです。日曜日の1時間、だらだら過ごすだけなら利益10、ブログアップに時間を費やしたら利益100、のように。他者の機会費用も考慮に入れる、というのも確かにその通りで、日常生活にもこれから社会に出ても、重要なことなのだ。
おとといのゼミで扱った、二酸化炭素排出権取引についても、共有地の悲劇、インセンティブ、囚人のジレンマというワードを使って簡単に説明されていて、良い復習になりました。やはりある物事を自分が勉強した言葉で置き換えられるというのは楽しくて、この本で学んだ12個の言葉も、これから何か現象について考えるときぴったり当てはめられるように、自分の中に取り込んでおきたいです。

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