2009年6月23日火曜日

【ホンヨミ!】次世代コミュニケーション【大賀】

横山隆治他著「次世代広告コミュニケーション」(2007年、株式会社翔泳社)
2009年6月23日読了

※参考図書
週間東洋経済6月13日号「大激震!広告サバイバル」

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日々の生活を思い起こしてみる。朝、朝ご飯を食べる前にテレビをつける。しかし番組を見る時間はないので、データ放送で今日の天気を確認するだけ。その後大慌てで準備をし、電車に乗る。始発に近いので大体座ることができる。座って一息つき、目の前に見える広告に目を通す。新しいお茶が発売されたらしい。「にごり」か、変な名前だなあ、まあ気になるから今度買ってみるか。そんなことを考えていたら睡魔に襲われ、気がつけばぐっすり眠っていた。「秋葉原ー秋葉原ー」車内アナウンスが響く。やばい寝過ごすとこだった!慌ててホームに降りる。コンタクトがずれて目の前がよく見えないけどとりあえず歩かなきゃ。経験値で稼いだ道筋をたどって山手線のホームに行く。目薬を点してコンタクトを直しつつ電車を待つ。ベンチに荷物だけ置いてちょっと伸びをする。へえ、「古代ローマ帝国展」か、面白そうだな。夏休みに行こうかな。ベンチ後ろの広告に記された博物館情報を見て胸をときめかせてみたり。そんなことをしているうちに電車が来た。混雑した山手線車内に乗り込む。ぎゅうぎゅう押されっぱなしだから携帯も出せないし、本も出せない。うーん困ったな。まあ仕方ない。とりあえず上を見上げて「トレインチャンネル」に目を通す。結構面白いんだよね、これ。続きが気になって降り損ねそうになったことが何度あったか!おっと、気がつけばもう浜松町。次で降りなきゃ。田町に着いて早足で歩く。一限にはぎりぎり間に合いそうだ。改札口近くのフリーペーパーが気になるけど我慢我慢。通学路のフリーペーパーも気になるけど我慢我慢・・・「兄貴」って名前のフリーペーパーいつも気になってるんだけど、あれなんなんだろ。名前からして男性向けな内容?今度誰かに聞いてみよう。そんなこんなで大学到着。さて、今日もがんばりますかね。

・・・このように思い起こすと、いかに屋外で広告に接する機会が多いかということがわかる。ただ思うのは、「ただ見て終わってしまっている」ということだ。例えば電車広告に携帯をかざすと、その商品に関する情報が携帯に送信されるとか、そんな「パーソナルなもの」との連動が有れば面白いのに、と思う。クロスメディアとは、「様々なメディアを連動させて広告効果を高める方法」だという。テレビや新聞といった「マス広告」とインターネットとの連動は進んでいる。しかしそれ以外にも、まだまだ発展の余地はあるのではないか。広告を使って人々の注意を引き付ける。問題は、その後、どのように人々の記憶に焼け付けるかだ。

 一度自分の行動を思い起こしてみると、「効果的な広告」が何であるのかが見えてくる。私は広告会社を志望しているわけではないが、少しだけ興味がわいてきた。次世代の広告を作り出す仕事、やっぱり、魅力的かも。

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