2009年5月15日金曜日

V字回復の経営

ものすごいサクセスストーリーでした。最後の方にはなんだか熱いものが込み上げてきて涙が出てしまいました。
私は太陽産業の改革前の実情を知り、なんてひどいんだろうと思いました。無駄にプライドが高くて、被害者意識ばかりあって、負け犬根性がついていて、甘えてばかりで、危機感がまるでない。でもこれって、なんだか今の日本に似ているなと思い、急に寒気がしました。政治が上手くいかないのって、政府が改革前の太陽産業みたいな状況にあるんじゃないかなと思いました。また、自分がいつそういった人間になってしまうかも分かりません。そうしたら、私もガン細胞の仲間入り。自分の可能性を信じられる、モチベーションの高い人でありたいと思いました。
また、この本に出てくる黒岩莞太氏にはものすごく感銘を受けました。なぜなら、彼が常に未来を見据えていたからです。最後に書かれていた、今回の改革で一番太陽産業にとって得たものは何かと言った問いに、「人材」だと答えた黒岩氏。「人材」と呼ばれる人たちは未来を担う人。一度成功を収めても、それに満足せずに次へ次へと進もうとする心意気がすごくかっこよかったです。現状に満足すると停滞してしまいます。世の中はこんなにも動いているというのに。停滞ではなく、発展を望み続けたいです。

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