2009年8月18日火曜日

短期バイトから学んだこと

 夏休みブログアップ18日担当の斉藤です。

 今回は合宿から帰ってすぐ始った短期バイトを通して感じたことを書こうと思います。
私は今ある観光地で、その場所限定のおみくじのようなものを販売するというアルバイトをしています。具体的な場所や勤務内容についてはあまり口外しないように言われているので少し抽象的になってしまいますが・・・  8月中のみで全部で6回勤務があり、今3回終えたところです。朝の7時30分頃に出勤し、19時頃まで勤務します。宝くじ売り場のように狭い空間で、3人で仕事を回します。作業は単純で、おみくじを作り、結び、そしてお客さんを呼びこんで販売をします。このような単純な作業のため、特に覚えなければならないこともなく、初日から一人前に勤務することができます。

 さて、このような単純な仕事からでも学べることが結構あります。
まず、人間観察ができます。このおみくじ、実は1000円はいかないのですが結構な値段はします。なので、最初は一体だれが買うのだろうと思っていました。しかしこれが結構売れるのです。大人から小さな子供まで、さまざまな世代の人が買います。そこで私が気付いたことは、このおみくじを買いに来る大半の人の顔には輝きが見られないということです。特に小さな子供などは、「ほら、あんたこれ欲しいんでしょ」と言わんばかりに半ば背中を押されながらおみくじを選んでいきます。今の社会に生きる子供たちは、物質的に飽和状態なのだ、と改めて感じました。何か欲しい、と熱望することはもはやないのでしょうか。自分が小さい頃は、欲しいものがあると、大騒ぎをしてやっと買ってもらえるという感じでした。その分手に入ったときの喜びはものすごいもので、しばらくはずっと握りしめていたものでした。
飽和状態なのは子供だけではなく、大人も、ただなんとなく、その場の雰囲気に流されて買っているという感じがしました。最近、レジャー施設や観光地では、楽しむためには「消費」が不可欠です。そのような場所で思い切り楽しむには、あらかじめ設定された娯楽をお金で買う。買ってなんぼ、という雰囲気があります。そこではもはや「あれが欲しい」と熱望するような能動的な購買行動は起こらないのではないでしょうか。私たちも無意識のうちに、能動的な購買行動をしなくなっているのかもしれません。

 そして、仕事をするにあたって、ちょっとした気遣いがいかに現場を上手く回していくか、ということも学びました。この作業、単純ではありますが、意外とハードでした。休憩はありますが、ほぼ10時間立ちっぱなし、販売しているものの性質上ある程度お客さんを楽しませるために高いテンションを保たなければならない、蒸し風呂状態、お盆の時期だったので人混みがすごい、販売と呼びこみとおみくじ作りを同時進行させなければならない・・・ このような状況のなか時間が経つにつれて3人ともかなり疲労がでてきます。そんな時、「飲み物とか大丈夫ですか?」「これ自分がやりますよ」「ありがとうございます!」などちょっとした言葉ですが、これをマメに言い合うことで、自然ともう少し頑張ろうという気持ちになれるのです。自分もこのような言葉を積極的に発するように心がけました。また、作ると売るはだいたい分担しているのですが、この連携もとても重要で、一度作る人が効率を考えて一人別の場所で作っていましたが、その日は上手く現場が回りませんでした。作る側は売る側の様子を見ながら、売る側も作る側に声を掛け合い、お互いが見える位置にいることが大切です。連携するには、きちんと相手の状況を把握していなければならない。あらゆる組織にも通じることですが、結束はそのようにして出来ていくのだと感じました。

 私は普段予備校で個別指導のアルバイトをしています。それはそれでやりがいはあるのですが、予備校に来るひとは、皆なんらかの向上心を抱いているという点で同じような人種が集まってきます。その意味で予備校は閉塞的な空間なのだな、と感じていたので、今回自分がやったことも考えたこともない仕事にあたることができ、社会の違う一面を見ることができたと思います。方々からさまざまな目的をもって(あるいは無目的だったり)やってくるお客さんと接して、毎日初対面の人と連携をして作業をし、それはとても疲れることではありますが、自分にとってとてもよい刺激になりました。まだあと3回あるので、稼ぐだけでなく新たな発見をたくさんしていきたいです。

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