日本のポップな文化、この本では「流行文化」「大衆文化」として書かれているものが、いかに潜在的な力を持っているかを書いた本。私も日夜、このポップカルチャーに触れている人間だけあって、楽しんで読むことができた。
日本のポップカルチャーは、日本内部よりも、諸外国からの評価が高いかもしれないこと。あまり日本人はその価値に気づいていないかもしれないが、日本のクリエイターの力はすごい。特に、本書でも触れられているように、アマチュアからの力がどんどん伸びてきている。現在では、より多くそのクリエイターの力を発揮できる場として動画であればyoutubeや、画像であればpixivのようなプラットフォームが整備されてきている。このようなプラットフォームを有効活用すれば、日本のポップパワーがもっと世界に羽ばたくこともできるだろう。
余談だが、ポップカルチャーの恩恵を賜っている人間の1人として、また特にオタクカルチャーを、身をもって感じている人間として、この文化を「日本に生まれてよかった」ではなく、「世界中で話せるネタでよかった」と感じたい。世界にムーブメントは起こっているようだが、まだまだ。フランスの文化戦略のように、これからも発展して欲しい。
と、同人音楽を聴きながらこの記事を書いている。
上海紅茶館!
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