2009年6月26日金曜日

【書評】出会う!技術【勝部】

人との出会いは一期一会とよく言うが、誰もが他人に依存することで生活を成り立たせている。他人が作った食事を食べ、他人が作った歌を聴き、他人と時を過ごすことで楽しみを享受する。人と出会うことは人生における大きなウェートを占めている。

本書は「コミュニケーションとは共通点を探し出し積極的に理解すること」と「そのためには行動が必要である」ということを述べている。筆者は出会いの結果は「場数×確立」と述べている。その上で、仲良くなる可能性を「接触回数×接触時間×相手への気持ち×人間関係の技術」としている。素晴らしい出会いのためには、場数だけでなく「相手への気持ち」と「人間関係の技術」が求められているのだ。

また、筆者は出会いを「探す」だけでは何も生まれない、「決心する」ことから全ては始まるとも書いている。漠然と「面白いこと無いかなー」と思いながら日々をすごすのではなく、「自分の運命は自分で決める。それと同じように今日運命の出会いをするんだ。」と決意を持って日々を生きる方が面白いに決まっている。

「運命の人」とはどんな人だろうか。筆者は「自分と何か違うものを持っている人」か「自分を確立している人」だとといている。自分が運命の人と出会うためには、自分が他人にとって運命の人になることが最短だ、とも筆者は言う。そのためには、自分が魅力的になればいい、そのための自己投資は惜しんではいけないと思った。

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