2009年6月26日金曜日

【ホンヨミ!】ご当地ラーメンの地域ブランド戦略【金光】

『ご当地ラーメンの地域ブランド戦略』 関満博、古川一郎

ラーメンは正直、あまり好きじゃない。
だってまず女の子だけではラーメン屋さんに入りにくいし、入ったところであの回転の良さと威勢の良さ。もくもくの湯気の中、黙々とラーメンをすするお客さんたち。落ち着いて食べられないし、ゆっくり食べていたら麺が伸びちゃうし、味も単調だし…

でも、日本人でラーメンを食べたことがない人はたぶん、いない。
それくらいおなじみのソウルフードなのだ。

この本自体は、それぞれのご当地ラーメンについてブランド化された過程などが章ごとに述べられている。全体を通してどうなのかという考察に乏しいところが惜しい。その土地土地によって特徴も状況も違うから共通項を探すのは難しいのかもしれないけれど。
でも、どうやらラーメンはメディアになる要素を十分持っている素材らしい。
特に、地方を活性化させる起爆剤としての。ラーメンをもとに地域を盛り立てた町の例を見ると、皆、一生懸命だった。「ラーメンが好き」とか「このラーメンをみんなに食べてほしい」とか純粋な気持ちがつながって、ブランド化が成功しているように見えた。これは今週読んだ、企業の成功例とも共通点があると思う。
少し前に「讃岐うどん」が題材の映画があった。ラーメンをネタにしてショート映像を作っても面白そうだな、と思った。

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