2009年6月23日火曜日

0619ゼミの感想

NC Salesforce.com

 

 今年の始めにやったクラウドコンピューティングの議論の時よりも煮詰めた議論が出来たように思う。日米でのクラウドの導入の違いは、以下の3点に起因する。1.短期的な利益の上昇/下落で経営陣が評価されるか否か、言い換えると即効性を持つかどうかで評価されるという企業風土の違い。2.クラウドはほとんどアメリカの企業によるものなので、他国は踏み切りづらいということ。3.日本の非戦略的な経営--例えば外部へのアウトソーシングへの抵抗など。

 また、日米に関係なく情報というものは一度流出すると取り返しのつかないことになるので、情報のセキュリティ保護のための保守的な姿勢が当分緩和されることはないのではないか。逆にクラウドを提供する側にとっては、商機ともいえる。例えばセキュリティの度合いを数値化するなどして信用を高めたり、セキュリティ度の違いによって価格差別をするなどが考えられる。また先ほどの3点の2番に関わる事だが、ゆくゆくはアメリカの情報一極支配にならないように、各国(特に日本)はそれぞれ自国製のクラウドサービスを展開せざるをえないのではないか。



NC 改正著作権法

 

 最近この話題関連のニュースを全くと言っていいほどチェックできてなかったので、今回のNCは凄く役に立った。というか今までのも含め、4期生のNCがよく調べられて来ているので、感心する。負けてられない(笑)

 裁定制度や国会図書館のサイトのアーカイビングなどは初耳だった。特に後者はウェブサイトの保存という点でかなり重要になってくるのだと思う。ネット上で記事が流れる事が多いIT業界では、重要な記事がリンク切れになっている事などが多々ある。ニュースの保存という面でウェブサイトの保存は重要である。

 日本版フェアユースの取り込みが今回行われつつある事は何となく知ってはいたが、具体的な政策までは知らなかった。一般規定を定め、その他に関しては判例重視というのは、日米法の折衷案のような気がした。



英語プレゼン

 

 テーマがフリーかつ、英語という条件で、かなり各々の素が出ていて面白かった。(ていうか大賀さん凄っ!)皆が言っていること、言わんとしていることはほぼ分かったが、その一方で質問したり受け答えたり、言いたいことがちゃんと英語に落とし込めなかったりで、発信する能力はまだまだ不足していると感じた。英語で話すことにはそれほど抵抗はないので、今回に限らず、英語はゼミの活動に取り入れていっても良いんじゃないかと思う。

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