2009年5月15日金曜日

ジャーナリズム崩壊

まず、何よりもショックだった。自分の信じてきた、少なくとも信頼はしていた日本ジャーナリズムが、もしもこの本に書かれているとおりならば、それは全くクリエイティブではないし、むしろ全体の価値を低下させるものである。
本書の描写が正しいならば、記者クラブと新聞社、NHKなどの実態は、エリート主義が跋扈する価値生産性のない空間ということになる。良い結果を出しても、同僚から足を引っ張られたのではかなわない。自分の表現が上司から口を出されて面白みのない記事にされては、努力の意味が失われる。本当に由々しき事態であると思う。
自分は少なからず日本のジャーナリズムを信じてきた人間だし、将来の職業の内の一つとして考えていたが、立ち止まらざるを得ない。本書の内容は本当なのか、実際に働いている人に聞いてみると同時に、自分が最も活き活きと仕事ができる環境かどうかも考慮にいれなければならないだろう。
それにしても、就職活動をさらに憂鬱にさせかねない。

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