2009年5月30日土曜日

【書評】フューチャリスト宣言【内山】

フューチャリスト宣言 茂木健一郎・梅田望夫

まず、わたしにはインターネットとかwebとかの知識が著しく少なくて、ゼミの講義でそういえばあの言葉ってなんだったんだろって後で思うことがあったのですが、そういった問題はたいていこの本が解決してくれました。梅田さんの本を何冊か買ったので、これを機に知識の面を強化したいと思います。グーグルは確信犯だといった話とか、世界が広がる、という言葉の意味がものすごくよくわかります。わたしが興味を持ったのは、この著者二人が著作権を擁護するという立場に反対であるということです。著作権を既得権益というふうに言い切ったのは実に気持ち良かったです。わたしもそう思う節があります。偉いのはレコード会社なのかなって、思うことが度々あったからです。日本は著作権においてあいまいにしていた部分を、清算すべきときがきたのだと思います。また、ネットが偶有性に満ちているという考えもとてもおもしろかったです。ネットってそこまですごかったんだ!と思いました。わたしはネットの力をきちんを評価できていなくて、ただなんとなくすごい、と思っていただけだったようです。フューチャリストとは、未来に希望を描き続けられる者。人を、未来を信じて生きていける者。そしてそれは一人では成り立たなくて、未来を志す者が集まって、同盟を組む。わたしも未来に対してポジティブな考えを持つ方でしたが、この本を読んでさらにプラスに考えられるようになりました。

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