joseph jaffe著
翔泳社
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テレビCMをとにかくけちょんけちょんにしている本。
例えば、以下のフレーズのようにである。
テレビCMは引退をずっと前に越えたアメフト選手のようだ。技術の進歩と消費者行動の変化の猛撃の前に、チームの他のメンバーもアザだらけで痛痛しい彼を守ることができない。
とにかくテレビCMをけなしてはいるが、筆者の文章から、テレビCMの効果が全くなくなるというニュアンスはうけとれない。
おそらく変わろうとしない広告業界に対して警鐘をならすためにあえてこのような表現をとっているのだろう。
テレビの効果は絶対的なものとして残り続ける。ただそれに依存している時代は終わりだ。
メディアの特性を理解した上で、最適なコミュニケーション手段をとるべきだ。
以上が筆者の言いたいことであるように思う。
印象的だったのが
ラジオCMは「聴」
印刷媒体は「視」
テレビCMは「視聴動」
インターネットは「視聴動」+「参加(インタラクティブ)」
という定義づけだ。
これはうまく各メディアの特性を捉えた表現であるなと感じた。
この本が出た2006年当時はやはり広告業界においても危機感がなく、テレビCM依存体質からの脱却ができていなかったであろうが、現在は比較的、危機感をもって対応している(もしくは対応しようと努力している)ように思える。
組織の面でもそれが言えるであろう
電通や博報堂などでは組織改編が行われ、メディアを越えた連携というのが取りやすい組織作りが進められている。
今後どのように消費者やメディアが変化し、広告の形態が変化していくのだろう。注目したい。
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