2009年9月18日金曜日

カナダ旅行(2)

3週間の滞在期間中、私は語学学校に通いながらカナダ人の若いベジタリアンの夫婦と犬一匹の家庭でホームステイさせてもらいました。実際カナダに行くまでは、カナダ人のイメージというとアメリカ人に対するイメージと同様、自己主張がつよくYes/Noをはっきり言うものかと勝手に思っていましたが、それが単なるイメージにすぎないことが分かりました。

たとえば私のホストファミリーは大変優しく気さくな方たちだったのですが、とくに奥さんの方は優しすぎるくらいで、まさにNoと言えないカナダ人でした。例えばある日、セールスマンが家に訪ねてきた時にはなかなか断りきれず、そのセールスマンと20、30分話し込んでしまうこともありました。あまりに良い対応をしているので、私ははじめ友人か誰かが訪ねてきたのかと思ったくらいです。だいぶ極端な例をだしましたが、親切なのはホストファミリーに限ったことではなく、ビクトリアに住む多くの人に共通して言えることのような気がしました。

また、アメリカ人に対するイメージを変える出来事もありました。語学学校の友人が休日を利用し仲間とシアトルへ車で行ってきたのですが、その際車のエンジンが故障し困り果てていると、アメリカ人の男性が親切に声をかけてくれ、さらにエンジンまで直してくれたそうです。アメリカ人には利己的なイメージがありましたが、誰しもがそうでは決してないようです。(そりゃそうか!)

こうした経験を通じ、自分のもつカナダ人・アメリカ人に対するイメージが完全にステレオタイプであったことを痛感しました。また、ほかにもカナダでのさまざま経験を通じ、自分の世界がいかに小さく、また小さい人間であるかを感じずにはいられませんでした。でもカナダでさえこうなのだから、きっとアフリカやアジアの発展途上国に行ったらどうなるのでしょうか、、、そう思うとまだまだ知らない世界だらけですね。

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