2009年8月12日水曜日

韓国合宿!

 率直感な想は、とても楽しかったということです。自分はあまり団体行動や宿泊行事はあまり好きではなかったけれど、今回は何かが違いました。
 ゼミ合宿と聞いたとき、最初は帰る頃には頭が知識でいっぱいになっている状態を想像していました。でも実際には知識以上のものが得られ、自分の考えも出発前よりは遥かにすっきりしています。韓国に行けば、何かしらの知識がたくさん与えられるだろう、最初はそんな受身的なスタンスで臨んでいたのかもしれません。だから最初は自由行動が多いことに戸惑いを感じていました。しかし、途中、3期生の先輩方が私たちと合宿の目的について共有する時間を作ってくださり、さらに金先生や4期生同士の話し合いや先輩に今まで話すことのできなかったことを聞いていただりして、自分にとっての金ゼミ合宿の意味、それからこれから金ゼミとどのような付き合い方をしていくかについての考えを自分の中でまとめていくことができました。
私がこの合宿を通して感じたこと学んだことを3つに分けてまとめてみようと思います。

『海外に行くということ』

映像制作のテーマが大学生だったため、何人かの学生と交流することができました。その中で自分が一番心に残った交流は、外国語大学の日本語学科の学生との交流です。このクラスは実は大学生はほとんどいなく、社会人(かなり年をとったかたもいました)が生徒として日本語を勉強していました。相手が日本語を話せるということがたくさん交流できた理由のひとつだと思います。彼らが社会人になっても日本語という言語を習得したいと思う理由は、公務員だから語学面でのスキルアップが必要、日本のポップカルチャーが好きだから、日本語がかわいい、などさまざまでしたが、驚くべきことは、たった1年ちょっと勉強しただけなのに、私たちネイティブスピーカーとほぼ対等に話ができるということです。これは第二外国語を学ぶ日本の大学生には見られないことだと思います。日本に触れたい、そのためには日本のことをよく知らなければならない。厳しい学力社会ということもあると思いますが、「相手に近づくにはまず相手をちゃんと知る」という意識が強く感じられました。これは、彼らの親切心にもつながることだと思います。
海外に行くと、その土地の文化や歴史、食べ物などに触れられるだけではなく、一人の人間として自分には考え付かないような考えを持っている人に出会うことができる。それは本当に刺激的です。韓国に行ったことで「異文化交流」という言葉がすごく現実味を持つものになりました。

『金ゼミのこと・金ゼミと自分の関わり方』

朝起きるのも、一日の計画を立てるのも、一緒に歩くのも、食事をするのも、シャワーを浴びる順番を決めたり明日起きる時間を決めるのも、すべて相手は金ゼミ生。そんなわけでこの合宿は何をするにも必ず金ゼミや金ゼミ生について考えることが必要でした。これも今考えればこの合宿の一つの意義だったのだと思います。
だからこそ他の金ゼミ生と自分の意識の差を直に感じていました。前から悩んでいた「自分はゼミにとって存在価値がないのではないか」ということも自分に迫ってくるようでした。しかし、先輩に個人的に相談したことや、金先生や4期生との話し合いを通して、自分は自分をあまり客観的に見ていなかったのだということがわかりました。一人で悩み続けることは、結局自分を狭い視野で主観的にしか見れていなく、なにを解決すべきなのかも把握できなくなるということだと思いました。「一歩を踏み出すべき時は勇気を出して踏み出す。しかし自分の関わり方を無理に変える必要はない」そう仰っていた先生、そしてそれを個性だとも言ってくださった先輩。また7日の部屋ごとのトークのとき、「焦る必要はない」「もっと遊んだほうがいい」とアドバイスしてくれた先輩、自分に対して思っていることや印象を真剣に言ってくれた4期生。自分は大学に入ってからどの集団にもコミットしてこなかったために信頼できる先輩や同期がいなかったのですが、この合宿を通して今自分はそんな方々に囲まれていることを知り本当にうれしく思いました。自分は、この合宿では思うように自分を発揮しきれたとは言えませんが、今後の取り組み方やゼミをどうしていくかを考える切り口になったと思うので、合宿後をより大切にしていきたいと思っています。

『プライオリティーとコミット』

この二つは似ているようで違うと思いました。人にはさまざまなバックグラウンドがあって、所属している団体も今一番必要なことも違うと思います。そんななか、ゼミのことを最優先にして、たとえばグループワークに常に出席することができないこともあるのではないでしょうか。数多く参加するかことも大切かもしれませんが、たとえそれができなくても「コミット」は誰もができると思います。例えば自分は1回しか参加することができないけれど、その一回は必ず他のことは考えずに今取り組んでいることについて全力で考える。どれくらい自分がそのことに対して真剣になれるか、それがコミットの一つの尺度でもあると感じました。


お疲れ様でした!そして秋学期からもがんばりましょう。

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