引き続き勝間和代氏の著書です。
本書で強調していることは時間の使い方の重要性についてと、人生で一番貴重な資源は「時間」であるということ。
まず時間の使い方に関してですが、氏は本書で時間管理の方法を「時間投資法」と呼んでいます。これは、「より少ない時間で同じアウトプットを出すためにはどういう仕組みを作ればいいか」「中長期的な視点から、何に時間の投資をしておくべきか」ということに焦点を当てて時間を使う手法のことです。つまり、大事なことは将来を見据えて、中長期的な視点であらかじめ「時間の投資」をしておくことで、成果をだしやすくすることなのです。行き当たりばったりで無計画に何かをするのではなく、これから何をするのかをあらかじめ想定して、実際にそれを行うまでに、それを円滑に実行するための時間を投資するということです。さらに、氏は人生で成果をあげるには「お金」「知識」「労働」「時間」などの資源を投入する必要があるとしていますが、その中でも人生で一番貴重な資源は「時間」であるとしています。なぜなら、「お金」は時間があれば利子で増やすことができ、「知識」は時間があれば、学んで増やすことができ、「労働」は長い時間働けば成果を出すことができるが、「時間」だけは、すべての人に平等に一日二十四時間と限られているからです。歴史上の天才たちにも与えられた時間は我々と同じ二十四時間にも関わらず、人によって成果の違いが発生するのは時間の「使い方」が違うからであるようです。
そして、「どのように時間を有効に使って余裕のある生活をするか」ということに言及しています。それは、「時間をつくるために時間を投資する」という考え方です。これは先に言及したことでもありますが、この「時間の使い方」の概念がとても重要なことなのです。
この本を読んでから今まで自分としては効率的に使っていた時間が実は無駄に使われていたことに気付かされました。何よりも大事な資源は「時間」ということで、何をやるにも我々は時間に制限されることを考えれば、その概念も納得できました。自分はまだ中長期的なな視点で計画を立てることが上手くないので、この本を読んでから、その重要性を確認するとともにこれから何とか実践していきたいと考えるようになりました。
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