2009年5月22日金曜日

【書評】その他大勢から抜け出す成功法則【村山】

本書では、成功している人と、成功できない人の違いは考える習慣(思考法)の違いであるとし、成功者になるために習得すべき11個の思考法が紹介されている。

筆者は、成功していない人間が成功するためには思考法を変えなければならないとし、その方法を、自分が自らの思考をコントロールでき、自分の感情が思考に由来している時、思考をコントロールすれば、感情をコントロールできる、という三段論法を使って説明している。つまり、「思考法」を変えれば「感情」を変えられ、その結果、行動を変えられるのである。そして、筆者は自らが紹介する思考法を特に「成功思考」としていて、成功思考を身につければあらゆる目標を達成できるとしている。成功できていない人間の成功できない(結果)理由は考え方(原因)にあり、成功するためには、単に結果だけ変えようとするのではなく、根本の考え方(原因)を変える必要があるとしている。自分の行動が成功するかどうかは、「考え方(思考法)」にかかっているということである。つまり、成功思考を「習慣」にすることで成果は必ず上がるのである。本書では、この成功思考が11個紹介されている。

本書の中で、ゼネラル・エレクトリック社の前会長ジャック・ウェルチの「ヒーローとはアイデアを持った人間である」という言葉が紹介されているが、たいへん印象的でこの本を読んでからは、その意味がとても分かると思えた。新しいアイデアを創出できるのは、考える習慣(成功思考)が身についている証拠だからである。

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