著作権とはなにか
前から著作権についての勉強不足を感じていたが、この本が少し解決してくれた。かなり内容が凝縮され、簡潔化されているせいかまだ理解していない部分もあるが、満足な内容だった。
この本では、著作権の今までの議論について例を多用しながら解説している。中でも個人的に気になったのは、パロディと著作権の話だ。この問題は非常に微妙な問題だと思う。クリエイティブコモンズに関するレッシグ氏の講演を聞いた後だから余計に気になるのかもしれない。パロディは、レッシグ氏の言う2次創作やRemixにあたるだろう。たしかに、レッシグ氏の言うように多くのものがフリーになり自由な創作が行われれば、民衆のクリエイティビティも飛躍的に向上するかもしれない。だが、やはりクリエイターにはインセンティブも必要であり、ここで重要になるのが、著作権だと思う。かなり、微妙な点が多くどこからが著作権の侵害なのかが難しい。最高裁まで裁判が続くことをみればわかる。今後も著作権が決定的に定義されることはないと思う。技術や文化の流れを見ながら、僕らクリエイター以外の人々も深く考えていかねばならない問題なのだろう。もう少し勉強してから著作権に関する自分の意見をもっていきたい。ゼミにも深く関わるテーマなので、少し時間をおいて議論出来たらと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿