2009年5月31日日曜日

0529ゼミの感想!!

おはようございます、斉藤です!

・creative environment

論文というとデータ→考察の硬い一連の流れを想像してしまうのですが、こんなやり方もあるんだな、と頭が柔らかくなりました。特に執筆して終わり、ではなくゼミに反映させたり、担当したひとだけで完結させるのではなく半年程経った現在、ゼミ員みんなで議論をできたのでとても有意義な論文だと思います。さらに深く掘り下げ、なぜ日本にはcreativeな環境ができないのか、なんのために必要なのかを考えられた点もよかったです。なぜ今必要とされているかについて、本でも読んだのですが、日本は現在右脳的な能力が必要とされていて、それは高度経済成長期のような単なる「量」や「技術」だけでは世界における価値もなくなってきているからだと思います。世界規模でもそうですが、その縮図が日本の社会にもできてきていると思います。求められるのはクリエイティブな存在。確かに必要だと思います。しかし一つ疑問に思ったのは結局クリエイティブって何なのかということです。個人個人が多様な考えを持って
いるから、それが発揮される環境でなければいけないというのが基本的な考え方だと理解しました。少し否定的な考え方になってしまうのですが、全てがそのような環境になった時、発想を持てないひと、知識がないひと、考えがないひと、がさらに追い詰められていく社会になるのではないかと思います。クリエイティブが多様性を包括する環境であるなら、このようなマイナスの多様性も考慮していかなければならないと思いました。いづれにしろ、creative environment の基本軸を創っただけで満足ではなく、それが社会に本当に必要なのかをよく考え、さらに必要であるならばその必要性を説いていくことが今後重要になってくると思います。また議論できたらいいです。

・ウェブを変える10の破壊的トレンド

 個人的なことなのですが、今回渡辺さんのお話を聞くにあたって意識したことがいくつかあります。まず、前回の感想に書いた「ノートの取り方」を意識しました。単にメモをとりまくるのではなく、重要だと思ったことに絞って書く。文章を書くよりもキーワードをつなげる(点を線に!)方がわかりやすいことに気づきました。また、疑問に思ったことはなぜ疑問に思ったかを明確に記しておくことを心がけました。次に、前半の「Voice or Die」という言葉がかなり心に刺さったので死なないようにしました。常に何を質問しようか考えながら聞く。すると驚くほどに内容に集中できました。今は発言の質ではなく手を挙げる回数だと金先生が仰っていました。次週のゼミでは何らかの形で6回は声を発していきたいと思っています!
 内容についてですが、やはりネットは「気軽さ」がポイントだと感じました。ネットは事業を立ち上げる際の初期コストがかからないから少人数でも始められるし、多死多産であるから誰でも気軽に始められる。それにブログやSNSなどではそうでなければ一生自分の声を世界に向けて発信する機会のないひとたちにも機会が与えられる、非常に気軽な場です。しかしその気軽さゆえに未だ完全には信用を得られていないのだと思います。渡辺さんが仰っていたように、結局は本だってすべてウェブに書かれていることなのに依然として本にすると売れる。紙媒体はまだまだネットよりも信頼が厚いのかなと思います。ではネットはどうしたら信用をもっと得ることができるのか、そしてそれを模索することにビジネスチャンスはあるとのこと。今後、自分を含めた「ネットを何となく信用していない人」たちにどのように信頼感をアピールするかが課題となると思います。
 最後に発表形式ですが、何人かの方が言っているようにもう少し全体としてまとめておいた方がいいと思いました。ある一つの論点についてゲストスピーカーのかたもゼミ員もフラットな関係で議論をする、などがいいのではないかと。

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