2009年5月13日水曜日

天才の読み方

この本は、天才を自分の課題を明確化し、その課題の修正のために圧倒的な努力をする人と定義している。ピカソ、シャネル、宮沢賢治、イチローという4人を取り上げているが、この4人は努力を惜しまないという共通した特徴をもっている。

この本でも少し述べられているが、努力するためには、インセンティブとして楽しさが重要だと思う。ここで言う楽しさは、成長した喜びと言い換えることもできるだろう。この楽しさを得るために、人のマネをしたり、自分に対するチェックポイントを設定することで成長を早める仕組みも重要になる。ここの仕組みづくりが天才はうまいのだと感じた。例えば、ピカソはその作品制作スタイルに仕組みづくりの上手さがうかがえる。ピカソは作品を丁寧に時間をかけて完成させるというスタイルではない。作品をとりあえず制作し、課題を上手にみつけ、それを次回の作品に改善させる。このくりかえしを行うことで、必然的に練習の機会を増やし、圧倒的な創造力、表現力を生み出している。

この読書にもあてはまるかもしれないが、単純なことを繰り返し、自分の集中力を磨きつつ、成長するための仕組みを作ることが不可欠だと感じた。
努力を楽しめるような洞察力を育む必要がある。そこから自分にとって最適な努力のプロセスを体系化していかなくてはならない。

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