2009年5月29日金曜日

【書評】ケータイの未来【栫井】

ケータイの未来

私が生きるために必要なもの、を3つ挙げるとしたら確実にケータイは入ってくるだろう。依存まではいかないと思うが、ケータイは私含め現代人になくてはならない存在である。

日本では多機能高性能を誇っているケータイだが、一歩世界に出るとシェア率は驚くほど低い。筆者はそれを日本のマーケティング力の不足だと指摘する。その状況は、この本が書かれた3年前からあまり変わっていないのではないだろうか。日本では機能はあればあるほどユーザーにうけてきたと言っても過言ではない。しかし、それが世界でも通用するかというとそうではない。筆者の言うようにマーケティング力・意思決定力の不足もあろうが、やはりそれぞれの現地ユーザーのニーズに応えられていないのが、日本のケータイが海外に普及していかない一番の要因なのではないだろうか。
ケータイ業界は非常にめまぐるしく変わっていく。この内容は3年前のものなので、おそらく今の状況とはずいぶん違うのだろう。最新の情報もあわせてチェックしていきたい。

ドコモの生んださまざまなケータイ機能について読んでいて、次々に開発するのもいいけれど、それと比例して電池パックの性能を上げてくれないものかと思った。今現在のケータイの機能を使っていると、どうしても電池がすぐに消耗してしまう。これ以上の機能をつける前に、もっと長持ちする電池についてもぜひ考えてもらいたい。

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