2009年6月23日火曜日

【ホンヨミ!】クラウド・コンピューティング【栫井】

クラウド・コンピューティング/西田宗千佳


前回のNCをやるにあたって、大賀さんにお借りした本。
時間がなかなかとれず、最小限しか読めないままプレゼンに臨んだのだが、読んでおけばよかったと思った。出てきた意見に対応できそうなことがたくさん書かれていたし、クラウド・コンピューティングを全体から見ることができた。

クラウド・コンピューティングという言葉は、技術ではなく現象を表すという見方に、今までふわふわしていた言葉の意味が頭の中で少し落ち着いたように思えた。筆者の言うように、雲ではなく氷山の一角としてみると良いのかもしれない。今までのさまざまな技術動向の結果として、クラウド・コンピューティングという言葉で表現されているのだ。
この言葉を、今まであった技術の言い方を変えただけで単なるバズワードであると言う人も多いが、クラウドというのは「発明」ではないのだ。
ゼミで特に話が出たセキュリティの問題・サービスの不具合についても書いてあった。ウェブアプリとローカルアプリにはそれぞれの良さがあるし、それぞれ不具合が起きることはありうる。正直読んでいて、どちらにも同じようにメリットデメリットがあって、どちらを使った方がいいのか、よくわからなくなってきた。
セールスフォース・ドットコムのCEOが言うように、すべてがクラウドに移行するとは私には思えない。企業内では今後クラウドの連携によって、公開が難しい部分と公開するメリットが大きい部分を切り分けて使い勝手を良くしていく、というのが現実的な形だろう。
この本を読んでみて、自分の知らないコンピューターの話に触れられ、もっと勉強していきたいと思った。

大賀さんありがとうございました!^^

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