水野敬也著『夢をかなえるゾウ』
形式としては自己啓発小説ですが、そんじょそこらのいかにもな自己啓発本を読むよりも自分の中にすっと入ってきて、実践できる、いい意味で「お手軽」な本です。
自己啓発の本は世界中にあふれているのに、その本を読んでも成功者は増えない。その理由は3日坊主になってしまったり、その法則が本人に向いていないということもあるだろう。
だからこの本は、既存の成功者達が行っていたことを小説(むしろ漫才に近い)という理解しやすい形式に置き換え、誰でも実践できるような気になり、またそれを続けることができるように書かれている。
よく、今日できることは今日中にするといったことを念頭に掲げることがある。これは、今日できることという、短期的なことだけではなく、やりたいことを今日中にやるということにも置き換えて実行できる。
「俺はやりたいことだけやって好きに生きていたいんだ!」という人間は多い。しかしそれと同時に「やりたいことってなんなんだろう。」とやりたいことについて考えてしまう人も多い。この2パターンの人物は重なり合う点がよくある。やりたいことってなんなんだろうと考えている時点で、その人はやりたいことをして生きていくのは難しい。まず行動に起こすことが大事なのだ。
自分が子供の頃は、やりたいことをやるという意識の中生きていただろうか。そんなことは決してないはずだ。子供の頃の自分は、「おにごっこおもしれええええええ!」「ドッジボールやべええええ!」といった風に、まず行動をして、その楽しみを純粋に味わっていたのだ。やりたいことを探して探して探しぬいてという行為の果てにたどりついたことが、確かにその人にとっておもしろいことなのかもしれない。しかし、その探しぬく旅は決して楽しい道のりではなく、また、そのために悩んでいる時間ももったいない。
やりたいこと、できることを今日中にまず行動に移す。行動こそが1番大事なのだ。
2009年6月18日木曜日
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