2009年6月17日水曜日

【書評】テレビCM崩壊【竹内】

テレビCM崩壊

広告業界には、興味がありこの本は楽しみでしたが、少し期待はずれでした。

テレビ価値は下がることは、前々から言われていることであるし、その解決策も目にするものばかりで特に新しさも感じられなかった。
テレビCMが崩壊する時、考えなくてはいけない事が2つあると思う。
・テレビの価値の低下をどう食い止めるか
・テレビ以外のメディアをどう広告に導入するか
の2点である。
この本で、2番目の論点には考察があったので、そちらの方について自分の考えを述べてみたい。

ネットはメディアとして用いるというよりもよりシームレスになっていくと思う。言い換えれば、ユビキタス環境が充実していくと思う。その中で、鍵を握るのは、携帯端末ではないだろうか。

町中では、デジタルサイネージがよく見られるようになった。このような屋外のメディアが携帯端末と連動し広告を出していくようになると思う。これからもっと携帯端末は進化していく。データの通信量や記憶容量も飛躍的に伸びていくだろう。携帯端末が進化していくと過程すると、ユーザーの顧客データが携帯端末に蓄積されていく。これによりユーザーによりカスタマイズされた情報が提供されると思う。リスティング広告は検索キーワードに相関した広告しか打てなかったが、携帯端末に顧客情報が蓄積されていくとより広告の精度が増すからだ。

これとより地域に特化したデジタルサイネージと携帯端末の組み合わせがこれからの広告の主流になるのではないかと僕自身は考えている。いづれにしてもネットというよりも携帯端末が次の広告メディアとして、存在感を増してくると思う。

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