2009年6月23日火曜日

【ホンヨミ!】アカデミック・スキルズ【田島】

『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門』 佐藤望他編著

(0612週の書評)
私が受講している「アカデミック・スキルズ」という授業のテキスト。この授業は「情報を集め、整理し、アウトプットする」という大学生に必要とされる基礎的な能力の養成を目標としており、そのメインテキストである本著も、発表や論文を控えたときに逐一見直せるような有用性のあるものになっている。
この本は「知とはなにか、教養とはなにか」という疑問から始まる。何のために勉強するのかというのは大学生である私たちがいつも考えなくてはいけないことだろう。現在の私にとって、それは「面白い」からである。第一に、考えるという行為は楽しい。実際のところ私はグーグルやアクトビラに対しそんなに興味があるわけではなかったが、それについて一生懸命考えることは楽しかった。新しい技術についてはいまだ答えが出ておらず、なおかつ現在進行形なので、考えるのは難しいがわくわくするし、フィードバックもある。第二に、知識を得ることは楽しい。興味があるものだと知識を得るのは楽しいし、逆に知識を得ることで、いろんなものを楽しめるようになる。以前は著作権法に対して知識もなければ、だからこそ関心ももてなかったが、今は金ゼミなどで知識を得て、著作権を考えながらインターネットができるようになった。知識が増えると、世の中に「面白い」と感じることが増えるから、とてもいいことだと私はおもう。
その後は情報収集の方法、整理方法、論文の書き方などがまとめてあってとても助かる。図書館や電子ジャーナルの使い方などについても詳しく書いてあるので、活用できる度合いは高い。大学生活において一冊持っておくととても便利な本だと思う。

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