ブランド大繁盛
ブランドについての本は金ゼミの読書の中だけでも3冊目なので、特に真新しいものは見当たらなかったような気がする。
筆者は本書の中で今の世の中を知価社会と呼んでいる。これは、消費者が商品に機能だけでなく、付加価値を求めるようになった社会と言い換えられるのではないだろうか。例えば、携帯などを見てももはや消費者は料金プランや機能だけで選んでいない。もともと携帯は通話とメールだけの機能しか持たないはずだ。しかし、消費者はそれ以外の機能やデザインを求めている。iphoneの売れ行きが好調なことからもわかる。
ブランドもこの付加価値の一部なのだろう。製品を持つ事によって生じる優越感などがブランドの付加価値だ。これを醸成していくにはある程度の時間が必要だろう。意識してブランドづくりを行うという企業の姿勢は上辺だけで、長続きしない気がする。企業理念をしっかりと設定し、それを長い間守り続けたからこそ確固たるブランドが生まれてくるのではないだろうか。
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