すごい会議/ 大橋禅太郎
意外にもそれほど新鮮な内容はなかった。なぜかなと考えたとき、3月まで所属していたサークルのことがつよく思い出された。
そのサークルというのは、海外インターンシップを運営している学生団体で、その活動内容・活動量を思うとサークルというよりれっきとしたNPO法人といった方が正しいかもしれない。辞めた理由はその組織や活動がきらいになったということでは一切なく、ただ他の事との両立を考えたときに、このまま続けていくことは困難と判断したからである。
さて、個人的な事情はさておき、そこでいつもおこなわれていたミーティングの在り方を思い出してみたい。まず議論を始めるまえに、その回のアジェンダを設定する。そらにその際、各論点にあてる時間配分の目安も決めておく。時間制限を設けることで各段に効率はupするし、逆に時間制限がないとあまり有意義な議論は行われないことが多い。議論の最中には、必要であればポストイットや用紙に意見を書き込んでいき、話を整理しやすいよう視覚化する。議論がある程度かたまってきたところで、グループ全体の目標や活動計画、それに個々のタスクとdead lineを決める。
そう、本書で書かれている会議のポイントといくつか重なるところがあるのだ。当時は多くのミーティングで、上級生が主体になってそのようなマネジメントを行ってくれていたのであまり意識してはいなかったのだが、今あらためてそのミーティングの良さに気づいた。そして今更ながら、上級生に頼りすぎず、当時からもっと議論に貢献しようという気持ちを持ち、また意見もより建設的なものが言えていればよかったという反省の想いが湧いてきた。
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