2009年8月24日月曜日

自称・歴女の夏休み~史跡巡り日誌その2~

 23日ブログ担当の大賀です。一日勘違いしていてブログアップが遅れてしまいました!すみません。たるんでますね・・。新学期が始まる前に生活習慣を整えないといけません。というわけで予告通り今回も史跡巡り日誌です。8月16日~19日まで友人と共に高知へ行きました♪


***

 まずは何故高知なのか?その理由から。高知出身の方にはかなり失礼なことなのですが、私が高知に行くというと色々な人から「高知?!何も無いよ、何しに行くの?!」と不思議がられました(笑)確かに実際行ってみると田舎で、まあ普通の人が来たら何もすることが無いなあと思うだろうなあ・・という場所ではあったのですが、私のような歴女(自称)にとってはあこがれの地でした。高知と言えば幕末の英雄、坂本龍馬の故郷なのですから!
 坂本龍馬のことを知らない人はあまりいないのでは、と言えるほど、彼は現代に生きる日本人にとっても重要な存在となっています。龍馬は現在の高知県高知市(土佐)に生まれました。幼い頃は体も小さく泣き虫だったという彼は、17歳の頃に剣術修行のため江戸に赴き剣の腕を磨きます。その後土佐へ帰郷しますが、友人の武市半平太が結成し龍馬も参加していた土佐勤皇党が暗殺事件を起こしたことで、実行犯として疑われ(実際には龍馬は事件に関与していなかった)結果、脱藩。その後各地を転々とし、最終的には幕臣、勝海舟の元を訪れて彼に弟子入りをします。その後の龍馬の活躍は目覚ましく、土佐脱藩の仲間とともに長崎で亀山社中(日本で初めての「会社」とされている。のちの「海援隊」である)を結成したり、敬遠の仲だった薩摩藩と長州藩を結び付けて「薩長同盟」を作り上げたりと、「日本の未来」のために力を尽くします。しかし彼の働きは良くも悪くも多くの人々の目にとまるようになり、1867年12月、わずか31歳で凶刃に倒れ命を落としてしまいます。一瞬の光のような人生が、今でも日本人の心を強く打つのでしょうか。彼の故郷である高知には、龍馬の面影を偲ぶ人が数多くいました。
 龍馬の魅力は何といっても、「自由奔放なチャレンジ精神を持った若者」であったことと、そして、「幕府や藩といった内部のことに囚われず、日本という国を世界に対する『日本』としてとらえていた」ところにあるのでしょう。龍馬の銅像は桂浜に建ち、太平洋を真っ直ぐに見詰めています。その瞳はきっと、遠い遠い外国のことを見ているのでしょう。現代は、インターネットをはじめとする技術の発達で、諸外国の存在がより「近い」ものになっています。ですがその一方で私たちは、海外に対するあこがれの心を失い、「パラダイス鎖国」などと呼ばれてしまうような状態になっています。龍馬がこのような現代人を見たらどう思うでしょうか?怒るでしょうか。笑うでしょうか。呆れるでしょうか。

 龍馬が夢見た「未来の日本」と、それを背負っていく「若者たち」に、私たちはなることができているでしょうか。



●坂本龍馬の銅像と桂浜の景色


 桂浜から広がる太平洋は、遮るものなく真っ直ぐにカリフォルニアまで続いているとか。日本の海はあまり綺麗じゃないと思っていた私でしたが印象が変わりました・・・本当に青くて綺麗でした。

●坂本龍馬記念館

 龍馬は若くして脱藩して以来故郷に帰っていないので、史料の数としてはそこまで多くは無いのですが、とにかく記念館の中が綺麗で快適でした。海の近くの記念館ってそうそう無いですしね。ちなみに資料館の形は船をイメージに作られたものだとか。

●坂本龍馬生誕の地

 石碑の文字は吉田茂が書いたものらしいです。宿泊したホテルのすぐそばに在ったのでラッキーでした。何度も見に行きました♪

●番外編そのいち・路面電車

 路面電車がある町、高知。初めて乗ったのでドキドキでした・・楽しかったです。地元の方に尋ねたところ、高知で用いられている路面電車の車両は色々な国(ドイツやスイスなど)からいただいたものだそうです。この電車はどこの国のだろう・・?

●番外編そのに・はりまや橋

 ♪土佐の高知の はりまや橋で 坊さん かんざし 買うをみた♪ ・・という民謡で有名なはりまや橋!


●番外編・アンパンマンミュージアム

 アンパンマンの作者であるやなせたかしさんの故郷が高知なので、それにちなんで建てられたミュージアムです。さりげなくアンパンマンが大好きな私は大興奮!可愛かった・・!アンパンマンは単なる子ども向けアニメではありません。今になって見ると、その「深み」を味わえます。やなせさんの言葉をお借りすると、アンパンマンが行う「自分の顔をあげる」という行為は、「正義の行いをするためには必ず痛みが伴う」ということを示しているとか。深いです、アンパンマン。


***

 というわけで以上です!次回はまだ決まってません。夏休み中にもう一つくらい史跡に行きたいところ・・!近場をせめてみようかと思ってます!

0 件のコメント:

コメントを投稿