2009年6月26日金曜日

【ホンヨミ!】広告【斉藤】

 新しい教科書 広告 天野祐吉

 あらためて広告ができるまでの過程を知ることができたが、その中で意外と不可欠な役割はメーカーだと思った。メーカー自身で広告を制作することはあまりない。しかし、メーカーは代理店に広告を依頼するときに行うオリエンテーションで、自社の理念」は何なのか、どのような商品を開発して、それのどこが売りどころで、どんな人に手に取ってもらいたいか、などを明確に提示しなければならない。メーカーと代理店の間に暗黙の了解のようなものが存在し、あまり大規模なオリエンテーションを行うことがない場合もあるが、たいていの場合、メーカー側も自社をアピールするプレゼンテーションを行わなければならない。ここで代理店の興味を引きつけない限りは、よい広告はできない。
 現在広告特殊の授業で、自分たちが代理店のつもりで、スポーツメーカーPUMAの企業イメージを上昇させるためのキャンペーンを提案する、というグループワークをやっている。メーカーからのオリエンテーションとして、PUMAの売り商品や、どんなイメージにしたいか、またPUMAの利用者の年齢層や、その人たちが現在どのようなイメージを持っているかについてのデータが与えられる。その時に実感したことは、もっとこんな情報があれば、とかこれは何故なのか、本当なのか、それさえわかればもっとよい提案ができるのに!というもどかしさであるy。メーカー側のプレゼンは代理店側のプレゼンより印象が薄い。しかし代理店と協力してよい広告をつくっていくためには、メーカー側の入念なプレゼンが重要だと思う。

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