2009年5月22日金曜日

【書評】ワークライフ“アンバランス”の仕事力【山本】

『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』 田島弓子

 本書の作者は、キャリア支援を行うブラマンテ株式会社を設立し、現在代表取締役としてキャリアコンサルティング事業を手広く行っている田島弓子さん。彼女は勝間和代さん、小室淑恵さんと並んで、まだまだ数少ない社会の第一線で活躍する女性のうちの一人だ。

 本書において作者は寝食も忘れるくらいに仕事にのめり込むべきという“ワークライフアンバランス”な仕事法を提案している。“ワークライフバランス”の必要性が声高に叫ばれている現在、ずいぶん珍しい人だなと本を読み始めた当初思った。しかし読み進めていくと、どうやら“ワークライフアンバランスは若いころの一時期するもので、その後はワークライフバランスであるべき”という考え方のようだ。

 全体の内容としては、よく聞くようなライフコーチングが大半で、目新しいものはあまりなかった。“失敗を活かす”“仕事場などで不満を言わない”“相手の望むものを常に与える姿勢”など、勝間和代さんの著書や講演でもよく聞く内容が多かった。先日の勝間和代さんの講演でも思ったが、やはり営業の仕事が一番社会人を成長させるようだ。

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