投稿が遅れて申し訳ありません。
レッシグ氏の講演、Creative CommonsについてのDiscussion
今回行ったように、一つのテーマについてOne Slideプレゼンを行うのは、多様な視点や考え方を共有し議論する方法として大変有効だと思いました。「アマチュア本位の制度ではないのか?」「CCの法的効力」「ゲーム理論の視点からのCC」など、自分では決して考える事のできない視点からのプレゼンばかりで勉強になりました。特に印象に残っているのは、岸本君が発表していた、CCに頼らないHybrid Economy文化の収益モデルの話です。違法アップロードに対するYouTubeの対応として、①ブロック②トラック③マネタイズという、プラットフォームがもたらすHybrid的な解決は個人的に衝撃的でしたし、他にも同様のケースがないか、チェックしていこうと思います。また、金先生が仰られていた、「著作権と特許の方式の違い」の話に関連するものとして、取引費用(検索・交渉・監視のコスト)の話は知りませんでした。人間の行動をガバナンスする際の4つのファクターの話も大変納得しました。
輪読「市場を創る」1〜3章
人間の持つ無限欲求と希少な資源という「条件」の下で効率的生産配分を「目的」とし、どのような手段を採用するか、という最も重要なフレームの話は大変衝撃的でした。政府が全てを国有化し管理しようとする中央集権的計画経済なのか、自律分散的な市場経済なのか、あるいはコラボレーション・ボランティアが生む第3経済を採用するのかという事は以降の章に取り組む上で、常に頭の中にフレームとして置きつつ読み進めようと思います。個人的には、「第3経済」というのがどのようなものなのか具体的にまだイメージできていないので、調べてみる必要があると感じました。また上記のフレームの話にも関連して、第3章の「ライセンスか強制ライセンスか」という議論も刺激的でした。
経済学的な基礎知識が無く、理解に時間がかかってしまう箇所がたくさんある本ですが、一章一章丁寧にできるだけ深く理解できるように読んでいきたいです。
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