2009年5月15日金曜日

考具/加藤昌治

考具/加藤昌治

考具=考えるための道具の紹介・活用の仕方が書かれている。

アイデアが出てこないと悩む前に、考える姿勢に何が足りないのかを教えられました。まず、実現可能性なんて考えずに、まずはメモしてみるということ。そして、自分が集めたい情報をしっかり認識して、普段からストックしておくこと。
たとえばこの書評1つ書くにしても、最初から記事投稿画面に向かわずに、思ったことを連想ゲーム式につなげてみてからそれをまとめてみる。本当に書くかどうかは別として、思ったことを全部書き出してみると、頭の整理のされ方が全然違う。読む際にも、最初に「この本から自分は何を学びたいか」を意識しながら読むと、心に残るものが断然多い。
ゼミの議論にも応用できると感じたのは、自分がそのとき解決したい課題・問題を意識することで自然と芋づる式に質問が出てくる、という筆者のことばだ。自己統制せずに質問をして、言葉の裏にある機能まで理解できるようにする。自分はそれができていなくて、軽くひっかかったことでも自己統制してしまうところが多い。何が問題なのか、をしっかり意識して臨むべきだと強く感じた。

筆者はなによりも大切なのはアウトプットし続けることだ、とも言っている。こうして拙いながらも書評を書いていると、学んだことは何なのか・そのとき何を意識したのか、流し読んだだけではすぐ頭から抜けてしまうものが整理されてくる。インプットしたものを自分のものにしてしまうためには、アウトプットが必要なのだと実感した。

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